支援室登録学生による外語祭中の自主活動-GIRASOL

支援室では、学生たちの自主的な活動において、学生からの要望や相談に随時対応し、
企画を実現するためのサポートを行っています。
今回はそのうち、ラテンアメリカの会GIRASOLの展示の様子を紹介します。

 2007年、スペイン語専攻の学生で立ち上げた国際協力系サークル、ラテンアメリカの会GIRASOL(ヒラソル)。
今年も外語祭にて展示を行いました。学習支援やワークショップ実践の報告を模造紙で展示するのはもちろん、会場にはナスカの地上絵のミニチュア版や、メキシコに留学中のメンバーの写真付き留学日記も。途上国で作られたフェアトレード商品の委託販売も行い、中でもアルパカの毛で作られた野菜のマスコットは女性の人気を集めていました。
 
代表のスペイン語専攻3年 工藤薫さんに今回の手ごたえをインタビューしました!
 
-去年はラテンアメリカ地域全体の政治、社会問題などを取り上げましたが、今年の
  コンセプトは何でしたか?
工藤さん:ラテンアメリカ地域についてちょっと詳しく知ってもらいたい、ということでした。自分がペルーに旅行に行ったり、メンバーがキューバ旅行とかメキシコ留学に行ってるということで、地域別に焦点を当てて紹介しました。

-ナスカの地上絵をダンボールに描いて床に展示していたのがユニークでしたね。
 工藤さん:地上絵は去年もやったのですが、去年同様子供が実際に地上絵ね上を楽しそうに歩いてくれて、嬉しい限りでしたね。

-5日間を通し結構な人が来たみたいですね!
工藤さん:大体200から300人くらいの方が来てくれました。特に多かったのはやっぱり府中に住んでいる年配の方でしたね。そのほかにも、去年も来たよ、と言ってくれた方も何人かいましたよ!

-展示の他にPUENTEさんが扱っているペルーとボリビアの生産者が作った商品の委託販売を行いましたね。
工藤さん:お腹がまんまるく膨らんでいるのが特徴の「アニマルマル」という動物の小さな置物が一番人気でしたよ。ほかにも、指人形の形をした動物、野菜のマスコット・ストラップ、ボリビアでは魔除けの力があると言われている「アクマくん」のマスコット・ストラップが好評でしたね。

-いわゆる「フェアトレード」商品ですよね。
工藤さん:はい。生産者に正当な賃金を保証するために値段が高くなっているのですが、お客さんの多くは、それがわかっていても、高くて手を出せないようです。費者にとっては「お買い物を通した国際協力」の手段であるフェアトレードをもっともっと
たくさんの方に知ってもらい、身近なものになればいいな、と感じました。

-まだまだ課題はありますが、全体を通しての感想を。
工藤さん:去年に引き続き足を運んでくださった方がGIRASOLの展示を覚えていてくれて嬉しく思うと同時に、来場者にとって少しでも記憶に残る展示が出来たのかな、と来年の外語祭で展示をする上での励みになりました。


フェアトレード商品の説明をする工藤さん
P1030828.JPG

模造紙一枚一枚にも熱がこもります。
P1030830.JPG

ナスカの地上絵も再現
P1030829.JPG


多文化コミュニティ教育支援室は2012年の東京外国語大学の改組にあわせ、 より広いボランティア活動をサポートするためのボランティア活動スペースとなりました。
(本サイトはアーカイブとして公開を続けています)