メールマガジン23号

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【多文化コミュニティ教育支援室メールマガジン】
                        第23号2007年6月22日
      文責:河原
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多文化コミュニティ支援ボランティアのみなさま:
多文化コミュニティ教育支援室メールマガジンの第23号を送信いたします。
このメールマガジンは月に一度のペースで配信し支援室の活動内容等をお伝えす
るものです。今回は今後の活動予定と、これまでの活動をご報告いたします。
多文化コミュニティ教育支援室は、本学の学生が大学で学んでいる各国の言語
や文化に関する知識を活かしながら、日本で暮らしている外国人児童生徒に対す
る学習支援ボランティア活動を大学としてサポートし、多言語多文化化しつつあ
る地域社会が求める人材の育成を、以下の活動を通して目指しています
(1)学生ボランティア活動のサポート、(2)教育研修プログラムの実施、(3)国際理解
を深めるための各種講座。

※※※※ これからの活動予定と報告※※※※
■継続的な活動
▼府中市学習支援ボランティア
 昨年11月に府中市教育委員会と学習支援に関する覚書書を取り交わして以降、
着実に学習支援の実践を積み重ねています。

▼府中国際交流サロン
 引き続き毎週金曜日に学習支援活動を学生が行なっています。
現在小3から中3までの15名の生徒の支援にあたっています。

▼うりぬり/勉強会
 引き続き定期的に勉強会を行っています。

▼Amigos/勉強会
 同じく定期的に勉強会を行っています。

■Amigos/鶴見総合高校での学習支援
 日時:6月2日(土)、9日(土) 9時~12時
 場所:鶴見総合高校

■川崎スタディ・ツアー
 日時:6月30日(土)9時半~15時半 参加人数20名
 場所:川崎朝鮮初級学校、川崎市ふれあい館など

■MIA夏期教員ワークショップ2007
 日時:7月25~27日 9時半~17時半
 場所:武蔵境スイングビル11F

■2007年度夏季多言語多文化共生学講座
Ⅰ国際理解教育入門
Ⅱ外国人児童・生徒の学習支援ボランティア入門
※※※※※活動予定と報告の詳細※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

■川崎スタディ・ツアー
 日時:6月30日(土)9時半~15時半 参加人数20名
 場所:川崎朝鮮初級学校、川崎市ふれあい館など
 
古くから韓国・朝鮮籍の人々が多く住むこの地域では、「定住」を前提とした町作りが
進められて来ました。このツアーではそのような町作りの難しさや魅力を講師を迎えて
行います。

■Amigos/鶴見総合高校での学習支援
 日時:6月2日(土)、9日(土) 9時~12時
 場所:鶴見総合高校

日本語の学習支援を必要とするJLC児童生徒を対象に支援を行いました。今回はサポーター15名、
対象の高校生も15名程度で「取り出し型」の授業での日本語のサポートしました。

取り出し型の授業とは、日本語指導が必要な子供たちを正規の授業(国語や社会など)から
取り出して日本語の勉強をさせる形態を指します。

■MIA夏期教員ワークショップ2007
 日時:7月25~27日 9時半~17時半
 場所:武蔵境スイングビル11F

NGO7団体と支援室を含む8団体が教員を対象に国際理解教育についてのワークショップを行います。
支援室の活動としては今までの活動内容をブースを設けて紹介し、学生は体験談を話します。
外大からは4人の学生が参加します。

■2007年度夏季多言語多文化共生学講座
小中学校などで、「国際理解教育」や、外国につながりを持つ子ども
たちを対象とした「学習支援」の活動を行う際に必要となる知識や技能
を学ぶことをねらいとして、夏休み期間中に次の2つの講座を実施
します。

Ⅰ 国際理解教育入門

国際理解教育の理論と実践について、その概要を知るとともに、学習
プログラム作成の演習を通して、ボランティアとして国際理解教育の
実践(小中高等学校での授業)に取り組むために必要な視点や考え方
を学びます。とてもユニークかつ魅力的な講師をたくさんお招きします。
お楽しみに!

〔主なプログラム〕

 1日目 国際理解教育とは/小・中・高等学校の国際理解教育/
     ヨーロッパの国際理解教育
 2日目 ワークショップ体験/ワークショップの分析、学習プロ
     グラムの作り方
 3日目 学習プログラム作り(グループ・ワーク)/まとめ

Ⅱ 外国人児童・生徒の学習支援ボランティア入門

この講座は、学生の皆さんが学んでいるそれぞれの言語や文化に関す
る知識を活かして、外国人児童・生徒の学習支援ボランティア活動を
行うことを教育の一環として捉え、多文化化する現代に求められる人材
を育成しようとするものです。

外国人児童・生徒の学習支援ボランティア知識に携わる、あるいは、
将来携わりたいと考える学生の皆さんを対象に、質の高いボランティア
活動を提供するのに必要な知識や技能を修得するための教育研修を
行います。プログラムは各専門家による授業と、実践的なワークショップ型
の授業などで構成されます。
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■学生の視点から
▼支援室の活動体験者の声
ここでは毎月、支援室で活動を行った人たちの感想や意見を紹介していく予定です。

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■国際理解教育をよりよくするために 朝鮮語専攻 周 
私が思うにはまず先生との関わり、例えば学生の教案と先生の考えのズレを修正し
同じ方向性の元に授業を展開することが必要だと思います。その方が、授業がスムーズ
に展開されると思います。

国際理解教育とは留学生と日本人がチームを組んで小中学校に国際理解授業
を行う活動です。教案は学生と教員が協同で作ります。今後、募集がありますので
是非、参加してみてください。

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■MIA夏期教員ワークショップ2007への意気込み ロシア語専攻 伊藤 
この支援室で今まで体験したことのない活動をたくさんしてきました。ですので
この体験を多くの教師に自分が得たものも併せて伝えていきたいです。

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■Amigos学習支援の感想と問題意識 ポルトガル語専攻 石川 
学習支援を高校で行ったのですが、学習レベルに差があったというのを感じました。
特に私はブラジル人の生徒にサポートをしました。しかし、漢語の説明が難しく、
非漢字圏のJSL児童生徒に対してどうすれば彼らが効率よい学びができるかと
問題意識を持つようになりました。

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 このメールマガジンに関する御意見、もしくは支援室の活動に関連して、学生
にとって有益な情報がございましたら、t-shien@tufs.ac.jp(支援室代表)まで
メールにてご連絡いただければ幸いです。

多文化コミュニティ教育支援室は2012年の東京外国語大学の改組にあわせ、 より広いボランティア活動をサポートするためのボランティア活動スペースとなりました。
(本サイトはアーカイブとして公開を続けています)