メールマガジン22号

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【多文化コミュニティ教育支援室メールマガジン】
                        第22号2007年5月25日
      文責:河原
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多文化コミュニティ支援ボランティアのみなさま:
多文化コミュニティ教育支援室メールマガジンの第22号を送信いたします。
このメールマガジンは月に一度のペースで配信し支援室の活動内容等をお伝えす
るものです。今回は今後の活動予定と、これまでの活動をご報告いたします。
多文化コミュニティ教育支援室は、本学の学生が大学で学んでいる各国の言語
や文化に関する知識を活かしながら、日本で暮らしている外国人児童生徒に対す
る学習支援ボランティア活動を大学としてサポートし、多言語多文化化しつつあ
る地域社会が求める人材の育成を、以下の活動を通して目指しています
(1)学生ボランティア活動のサポート、(2)教育研修プログラムの実施、(3)国際理解
を深めるための各種講座。

※※※※ これからの活動予定と報告※※※※
■継続的な活動
▼府中市学習支援ボランティア
 昨年11月に府中市教育委員会と学習支援に関する覚書書を取り交わして以降、
着実に学習支援の実践を積み重ねています。

▼府中国際交流サロン
 引き続き毎週金曜日に学習支援活動を学生が行なっています。

■アミーゴス・スタディツアー
日時:4月28日(土)10時半~14時 参加人数18人
場所:JICA横浜海外移住博物館

■うりぬり韓国文化理解講座
日時:5月10日(木)18時20分~
場所:110教室(研究講義棟)

■修学旅行で来る中学生の受け入れ
日時:5月23日(水)9時半~14時半

■2007年度夏季多言語多文化共生学講座
Ⅰ国際理解教育入門
Ⅱ外国人児童・生徒の学習支援ボランティア入門―開講のお知らせ
※※※※※活動予定と報告の詳細※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
■アミーゴス・スタディツアー 4月28日(土)10時半~14時 参加人数18人
場所:JICA横浜海外移住博物館

アミーゴスのメンバーが資料館の方の説明を受けて、移住の歴史やその背景などの学びを深めました。
過去の出来事を現実感を帯びて感じることができ、有意義な時間を過ごしたそうです。この活動を通して
今後のアミーゴスの活動に役立てていきたいとメンバーは話していました。

■うりぬり韓国理解文化講座
日時:5月10日(木)18時20分~
場所:110教室(講義棟)
韓国文化理解講座がうりぬりによって行われました。詳細は以下に載せてあります。

■修学旅行で来る中学生の受け入れ
日時:5月23日(水)9時半~14時半
場所:留日センター第一会議室
愛知県豊橋市の中学生4人が修学旅行で外大にやってきます。
「外国人と友達になる」ためには、語学力以外にも大事なものがある、ということを、
留学生への体当たりインタビューを通して経験してもらいます。

■2007年度夏季多言語多文化共生学講座
小中学校などで、「国際理解教育」や、外国につながりを持つ子ども
たちを対象とした「学習支援」の活動を行う際に必要となる知識や技能
を学ぶことをねらいとして、夏休み期間中に次の2つの講座を実施
します。これらの活動にボランティアとして参加してみたいという学生の
皆さんは、ぜひ受講してください。

全プログラムを受講した学生には、受講終了証が授与されます。

支援室には昨年度の授業のシラバスもありますので、興味がある方は
そちらも参考にしてください。

Ⅰ 国際理解教育入門

国際理解教育の理論と実践について、その概要を知るとともに、学習
プログラム作成の演習を通して、ボランティアとして国際理解教育の
実践(小中高等学校での授業)に取り組むために必要な視点や考え方
を学びます。とてもユニークかつ魅力的な講師をたくさんお招きします。
お楽しみに!

〔主なプログラム〕

 1日目 国際理解教育とは/小・中・高等学校の国際理解教育/
     ヨーロッパの国際理解教育
 2日目 ワークショップ体験/ワークショップの分析、学習プロ
     グラムの作り方
 3日目 学習プログラム作り(グループ・ワーク)/まとめ

Ⅱ 外国人児童・生徒の学習支援ボランティア入門

この講座は、学生の皆さんが学んでいるそれぞれの言語や文化に関す
る知識を活かして、外国人児童・生徒の学習支援ボランティア活動を
行うことを教育の一環として捉え、多文化化する現代に求められる人材
を育成しようとするものです。

外国人児童・生徒の学習支援ボランティア知識に携わる、あるいは、
将来携わりたいと考える学生の皆さんを対象に、質の高いボランティア
活動を提供するのに必要な知識や技能を修得するための教育研修を
行います。専攻語は問いません。日本国内の国際化、多言語多文化化
に関心を持ち、ボランティア活動を通して積極的にこれに携わり考えて
みたいと思う方は、ぜひ受講してください。プログラムは各専門家による
授業と、実践的なワークショップ型の授業などで構成されます。

募集期間は5月22日までです。
また、支援室には昨年の授業のシラバスもあります。興味がある方はそちらも御参考下さい。
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■学生の視点から
▼支援室の活動体験者の声
ここでは毎月、支援室で活動を行った人たちの感想や意見を紹介していく予定です。

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■大久保スタディ・ツアーの感想  ドイツ語専攻 唐川 
大久保という町は、実に多くの国から、それぞれの目的を胸に抱く人々が沢山住んでいる。
それゆえ、人々の移動は流動的で捉えがたく、常に変化を遂げている。それがグローバル化
という現象の一面であるという実感をもつとともに、大久保という町が面白いものであるという
気持ちになることができた。

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■多言語・多文化化が進む社会における課題 ロシア語 河原 
いま日本人と外国人の相互理解の必要性が求められていますが、わたしはそれだけでなく
日本人同士、日本に住む外国人同士の理解も深める必要性があると思います。日本人は外国人
を一つの枠としてとらえがちです。外国人自身、自分以外の国を日本人同様によく知っている
わけではないのです。それを踏まえて包括的な相互理解が必要だと思います。

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■うりぬり勉強会の感想  うりぬり代表 日本語専攻 徐 
今回の勉強会ではやはり朝鮮語専攻が中心となって集まった。韓国のことで韓国人の自分でも
知らないことが発見できて参加して良かったと思う。後期には別のテーマでもう一度
勉強会をしてみようと思った。また、今後のうりぬりの活動にも生かしていこうと思う。

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 このメールマガジンに関する御意見、もしくは支援室の活動に関連して、学生
にとって有益な情報がございましたら、t-shien@tufs.ac.jp(支援室代表)まで
メールにてご連絡いただければ幸いです。

多文化コミュニティ教育支援室は2012年の東京外国語大学の改組にあわせ、 より広いボランティア活動をサポートするためのボランティア活動スペースとなりました。
(本サイトはアーカイブとして公開を続けています)