メールマガジン38号
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【多文化コミュニティ教育支援室メールマガジン】
第38号2008年11月
文責:河原新
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多文化コミュニティ支援ボランティアのみなさま:
多文化コミュニティ教育支援室メールマガジンの第38号を送信いたします。
このメールマガジンは、月に一度のペースで配信し支援室の活動内容等を
お伝えするものです。
<今月の注目トピック>
★「世界」を感じるワークショップ~多文化コミュニティ教育支援室
日程:11月22日(土)
場所:研究講義棟206号教室
内容:13:00~13:40 ①日本語のわからない子どもたちとともに
14:00~14:40 ②目からウロコの「国当て」ゲーム!?
オープンキャンパスの特別企画として、今回も学生が高校生を対象にワーク
ショップを行いました。参加した高校生は「難しい」「知らなかった」など様々な
反応をしていました。
★第2回多文化協働実践研究全国フォーラムでの支援室ブースのお知らせ
日程:11月28日(金)29日(土)30日(日)
場所:研究講義棟206号教室
内容:今回、支援室ではフォーラムの期間中、支援室の活動内容を紹介したブース
を設けます。気軽に来てください。
★第3回高校生のためのグローバルセミナー
日程:12月25日(木)~26日(金)、2日間
会場:東京外国語大学
対象:高校生
募集内容:支援室では、高校生及び同年代の青少年を対象として、世界の様々
な課題について考え、文化や国際問題に対する感性とコミュニケーション
能力を高めることを目的とした、2日間のセミナーを実施します。
※ボランティアとして当日手伝ってくれる学生を随時募集しています。
※※※※ これからの活動予定と報告 ※※※※
■学習支援活動
▼府中市学習支援ボランティア
学生たちが府中市の小中学校に出向き、外国につながる子どもたちに日本語を
教えたり、学校の勉強をサポートしたりしています。
現在、小学校3計3名に学習支援を行っています。
▼府中国際交流サロン
毎週金曜の放課後、府中国際交流サロンにて学習支援活動を学生たちが行って
います。 9名の児童生徒に対して、10名の学生たちがほぼマンツーマンでの
サポートをしています。
▼川崎市ふれあい館
現在、3名の学生が地域のボランティアの方々と一緒に多くの児童生徒
に対して学習支援を行っています。民族保持活動として学生と児童が一緒に
伝統舞踊を踊ったりしています。
▼足立区立淵江小学校
2名の学生がマンツーマンで2名の児童に対して学習支援を行っています。
検討
▼江戸川区立葛西中学校
4名の学生がマンツーマンで4名の児童に対して学習支援を行っています。
■国際理解教育活動
▼川崎市立下布田小学校 国際理解教育実践
日程:11月27日(木)、12月4日(木)、12月11日(木)
対象:小学5年生(計83名)
内容:音楽の授業の単元で「アジアの音楽に親しもう」というものがあり、
その授業に対して国際理解教育を絡めていきたい、という小学校
からの提案を受けていました。そこで今回はアジアの楽器を元に演奏し、
共通点や相違点を感じてもらおうと思っています。音楽の向こう側に「人」
が感じられる実践を目指しています。
▼府中市立第七中学校 国際理解教育実践
日程:11月7日(金)、11月21日(金)、12月12日(金)
内容:今回はスペイン語専攻が主体となって活動している団体GIRASOLの
学生が中心となってワークショップを行います。実践2回目の11月21日は
外語祭中の本学に招待し、ワークショップを行いました。
▼武蔵村山市立第八小学校
日程:9月8日(月) 2回目の実践日については調整中です。
内容:フレンドシップ校であるラオス・パチュドン校との交流とラオスについての
文化理解を目的に行われます。
▼府中市立第四小学校
日程:3月の間で3回程度
内容:「スーホの白い馬」の発展学習を予定
▼府中市立第五小学校
日程:2月後半で2回程度
内容:調整中
▼新宿区立大久保小学校
日程:1月23日、30日
内容:調整中
■その他の活動
【ボランティア募集説明会があります】
・国際理解教育説明会
日程:12月5日(金)5限(16:30-18:00)
内容:①国際理解教育とは②学生の作った教材の紹介③過去の実践の紹介
④今後の活動予定について⑤質疑応答
・学習支援説明会
日程:12月2日(火)5限(16:30-18:00)
内容:①学習支援活動とは②学校での児童の様子③学生が作った教材の紹介
④支援室における学習支援活動⑤質疑応答
会場:多文化コミュニティ教育支援室(研究講義棟206号室)
事前申込み不要、参加費無料-気軽に来て下さい。
▼うりぬり
朝鮮語専攻の学生と、韓国の留学生が中心となって活動している団体で、主に
小中学校での文化交流や日韓の学生間交流を行っています。
▼Amigos
ポルトガル語専攻の学生が中心となって活動している団体で、地域の外国人児童
生徒に対して、日本語による学習支援とブラジルに関する文化交流などを行って
います。
▼多言語・多文化教育研究センター プロモーションビデオ
完成に向けて現在最終調整中です。
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■支援室インタビュー
▼今月は 国際理解教育活動のアドバイザーである木下さんにインタビューをしまし
た。
河原:まず、支援室での仕事について教えて下さい。
木下:国際理解教育のボランティアアドバイスをしています。
河原:国際理解教育に関わるきっかけを教えて下さい。
木下:青年海外協力隊でスリランカにいったときに世界のことを何も知らない自分に
気がついて、世界のことを日本で伝えたいと思い始めたからです。
河原:アドバイスをする中で学生にもっと「こうだったらうまくいくのに」と思うことはあり
ますか。
木下:子どもたちにとって何が意味を持つのか、そういうことをしっかり考えていると
良い実践ができると思います。自分が伝えたいことだけや、学校のように教
えることではないのです。
河原:日本の国際理解教育をどうしていきたいと思いますか。
木下:日本の学校でもっと参加型の授業が広がるといいし、他者とまじわることの
楽しさが実感できる教育が広がることを望んでいます。
河原:ありがとうございました。
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■学生の視点から
▼支援室の活動体験者の声
ここでは、毎月、活動を行った人たちの感想や意見を紹介していく予定です。
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府中市立第七中学校 国際理解教育を終えて スペイン語専攻2年 工藤 薫
今回、私たちGRASOLは外語祭に中学生を招待し、実践を行いました。内容としては、もし
「ラテンアメリカが100人の村だったら」というオリジナルのゲームを行いました。言語、人種、
富の分配でそれぞれ生徒に動いてもらい、感想を聞くという内容です。クラス単位で雰囲気が
まったく違ったので、対応が大変でした。もっと、生徒が主体性をもって、内容に対して意図に
気付いてもらえるような工夫が必要だと感じ、次回に生かしていきたいと思いました。
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下布田小学校国際理解教育に向けて 朝鮮語専攻1年 長田
私は今回初めてファシリテーターになったのですが、アイディアを出すだけでなく、
それが実行に移せるようになるまで時期を見ながら企画をつめていくのは、想像以上
に難しく、戸惑うばかりでした。それでも何とかここまで来られたのは、一人ひとりの
メンバーの努力の結果だとおもっています。このメンバーで企画ができるのはあと
少しですが、残りの時間を楽しみ、色々なことを学び、小学生に何か一つでも考える
きっかけを残していきたいです!
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編集者より ロシア語専攻4年 河原 新
木の葉が紅葉し、肌寒くなってきていますが、支援室はいつものように活気に
満ちあふれています。なぜなら、国際理解教育の準備が本格的に始動し始めたり、
学習支援も支援校が増えたりしてきたからです。
私は現在、卒論の執筆でなかなか協力できないでいるのですが、落ち着いたらまた
何か支援室の活動に参加していきたいと思っています。
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このメールマガジンに関する御意見、もしくは支援室の活動に関連して、学生にとって
有益な情報がございましたら、t-shien@tufs.ac.jp(支援室代表)までメールにてご連絡
いただければ幸いです。
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