メールマガジン第21号

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【多文化コミュニティ教育支援室メールマガジン】
                        第21号2007年4月26日
      文責:河原
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多文化コミュニティ支援ボランティアのみなさま:
多文化コミュニティ教育支援室メールマガジンの第1号を送信いたします。
このメールマガジンは月に一度のペースで配信し支援室の活動内容等をお伝えす
るものです。今回は今後の活動予定と、これまでの活動をご報告いたします。
多文化コミュニティ教育支援室は、本学の学生が大学で学んでいる各国の言語
や文化に関する知識を活かしながら、日本で暮らしている外国人児童生徒に対す
る学習支援ボランティア活動を大学としてサポートし、多言語多文化化しつつあ
る地域社会が求める人材の育成を、以下の活動を通して目指しています
(1)学生ボランティア活動のサポート、(2)教育研修プログラムの実施、(3)国際理解
を深めるための各種講座。

※お知らせ※
「多言語・多文化教育研究センター」が2006年4月に多言語・多文化社会の
抱える問題解決に寄与するために設立されましたが、2007年4月からは「多文化
コミュニティ教育支援室」はセンターに統合され、教育活動の一環として学生たちの
自主的な活動を支援することになりました。

※※※※ これからの活動予定と報告※※※※
【4月活動予定・日付順】
■多文化コミュニティ教育支援室新学期フェア
日時:4月9日(月)~27日(金)午前9時~午後6時

■府中市国際交流サロン
▼サロン活動再開
日時:4月13日~ 毎週金曜日

■大久保スタディー・ツアー
日時:4月21日(土) 午後3時~8時 場所:JR新大久保駅周辺

■2007年度夏季多言語多文化共生学講座
Ⅰ国際理解教育入門
Ⅱ外国人児童・生徒の学習支援ボランティア入門―開講のお知らせ
※※※※※活動予定と報告の詳細※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
■多文化コミュニティ教育支援室新学期フェア
日時:4月9日(月)~27日(金)午前9時~午後6時
 期間中、多文化コミュニティ教育支援室にて、資料の配付とボランティアの登録受付を
行っています。また、期間中各ボランティア活動の経験者による説明会を開催しております
<活動内容>府中市学習支援ボランティア、府中市国際交流サロン、国際理解活動など

■府中市国際交流サロン
▼サロン活動再開
日時:4月13日~ 毎週金曜日
  昨年度から行われている府中国際交流サロンでの学習支援活動が再開されました。
同時に運営委員長とスタッフが訪問し、今年度の協定書も取り交わしました。卒業した
メンバーに代わって新たに実践に参加する学生もおり、新たな実践のスタートとなります。

■大久保スタディー・ツアー
日時:4月21日(土) 午後3時~8時 場所:JR新大久保駅周辺
「多文化のまち -大久保・百人町を歩く-」をタイトルに、山本重幸氏
(共住懇-きょうじゅうこん-)を講師に迎え、スタディー・ツアーを行いました。
新宿区大久保・百人町は、アジアを中心とした5000人を超える外国籍区民が生活し
ています。1時間ほどの講習を受けた後、街を歩きながら、私たちの身近で進みつつ
ある多言語多文化化を体験しました。

■2007年度夏季多言語多文化共生学講座
Ⅰ国際理解教育入門
Ⅱ外国人児童・生徒の学習支援ボランティア入門―開講のお知らせ
 この講座は、学生の皆さんが学んでいるそれぞれの言語や文化に関する知識を生かして、
外国人児童・生徒の学習支援ボランティア活動を行うことを教育の一環として捉え、多文
化化することを教育の一環としてとらえ、多文化化する現代に求められる人材を育成しよ
うとするものです。
外国人児童・生徒の学習支援ボランティア知識に携わる、あるいは、将来携わりたいと
考える学生のみなさんを対象に、質の高いボランティア活動を提供するのに必要な知識
や技能を修得するための教育研修を行います。専攻語は問いません。日本国内の国際化、
多言語多文化化に関心を持ち、ボランティア活動を通して積極的にこれにかかわり、考
えてみたいと思う方は、ぜひ受講してください。
プログラムは各専門家による授業と、実践的なワークショップ型の授業などで構成されます。
全プログラムを受講した学生には、学長より受講終了証が授与されます。講座の案内と
申込用紙は支援室に用意してあります。

開催日時、募集期間は未定ですが、決まり次第お知らせする予定です。
また、支援室には昨年の授業のシラバスもあります。興味がある方はそちらも御参考下さい。
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■学生の視点から
▼昨年度の支援室の活動体験者の声
ここでは毎月号、支援室に関わってくださった人たちの感想や意見を載せていこうと思います。

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■「国際理解とは何か」
ロシア語専攻 河原
わたしの考える「国際理解」というのは名前からして「すごいこと」「難しいこと」
と思われがちですが、実は身近な所にあると思います。例えば、普段食べている食材が
どこから来たかなどといったことを意識するだけで、国際理解になると思います。
もちろん、人を媒体とした理解も必要であり、そちらの方が直接的で得るものが多いと
思います。そこに私たちの活動意義があるのではないかと思います。挨拶が遅れましたが
メールマガジンとHPの担当をすることになりました河原です。今後ともよろしくお願いします。

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■「コーディネーターのすすめ。活動に興味を持っているみなさんへのメッセージ」
① カンボジア語専攻 柴本
1年間国際理解教育ボランティアをやってきて得たものは、言葉にうまく表せませんけれど、
自分自身いろいろな点で成長できた点です。また、実践に関わるメンバーやその国について
のバックグラウンドなどを知ることにより、世界と自分との距離がいっそう縮まりました。
また、府中サロンの活動をしましたが、何よりも子ども達の嬉しそうな姿をみるのが幸せ
でした。これからも府中サロンの児童生徒が成長できる手助けをしたいです。

②カンボジア語専攻 坂本悠
私は支援室の活動を通していろな人達と触れ合う楽しみを覚えました。私がやっている
国際理解教室では、小学生を相手に外国のことを知ってもらおうと授業を行なっています。
たくさんの人と触れ合う良い機会ですし、支援室の方々はとても親切で良くして下さいます。
一緒に楽しい授業をやりましょう。

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■「学習支援活動で得たもの」
日本語専攻 李 
私が学習支援活動で得たものは自分の日本語を見つめることができたこと、教えることの意味を
得ることができたことです。来年度の活動での目標は、もっと効率よく楽しく教える方法を
見つけていくことです。

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 このメールマガジンに関する御意見、もしくは支援室の活動に関連して、学生
にとって有益な情報がございましたら、t-shien@tufs.ac.jp(支援室代表)まで
メールにてご連絡いただければ幸いです。

多文化コミュニティ教育支援室は2012年の東京外国語大学の改組にあわせ、 より広いボランティア活動をサポートするためのボランティア活動スペースとなりました。
(本サイトはアーカイブとして公開を続けています)