メールマガジン第14号

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【多文化コミュニティ教育支援室メールマガジン】
                        第14号 2006年7月3日
      文責:猪狩伸平
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多文化コミュニティ支援ボランティアのみなさま:
多文化コミュニティ教育支援室メールマガジンの第14号を送信いたします。
このメールマガジンは月に一度のペースで配信し支援室の活動内容等をお伝えす
るものです。今回は今後の活動予定と、これまでの活動をご報告いたします。
多文化コミュニティ教育支援室は、本学の学生が大学で学んでいる各国の言語
や文化に関する知識を活かしながら、日本で暮らしている外国人児童生徒に対す
る学習支援ボランティア活動を大学としてサポートし、多言語多文化化しつつあ
る地域社会が求める人材の育成を、次の4つの活動を通して目指しています。(1)
学生ボランティア活動のサポート、(2)教育研修プログラムの実施、(3)調査研究、
(4)国際理解を深めるための各種講座。

※※※※ これからの活動予定 ※※※※
【7月の活動予定・日付順】
■新スタッフ着任
日時:7月3日(月)
 本日、7月3日より松井智子さんの後任として当支援室に専従スタッフとして岡崎智子さんが着任いたします。

■学生「調査研究員」オリエンテーション
日時:7月4日(火)
ボランティア活動の中核をなす2つのプロジェクト「学習支援活動」と「国際理解教育」のこれまでを振り返り、将来の学生活動に生かすための調査研究を行う研究員を対象にしたオリエンテーションを行います。尚、調査員は7月3日に決定します。

■府中市立第七中学校国際理解教育実践
日時:7月4日(火)
 第七中学校の実践は、全クラス合同で行います。学生はアルゼンチン班、インドネシア班、グルジア班、ブラジル班、中国班の5つのグループを作って活動する予定です。中学生は興味がある内容の班について簡単に調べたうえで授業に参加します。授業は前半が留学生によるプレゼンテーション、後半はプレゼンテーションを踏まえての質疑応答、体験活動の予定です。

■川崎市立宮前平中学校国際理解教育実践
日時:7月7日(金)
 宮前平中学校の実践活動の2回目です。留学生の李冬梅さんが参加する予定です。今回は、フォトランゲージという手法を用いて実践を行います。様々な地域の家族の写真をもとに中学生が一体どのような背景を読み取れるのかを問う実践です。

■川崎市国際理解教育研究会議
日時:7月7日(金)
 宮前平中学校での実践の終了後、授業を題材として研究会義を行います。実際の授業を研究員がつぶさに視察し、実践について様々な角度から検証します。会議には実践に参加する留学生や学生も参加し、よりよい授業作りに向けて研究員との意見交換も行います。

■府中市国際交流サロン4者会談
日時:7月7日(金)、14(金)、21(金)
 学習支援活動を行っている府中市国際交流サロンで児童、保護者、本学ボランティア、府中市のサロン担当者の4者が会談します。児童自身にあった支援と、保護者などからのニーズを取り入れたサポートを行うために、7月7日(金)、14日(金)、21(金)の3回にわたって行う予定です。

■川崎市立土橋小学校国際理解教育実践
日時:7月13日(木)
 土橋小学校では、「一緒に何かをつくろう!」というテーマの下に実践を進めてきました。前回の実践ではクラスを6つのグループに分け、そのグループの中に本学学生・留学生が一名ずつ入って活動しました。現在、児童とFAXで情報の交換をしながら、具体的に児童がやりたいことを形にする作業を2回目に行う予定です。

■共生学講座 シラバス配布
日時:7月20日(木)~26日(水)
 現在、40名の受講者が決定しています。7月20日(木)~26日(水)にシラバスを配布します。受講生は必ずシラバスを上記の期間中に受け取りに来てください。

■ヒンディー語学習支援
日時:随時
武蔵野市立小金井第一小学校ヒンディー語学習支援を行っています。6月から新たな学習支援として、ヒンディー語を母語とする児童への学習支援活動が始まりました。7月も継続する予定です。

■継続的な活動について
日時:随時
▼「東京外大在日外国人交流ネットワーク(Amigos)」の学生が現在新宿区大久保小学校で外国籍児童の学習支援活動を行っています。
▼府中市国際交流サロンに参加している学生がそれぞれ外国籍児童の学習支援活動を行っています。
▼韓国(語)を媒体として地域住民と交流する事を目的として結成された「うりぬり」は品川区立杜松小学校の学童保育である「すまいるスクール」で韓国語、韓国文化講座を行なっています。

※※※※※ニュース目次※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
◆川崎市東柿生国際理解教育実践
◆川崎市土橋小学校国際理解教育実践
◆川崎市立宮前平中学校国際理解教育実践
◆川崎市国際理解教育研究会議
◆川崎市国際理解研究員との学生懇談会
◆多言語・多文化語劇
◆府中市小柳小学校実践
◆フェスタ・ジュニーナ参加
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◆川崎市東柿生小学校国際理解教室
日時:
6月14日(水)1年生対象 フランス
6月16日(金)3年生対象 インドネシア
6月26日(月)2年生対象 ブラジル および5年生対象 韓国
6月27日(火)6年生対象 フランス
6月28日(水)4年生対象 タイ
今年度、東柿生小学校では全学年を対象に授業を行います。今回、第1回目を6月に行いました。第2回目は10月末、第3回目を1月に行う予定です。昨年度も実践を行った留学生、学生が多く参加してくれました。6月初旬には東柿生小学校には学生が出向いて教員とともに実践内容を打ち合わせしました。グループごとに昨年度の東柿生における実践などの記録や留学生の意見を参考にして実践を作り上げました。低学年の児童には遊びを取り入れながらも留学生本人と近づく実践を、高学年には移民問題など、大きな課題についてつながっていく実践を考え、授業を行いました。

◆川崎市土橋小学校国際理解教育実践
日時:6月22日(木) 土橋小学校4年生 4クラス対象
 土橋小学校の実践は「一緒に何かをつくろう!」というテーマの下に実践を進めていきました。クラスを6つのグループに分け、そのグループの中に本学学生・留学生が一名ずつ入って活動しました。韓国からの留学生のパクチエさん、チョインスクさん、タイからの留学生モンコンチャイさんが実践に参加しています。

◆川崎市立宮前平中学校国際理解教育実践
日時:6月16日(金) 宮前平中学校1年生
 宮前平中学校では、6名ずつのグループを作り、本学学生・留学生もそのグループの中に入って活動しました。カードに自己紹介文を書いたものを5つ用意しておき、グループ内で一人ずつ発表、その中に一つ含まれる偽の紹介文をあてるという形式の実践です。

◆川崎市国際理解教育研究会議
日時:6月9日(金)、22日(木)
 当支援室では川崎市総合教育センターの国際理解教育の研究員および現場の教諭による研究会議にスタッフと学生が参加しています。今年度は川崎市立宮前平中学校、土橋小学校の実践内容について研究会議のスタッフと学生が話し合いをしながら研究をすすめています。6月の会議では、宮前平中学校における1回目の実践の内容と土橋小学校における実践の評価がおこなわれました。

◆川崎市国際理解教育研究員矢崎真弓先生との学生懇談会
日時:6月27日(火)
 6月27日(火)2時間目、3時間目の時間に川崎市の国際理解教育研究員の矢崎先生が当支援室に訪問され、国際理解教育の実践に参加している留学生や学生と意見交換をしました。懇談会の話し合いの結果は、今後の川崎市における国際理解教育実践に生かされます。

◆府中市小柳小学校訪問
日時6月12日(月)
 昨年度実践を行った府中市小柳小学校で今年度も実践をおこなうために当支援室の運営委員と学生コーディネーターが協定書を取り交わしました。実践活動は10月に行われます。現在は、コーディネーターとして金昭延さんが活動してくれています。

◆多言語・多文化劇
日時:毎週火・水曜日
 外語祭の企画の一つとして、学生が中心となって演劇を上演する予定です。日々の日常生活の中にある問題を取り込みながら一つの演劇の完成を目指します。参加者として役者、字幕、音響、照明、大道具をまだまだ募集しています。参加希望者はtabunkagogeki06@yahoo.co,jp(代表:阿部 靖子さん)までご連絡ください。

◆フェスタ・ジュニーナ参加
日時:6月18日(日)
ブラジルにつながりのある約1500人が暮らす横浜市鶴見区の市立潮田小学校で18日、ブラジルで毎年6月に開かれる祭り「フェスタ・ジュニーナ」が開かれました。このイベントはIAPE(外国人児童生徒保護者交流会)が中心となり、ブラジルの文化を知ってもらおうと数年前から開かれています。このイベントに東京外大在日外国人交流ネットワークのメンバーがスタッフとして参加しました。学習支援で面倒を見た子たちとの再開などもあり、団体としての活動を振り返る良いきっかけになったように思われます。
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 このメールマガジンに関する御意見、もしくは支援室の活動に関連して、学生
にとって有益な情報がございましたら、t-shien@tufs.ac.jp(支援室代表)まで
メールにてご連絡いただければ幸いです。

多文化コミュニティ教育支援室は2012年の東京外国語大学の改組にあわせ、 より広いボランティア活動をサポートするためのボランティア活動スペースとなりました。
(本サイトはアーカイブとして公開を続けています)