メールマガジン29号

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【多文化コミュニティ教育支援室メールマガジン】

                        第29号2008年2月25日

        文責:河原
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多文化コミュニティ支援ボランティアのみなさま:

多文化コミュニティ教育支援室メールマガジンの第29号を送信いたします。
このメールマガジンは月に一度のペースで配信し支援室の活動内容等を
お伝えするものです。今回は今後の活動予定と、これまでの活動をご報告
いたします。
多文化コミュニティ教育支援室は、本学の学生が大学で学んでいる各国の
言語や文化に関する知識を活かしながら、日本で暮らしている外国人児童
生徒に対する学習支援ボランティア活動を大学としてサポートし、多言語
多文化化しつつある地域社会が求める人材の育成を、以下の活動を通して
目指しています。
(1)学生ボランティア活動のサポート
(2)教育研修プログラムの実施
(3)国際理解を深めるための各種講座

※※※※ これからの活動予定と報告 ※※※※

■継続的な活動

▼府中市学習支援ボランティア
 一昨年11月に府中市教育委員会と学習支援に関する覚書書を取り交わして
 以降、着実に学習支援の実践を積み重ねています。
 現在全7校計9名の児童生徒へのサポートを行っています。

▼府中国際交流サロン
 毎週金曜の放課後、府中国際交流サロンにて学習支援活動を学生が行って
 おり、小学3年~中学3年まで、現在15名の児童生徒が通っています。
 今月15日には、学生たちから子どもたちへバレンタインデーのチョコを渡した
 り年間を通じてさまざまなイベントも企画されています。

▼うりぬり/勉強会
 引き続き定期的にミーティングや勉強会を行っています。

▼Amigos/勉強会
 同じく定期的にミーティングや勉強会を行っています。

■多言語・多文化教育研究センター プロモーションビデオ 
現在準備中
 
■国際理解教育実践
・川崎市立東柿生小学校 実践報告
・府中市立府中第二中学校 実践予定
 2月29日(金)、3月7日(金)の計2回、中学3年生を対象に実践を行います。

■2007年度多文化コミュニティ教育支援室座談会
 2月19日(火)13:00~15:30 国際理解教育座談会
 2月20日(水)10:30~12:30 学習支援座談会

※※※※※ 活動予定と報告の詳細 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

■国際理解教育実践
・川崎市立東柿生小学校 実践報告
 2月18日(月)、4年生を対象に「福祉」について4つのブースを設けて、
 海外の福祉事情を一緒に考える授業を行いました。

・府中市立府中第二中学校 実践予定(2月29日(金)、3月7日(金)の計2回)
 実践1回目では、中学生を外大に招待し、キャンパスを周りながら、世界の多様性が
 学べるような授業を予定しています。

 実践2回目では、貿易ゲームをすることによって、身近に世界を感じてもらえるような
 内容を考えています。

■多言語・多文化教育研究センター プロモーションビデオ 
 支援室の学生たちが、多言語・多文化教育研究センターの様々な活動を取材、
 撮影し ビデオ作りに向けて準備を進めています。ビデオ作りの中で、学生たちは様々
 な現場に触れ、様々な人と話をし、その中で何かを学んでいきます。こういった一つ一
 つの過程がこのビデオ作りの目的の一つでもあり、構成や内容についても学生たちが意見
 を交わしながら考えていきます。
 
■2007年度多文化コミュニティ教育支援室座談会
 2月19日(火)13:00~15:30 国際理解教育座談会
 2月20日(水)10:30~12:30 学習支援座談会
 国際理解教育、学習支援に関わった学生たちによって、座談会が行われました。
 活動を通して気付いたこと、感じたことを、それぞれの体験を交えながら話し、また
 そういったことを今後どうつなげていくべきか、ということで意見交換を行いました。

 この内容は、今年度の支援室報告書に掲載される予定です。
 
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■学生の視点から

▼支援室の活動体験者の声
 ここでは、毎月、活動を行った人たちの感想や意見を紹介していく予定です。

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川崎市立東柿生小学校6年生の実践を終えて   ポルトガル語専攻 東奈

 私は、人が国を代表するわけではないということを伝えたかったのではあるが、結局
 留学生がゲストティーチャーのような位置づけになってしまった。つまり「~人は~なん
 ですか」というフード、ファッション、フェスティバルを問うような質問に終始してしまった。
 自分も留学生の質疑応答に関して丸投げになってしまったので、予め留学生との打ち
 合わせの必要性を感じた。そもそも、子どもたちが偏った質問を投げかけた背景に
 「4ヶ国の国についての新聞を作ろう」という課題があったので、始めの段階から先生と
 協議するべきであったと感じた。

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川崎市立東柿生小学校4年生の実践を終えて     フランス語専攻 門脇
 
 今回の実践で、先生と学生との意思統一が重要であることを痛感しました。前半では
 4地域・国の「福祉」について4つに分かれて学びました。後半は、情報を友達同士で
 共有したのですが、ただの情報共有などに終始し、深い学びができなかった班もあった
 ので、あらかじめ引き出し方も統一しておけばよかったです。

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支援室座談会の感想           マレーシア語専攻  吉原

 私は、府中第二中学校の国際理解教育実践計画をどうしようか悩んでいたのですが
 座談会では様々な視点をもった学生の意見を聞いたり、質問することができたので
 参加してよかったです。これからの支援室の活動で、「より多くの人が色々なものを
 受け入れられるようになるきっかけ」を作っていきたいと思います。

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このメールマガジンに関する御意見、もしくは支援室の活動に関連して、学生に
とって 有益な情報がございましたら、t-shien@tufs.ac.jp(支援室代表)までメールに
てご連絡いただければ幸いです。

多文化コミュニティ教育支援室は2012年の東京外国語大学の改組にあわせ、 より広いボランティア活動をサポートするためのボランティア活動スペースとなりました。
(本サイトはアーカイブとして公開を続けています)