メールマガジン第13号

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【多文化コミュニティ教育支援室メールマガジン】
                        第13号 2006年6月2日
      文責:猪狩伸平
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多文化コミュニティ支援ボランティアのみなさま:
多文化コミュニティ教育支援室メールマガジンの第13号を送信いたします。
このメールマガジンは月に一度のペースで配信し支援室の活動内容等をお伝えす
るものです。今回は今後の活動予定と、これまでの活動をご報告いたします。
多文化コミュニティ教育支援室は、本学の学生が大学で学んでいる各国の言語
や文化に関する知識を活かしながら、日本で暮らしている外国人児童生徒に対す
る学習支援ボランティア活動を大学としてサポートし、多言語多文化化しつつあ
る地域社会が求める人材の育成を、次の4つの活動を通して目指しています。(1)
学生ボランティア活動のサポート、(2)教育研修プログラムの実施、(3)調査研究、
(4)国際理解を深めるための各種講座。

※※※※ これからの活動予定 ※※※※
【6活動予定・日付順】
■川崎市国際理解教育研究会議
日時:6月9日(金) 場所:川崎市総合教育センター
 当支援室では川崎市内の小中学校で国際理解教育の実践をすすめ、同時に川崎市総合教育センターの国際理解教育の研究員および現場の教諭による研究会議にスタッフと学生が参加しています。この会議には実践の質を互いに高めていくためスタッフと学生が参加しています。9日の会議では、16日(金)に本学学生と留学生が川崎市立宮前平中学校で行う国際理解教育実践について話し合われる予定です。

■川崎市立宮前平中学校国際理解教育実践始動
日時:6月16日(金) 場所:川崎市立宮前平中学校
 宮前平中学校は海外からの帰国児童も多く在籍する中学校で、今年度から実践を開始します。中国からの留学生と本学学生、宮前平中学校の教諭と共に今現在どのような実践を行っていくか議論をしながら実践を作り上げている段階です。
http://www.keins.city.kawasaki.jp/3/ke303201/top.html(宮前平中学校HP)

■川崎市立土橋小学校国際理解教育実践始動
日時:6月22日(木) 場所:川崎市立土橋小学校
 土橋小学校は新設されたばかりの新しい小学校です。土橋小学校での実践も、今年度からのスタートとなります。実践にあたっては、学生と留学生が実際にどのような実践を組み立てていくのかを検討している最中です。

■国際シンポジウムに向けての話し合い
日時:6月9日(金)13:00~15:00
 12月上旬に、当支援室主催で国際シンポジウムを行います。このシンポジウムは、現代的教育ニーズ取組支援プログラムを総括するために行なわれるもので、支援室の活動を振り返り、活動の意義を再考します。学生と教職員の協働によるシンポジウムを目指しており、シンポジウム実現に向けた打ち合わせ会議を開催する予定です。

■継続的な活動について
日時:随時
▼「東京外大在日外国人交流ネットワーク(Amigos)」の学生が現在新宿区大久保小学校で外国籍児童の学習支援活動を行っています。
▼府中国際サロンに参加している学生もそれぞれ外国籍児童の学習支援活動を行っています。
▼韓国(語)を媒体として地域住民と交流する事を目的として結成された「うりぬり」は品川区立杜松小学校の学童保育である「すまいるスクール」で韓国語、韓国文化講座を行なっています。

※※※※※ニュース目次※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
◆川崎市国際理解教育実践校訪問
◆多文化コミュニティ教育支援室懇親会
◆支援室活動報告書完成
◆川崎市立殿町小学校訪問
◆府中市国際交流サロン指導計画検討会
◆川崎市国際理解教育研究会議
◆第一回東京外大在日外国人交流ネットワーク(Amigos)勉強会
◆2006年度夏季多言語多文化共生学講座
◆「多言語多文化劇」について
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◆川崎市国際理解教育実践校訪問
日時:5月1日(月)
 昨年度国際理解教育の実践が行われた川崎市東柿生小学校に加えて、川崎市立土橋小学校でも実践が予定されていることから、両校を支援室の運営委員とスタッフが訪問し、「協定書」を取り交わしました。土橋小学校の実践に関しては小学校4年生を対象に第一回目の実践が6月22日に行われる予定になっています。

◆多文化コミュニティ教育支援室懇親会
日時:5月8日(月)
 同じ支援室で活動するボランティア同士の交流を深め、グループの枠を超えた実践を行っていくきっかけとして、学生側からの呼びかけで開催する運びとなりました。当日は40名ほどの学生と支援室の運営委員の先生方が集まり、自己紹介をしつつ交流の輪を広げていきました。今後、更なる支援室活動の活発化が期待されます。

◆支援室活動報告書完成
日時:5月15日(月)
 2005年度の多文化コミュニティ教育支援室の活動報告書が完成しました。報告書は支援室で閲覧可能です。興味のある方は是非支援室までおいで下さい。また、活動報告書の一部に訂正があります。正誤表に関しては、以下のHPアドレスを御参照下さい。
http://www.openup.jp/~tabunka/ja/index.php/archives/108

◆川崎市立殿町小学校訪問
日時:5月17日(水)
 川崎市立殿町小学校へ学生ボランティア派遣受け入れを依頼し、承諾されました。殿町小学校では、東京外大在日外国人交流ネットワーク(Amigos)のメンバーが数年前から活動を継続的に行っており、当日も活動を行う学生と運営委員長が殿町小学校へ出向き、今年度の活動内容を双方で確認しました。

◆府中市国際交流サロン指導計画検討会
日時:5月18日(木)
 府中市国際交流サロンで学習支援活動を行う上での指針となる指導計画の検討会が行われました。検討会には当支援室の伊東祐郎先生とサロンの活動に参加している学生があつまり、より良い実践を目指して指導計画の練り直しが活発な議論の下行われました。

◆川崎市国際理解教育研究会議
日時:5月19日(金)・30日(火)
支援室では川崎市内の小中学校と国際理解教育の実践を進めています。学生とスタッフも研究会議に参加しながら実践に向けての意見を交換し、より良い実践に向けての検討を行っています。実践校の教諭との話し合いを持つことにより、双方の間で細かい情報についても共有化され、同じ目線から実践を見つめることが可能になっています。

◆第一回東京外大在日外国人交流ネットワーク(Amigos)勉強会
日時:5月23日(火)
「漂流カゾク~日系ブラジル人の今」(信越放送制作)上映と意見交換会が行われました。全体で25名の参加があり、ポルトガル語専攻の学生の他、スペイン語、カンボジア語、日本語専攻の学生の参加がありました。日系ブラジル人問題を鋭い切り口で扱った作品を検証しながら今この日本社会で現実に起きている問題に関して、参加者が考えるよい機会となりました。

◆2006年度夏季多言語多文化共生学講座受講生募集
―外国人児童・生徒の学習支援ボランティア入門―
2006年9月25日(月)~29日(金)の合計5日間にわたって行われる講座の募集期間が終了しました。合計で53名の応募があり、今後参加者を選考し6月5日に受講者を決定する予定です。たくさんの御応募真にありがとうございました。

◆「多言語多文化劇」について
外語祭での開演をめざして、支援室に参加するボランティアによる多言語多文化劇の企画が立ち上がりました。目的としては以下の三点を掲げています。①語劇を通じて地域社会での多文化間交流の際に起こった問題を取り上げ、スムーズな交流や相互理解のありかたを考える。②外語大であることを活かして劇の中で多くの話を用いて語学の面白さを伝える。③留学生との交流の場を作る。
今後、具体的なシナリオ作りにむけて動き出します。

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 このメールマガジンに関する御意見、もしくは支援室の活動に関連して、学生
にとって有益な情報がございましたら、t-shien@tufs.ac.jp(支援室代表)まで
メールにてご連絡いただければ幸いです。

多文化コミュニティ教育支援室は2012年の東京外国語大学の改組にあわせ、 より広いボランティア活動をサポートするためのボランティア活動スペースとなりました。
(本サイトはアーカイブとして公開を続けています)