メールマガジン30号

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【多文化コミュニティ教育支援室メールマガジン】

                        第30号2008年3月31日

        文責:河原
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多文化コミュニティ支援ボランティアのみなさま:

多文化コミュニティ教育支援室メールマガジンの第30号を送信いたします。
このメールマガジンは月に一度のペースで配信し支援室の活動内容等をお伝えす
るものです。今回は今後の活動予定と、これまでの活動をご報告いたします。
多文化コミュニティ教育支援室は、本学の学生が大学で学んでいる各国の言語や
文化に関する知識を活かしながら、日本で暮らしている外国人児童生徒に対する
学習支援ボランティア活動を大学としてサポートし、多言語多文化化しつつある
地域社会が求める人材の育成を、以下の活動を通して目指しています。

(1)学生ボランティア活動のサポート
(2)教育研修プログラムの実施
(3)国際理解を深めるための各種講座

※※※※ これからの活動予定と報告 ※※※※

■継続的な活動

▼府中市学習支援ボランティア
 一昨年11月に府中市教育委員会と学習支援に関する覚書書を取り交わして
 以降、着実に学習支援の実践を積み重ねています。
 現在全6校計7名の児童生徒へのサポートを行っています。

▼府中国際交流サロン
 毎週金曜の夕方、府中国際交流サロンにて学習支援活動を学生が行っています。
 今年度の活動は、2月29日をもって終了しました。来年度については、4月11日
 から再開される予定です。
 
▼うりぬり
 引き続き定期的にミーティングや勉強会を行っています。

▼Amigos
 同じく定期的にミーティングや勉強会を行っています。

■多言語・多文化教育研究センター プロモーションビデオ 
現在準備中
 
■国際理解教育活動
・府中市立府中第二中学校 実践
 実践日:2月29日(金)、3月7日(金) 計2回
 対象:中学3年生

■高校生のための国際理解セミナー 
・昨年12月に行った高校生を対象とした国際理解セミナーの報告書が完成しました。
 現在ホームページで公開しています。

■支援室新入生歓迎イベント 
 現在、学生スタッフを中心に新入生勧誘イベントの準備を進めています。
 また、イベントの企画、運営を手伝ってくださる方を引き続き募集しています。

■支援室「卒業式」
 3月27日(木)支援室にて
 これまで支援室の活動に中心となって活躍してくれた卒業生を送るパーティを
 支援室で行いました。卒業生10数名、在校生も10名程度参加し、にぎやかな会
 となりました。

※※※※※ 活動予定と報告の詳細 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

■国際理解教育 実践報告

・府中市立府中第二中学校 実践(2月29日(金)、3月7日(金)の計2回)
 実践1回目では、中学生を外大に招待し、キャンパスを周りながら、世界の多様
 性が学べるような授業をしました。実践2回目では、貿易ゲームをすることによっ
 て、身近に世界を感じてもらいました。

■多言語・多文化教育研究センター プロモーションビデオ 

 支援室の学生たちが、多言語・多文化教育研究センターの様々な活動を取材、
 撮影し ビデオ作りに向けて準備を進めています。ビデオ作りの中で、学生たち
 は様々な現場に触れ、様々な人と話をし、その中で何かを学んでいきます。こう
 いった一つ一つの過程がこのビデオ作りの目的の一つでもあり、構成や内容について
 も学生たちが意見を交わしながら考えていきます。
 
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■学生の視点から

▼支援室の活動体験者の声
 ここでは、毎月、活動を行った人たちの感想や意見を紹介していく予定です。

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府中第二中学校での実践を通して     日本語専攻 朴

 私は今回、貿易ゲームの実践をしました。実践前でのリハーサルをしっかりできなかった
 ためか、連携プレイがうまくできなかったので、準備の段階から学生全体で話し
 合いをしたかったです。中学生を見ていて感じたことは、貿易ゲームで中学生たちは口
 では貧しい国への支援の必要性を言っていました。しかし、優勝チームにだけ大量の
 チョコレートをあげたら、もらえなかった班に配ることをしなかったので、実行に移せていない
 と感じました。

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「変」であれ     フランス語専攻卒業 門脇

支援室は変なところだ。変な人たちが大勢集まって、変な活動を一生懸命にやっている。
外大に数ある団体の中でも、その「変さ」は群を抜いているだろう。でも変であることは
悪いことじゃない。むしろ逆。「変」とはつまり、先例に捕われないこと、既成の事柄を打ち
破ること。小学校の先生から見れば、「学生らしさ」とか「若さ」と映るかもしれない。
新しいものを生み出す「変」のエネルギー。そんな変な人たちが集まる支援室が、私に
はこの上なく面白くて、大好きなのだ。

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皆さんへ     ヒンディー語専攻卒業 小島

私は、府中サロンと学習支援の活動の中で、充実感を感じる場面が多々ありまし
た。それはたいてい、担当している児童と親密な関係を築けた時です。私はサロンで
中学3年生の女の子を担当していました。彼女から学校や家庭、恋愛等の相談を受け
ていた のですが、「先生以外の人に言ったことない」という相談内容も度々ありました
。高校受験の合格発表当日、合格の吉報を伝える電話で「一番初めに先生に連絡したんだよ
!」と 言ってくれたときは嬉しい限りでした。このような素晴らしい体験が出来、本当
に良かった と思います。

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このメールマガジンに関する御意見、もしくは支援室の活動に関連して、学生に
とって

有益な情報がございましたら、t-shien@tufs.ac.jp(支援室代表)までメールに
てご連絡
いただければ幸いです。

多文化コミュニティ教育支援室は2012年の東京外国語大学の改組にあわせ、 より広いボランティア活動をサポートするためのボランティア活動スペースとなりました。
(本サイトはアーカイブとして公開を続けています)