メールマガジン24号

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【多文化コミュニティ教育支援室メールマガジン】
                        第24号2007年7月
      文責:河原
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多文化コミュニティ支援ボランティアのみなさま:
多文化コミュニティ教育支援室メールマガジンの第24号を送信いたします。
このメールマガジンは月に一度のペースで配信し支援室の活動内容等をお伝えす
るものです。今回は今後の活動予定と、これまでの活動をご報告いたします。
多文化コミュニティ教育支援室は、本学の学生が大学で学んでいる各国の言語
や文化に関する知識を活かしながら、日本で暮らしている外国人児童生徒に対す
る学習支援ボランティア活動を大学としてサポートし、多言語多文化化しつつあ
る地域社会が求める人材の育成を、以下の活動を通して目指しています
(1)学生ボランティア活動のサポート、(2)教育研修プログラムの実施、(3)国際理解
を深めるための各種講座。


※※※※ これからの活動予定と報告※※※※
■継続的な活動
▼府中市学習支援ボランティア
 昨年11月に府中市教育委員会と学習支援に関する覚書書を取り交わして以降、
着実に学習支援の実践を積み重ねています。

▼府中国際交流サロン
 引き続き毎週金曜日に学習支援活動を学生が行っています。
現在小3から中3までの15名の生徒の支援にあたっています。

▼うりぬり/勉強会
 引き続き定期的にミーティングや勉強会を行っています。

▼Amigos/勉強会
 同じく定期的にミーティングや勉強会を行っています。

■うりぬり/「国際交流の日」
 日時:6月23日(土) 9時~12時
 場所:町田市立真光寺中学校

■Amigos/「フェスタ・ジュニーナ」
 日時:6月24日(日) 9時~17時
 場所:横浜市立潮田小学校

■多言語・多文化教育研究センタープロモーションビデオ 撮影講座
 日時:6月28日(木) 4限時
 場所:多文化コミュニティ教育支援室

■川崎スタディ・ツアー
 日時:6月30日(土)9時半~15時半 参加人数20名
 場所:川崎朝鮮初級学校、川崎市ふれあい館など

■MIA夏期教員ワークショップ2007
 日時:7月25~27日 9時半~17時半
 場所:武蔵境スイングビル11F

■2007年度夏季多言語多文化共生学講座
Ⅰ国際理解教育入門
Ⅱ外国人児童・生徒の学習支援ボランティア入門
※※※※※活動予定と報告の詳細※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
■うりぬり/「国際交流の日」
 日時:6月23日(土) 9時~12時
 場所:町田市立真光寺中学校  参加者4名

うりぬりは今回、町田市立真光寺中学校「国際交流の日」の講師として、国際理解教育を行いました。
韓国についての国際理解教育を通して生徒は課題設定をし、午後の全体発表に備えました。

■Amigos/「フェスタ・ジュニーナ」
 日時:6月24日(日) 9時~17時
 場所:横浜市立潮田小学校 参加者10名

フェスタ・ジュニーナとは毎年6月に行われるブラジルの祭りで、チェックの田舎風の衣装などを着て、
フォークダンスを踊ったりするイベントです。今回は屋外で模擬店や防災訓練など
もしました。今回Amigosはお店の準備をしたり、防災訓練についてポルトガル語での
簡単な説明などしました。

■多言語・多文化教育研究センタープロモーションビデオ 撮影講座
 日時:6月28日(木) 4限時
 場所:多文化コミュニティ教育支援室

NPO「Action」代表の横田さんの指導の下、撮影のレクチャーを受けました。

■川崎スタディ・ツアー
 日時:6月30日(土)9時半~15時半 参加人数20名
 場所:川崎朝鮮初級学校、川崎市ふれあい館など
 
古くから韓国・朝鮮籍の人々が多く住むこの地域では、「定住」を前提とした町作りが
進められて来ました。このツアーではそのような町作りの難しさや魅力を講師を迎えて
行います。

■MIA夏期教員ワークショップ2007
 日時:7月25~27日 9時半~17時半
 場所:武蔵境スイングビル11F

NGO7団体と支援室を含む8団体が教員を対象に国際理解教育についてのワークショップを行います。
支援室の活動としては今までの活動内容をブースを設けて「多文化する教室に役立つ国際理解教育」
紹介し、学生は体験談を話します。外大からは4名の学生が参加します。


■2007年度夏季多言語多文化共生学講座
小中学校などで、「国際理解教育」や、外国につながりを持つ子ども
たちを対象とした「学習支援」の活動を行う際に必要となる知識や技能
を学ぶことをねらいとして、夏休み期間中に次の2つの講座を実施
します。

Ⅰ 国際理解教育入門

国際理解教育の理論と実践について、その概要を知るとともに、学習
プログラム作成の演習を通して、ボランティアとして国際理解教育の
実践(小中高等学校での授業)に取り組むために必要な視点や考え方
を学びます。とてもユニークかつ魅力的な講師をたくさんお招きします。
お楽しみに!

〔主なプログラム〕

 1日目 国際理解教育とは/小・中・高等学校の国際理解教育/
     ヨーロッパの国際理解教育
 2日目 ワークショップ体験/ワークショップの分析、学習プロ
     グラムの作り方
 3日目 学習プログラム作り(グループ・ワーク)/まとめ

Ⅱ 外国人児童・生徒の学習支援ボランティア入門

この講座は、学生の皆さんが学んでいるそれぞれの言語や文化に関す
る知識を活かして、外国人児童・生徒の学習支援ボランティア活動を
行うことを教育の一環として捉え、多文化化する現代に求められる人材
を育成しようとするものです。

外国人児童・生徒の学習支援ボランティア知識に携わる、あるいは、
将来携わりたいと考える学生の皆さんを対象に、質の高いボランティア
活動を提供するのに必要な知識や技能を修得するための教育研修を
行います。プログラムは各専門家による授業と、実践的なワークショップ型
の授業などで構成されます。
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■学生の視点から
▼支援室の活動体験者の声
ここでは毎月、支援室で活動を行った人たちの感想や意見を紹介していく予定です。

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■共生の街作りについて考える    朝鮮語専攻 嶋田
戦前、戦時中は考えずとも戦後60年以上、日本が外国人(在日コリアンも含む)に
対してどのように状態にあるのかは、これからの他文化化に際し、日本の「土壌」を
示すものだと思う。日本に来る人は「日本人」にならなくてはならないのか、その
あたりをはっきりさせるために議論が必要だと思う。

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■府中サロンの現状報告       朝鮮語専攻 小出 
今年から府中サロンにおける学習支援は小学生を沢山受け入れるようになったこと
もあり、問題も出てくるようになりました。まず、いかに落ち着いた状況で勉強を
させるかが問題です。わたしたちは遊びながら学習できる指導を考案、実践中です。
子供との心のつながりを実感しているののも正直なところで、是非これからも続けて
行きたいと思います。

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■Amigosフェスタ・ジュニーナの感想   ポルトガル語専攻 池田
フェスタ・ジュニーナの準備は朝が早かったので大変でした。地震を起こす防災車の
人体実験についてをポルトガル語を母語とする人々に説明をすることが一番大変
でした。去年と違い、屋外での開催でしたので規模が大きく活気がありました。

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 このメールマガジンに関する御意見、もしくは支援室の活動に関連して、学生
にとって有益な情報がございましたら、t-shien@tufs.ac.jp(支援室代表)まで
メールにてご連絡いただければ幸いです。

多文化コミュニティ教育支援室は2012年の東京外国語大学の改組にあわせ、 より広いボランティア活動をサポートするためのボランティア活動スペースとなりました。
(本サイトはアーカイブとして公開を続けています)