=学生「調査研究員」募集のお知らせ=

=学生「調査研究員」募集のお知らせ=

 多文化コミュニティ教育支援室は、設立後3年目を迎えました。これまでの学生によるボランティア活動を振り返って、将来の活動に生かすための調査研究を企画しています。以下の調査研究に興味・関心のある本学の学生を対象に調査研究員を募集することになりました。ふるって応募ください。特に、過去あるいは現在活動している学生の方の応募を歓迎します。

【調査研究目的】
 ボランティア活動の中核をなす2つのプロジェクト「学習支援活動」と「国際理解教育」のこれまでを振り返り、将来の学生活動に生かすための調査研究を行います。あわせて、調査研究の成果を本年12月に開催予定の「学生フォーラム」(仮称)で発表し、3年間の総括を行います。
「学習支援活動」においては、JSL児童生徒(JSL:Japanese as a Second Languageの略で、日本語を第二言語として使用する児童生徒)の出身国の教科教育内容、学校文化、あわせて、来日目的などの調査研究を行います。
「国際理解教育」においては、これまでの実践の経緯、活動状況をまとめ、「外大方式」として作り上げてきた留学生と日本人学生による活動モデルをまとめ、その内容や方法等について検証します。

【調査研究の内容と方法】
 上記の2つのプロジェクトを実行するための班を構成します。調査方法は、文献調査、アンケートや聞き取り調査などによります。
(1)「学習支援活動」班
 1)国内の外国人学校でのカリキュラムを調査することによって、JSL児童生徒の出身国の教科「算数」「理科」「社会」の学習項目、配列順、到達目標などの実情を把握する。
 2)JSL児童生徒の母文化、特に学校文化を調査し、日本の学校文化との比較検討を行う。共通点や相違点を把握し、異文化理解の助けとなる情報をまとめる。
 3)JSL児童生徒の来日目的にかかわる実情を調べ、教育の方法について検討する。
(2)「国際理解教育」班
 1)国際理解教育一般を把握し、学生によるこれまでの活動内容についてまとめる。
2)活動の成果を検証するために、派遣先学校の教師や児童生徒を対象に聞き取り(アンケート)調査を行う。
3)「外大方式」(留学生と日本人学生による活動)ができあがってきた背景・経緯をまとめ、この方式の有効性を検証しつつ、一つのモデルとして紹介する。
(3)「学生フォーラム」班
 1)この班は、上記2つの班を合同したメンバーで構成する。
 2)12月2日(土)に開催する「学生フォーラム」(仮称:名称等も話し合う)の企画を立てる。
 3)「学生フォーラム」の運営をおこなう。

【募集人員】各班6~10名(本学在籍生)

【調査研究期間】
  2006年7月~12月、ただし、調査は11月末までに終えてください。
※ 調査研究員には、調査研究にかかわる経費(交通費等)が支給されます。

【募集期間】
  2006年6月19日(月)~6月30日(金)

【応募方法】
  調査研究員を希望する者は、①希望する班名(「学習支援活動」または「国際理解教
育」のいずれか)、②郵便番号、③住所、④氏名(ふりがな)、⑤性別、⑥年齢、⑦電話番号、⑧専攻・学年、⑨所属している関連団体名(もしあれば)を、FAX(042-330-5428)または電子メール(t-shien@tufs.ac.jp)で送信してください。

【説明会】
  調査研究の具体的な内容等についての説明会を以下の日時で開きます。質問等を受けつけますので、いずれかの日に参加してください。
① 6月21日(水)昼休み 208教室
② 6月22日(木)昼休み 210教室
③ 6月23日(金)昼休み 208教室

【調査研究員の発表】
 7月3日(月)昼休み 多文化コミュニティ教育支援室前の掲示板で発表します。

【オリエンテーション】
  調査研究員発表後、活動を開始するためのオリエンテーションを以下の日時で開きます。調査研究員になった学生は必ず参加してください。
   7月4日(火)昼休み (場所は、前日に掲示板でお知らせします。)
  当日、都合の悪い学生は、5日(水)の予備日の昼休みに支援室に来てください。  

【問い合わせ先】
多文化コミュニティ教育支援室(講義棟2階206号室 平日9:00~18:00)
電話&ファックス:042-330-5428
     メール:t-shien@tifs.ac.jp

多文化コミュニティ教育支援室は2012年の東京外国語大学の改組にあわせ、 より広いボランティア活動をサポートするためのボランティア活動スペースとなりました。
(本サイトはアーカイブとして公開を続けています)