メールマガジン 第9号

※このメールマガジンは学内者を対象に配信しているものです。
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 【多文化コミュニティ教育支援室メールマガジン】
                      第9号 2006年2月1日
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多文化コミュニティ支援ボランティアのみなさま:
 多文化コミュニティ教育支援室メールマガジンの第9号を送信いたします。こ
のメールマガジンは月に一度のペースで配信し、支援室の活動内容等をお伝えす
るものです。今回は今後の活動予定と、これまでの活動をご報告いたします。

 多文化コミュニティ教育支援室は、本学の学生が大学で学んでいる各国の言語
や文化に関する知識を活かしながら、日本で暮らしている外国人児童生徒に対す
る学習支援ボランティア活動を大学としてサポートし、多言語多文化化しつつあ
る地域社会が求める人材の育成を、次の4つの活動を通して目指しています。(1)
学生ボランティア活動のサポート、(2)教育研修プログラムの実施、(3)調査研究、
(4)国際理解を深めるための各種講座。

※※※※ これからの活動予定 ※※※※
【2月活動予定・日付順】
■東柿生小学校国際理解教育実践
日時:2月1日(水)
 東柿生小学校の3年生に対する実践の3回目を行います。3年生は一年間中国から
の留学生の周首能さんと実践を続けてきました。今回は中国でも日本でも行う
遊びについて紹介します。

■東柿生小学校国際理解教育実践
日時:2月3日(金)
 東柿生小学校の5年生に対する実践の3回目を行います。5年生は一年間インドネシ
アの留学生のSri Budi Lestariさんと実践を続けてきました。今回は5年生が実践を
行うメンバーに対して5年生だったときにどのように過ごしていたかをインタビュー
する予定です。

■多言語・多文化社会講座
日時:2月3日(金)
 1月27日のグループ発表の内容に関して、当支援室の運営委員と意見交換をす
る予定です。

■多言語・多文化社会講座
日時:2月10日(金)
公開講演会「我が国における多文化共生施策の現状と課題」
講師:山崎一樹氏(総務省自治行政局国際室室長)
16時30分~18時 研究講義棟 115教室
10日の授業では講師に山崎一樹氏をお迎えして公開講演会を行う予定です。
※科目履修者以外も聴講可能です。

■府中市立小柳小学校訪問
日時:2月14日(火)
 2月21日に小柳小学校で行う実践について、実践を行う学生コーディネーター
と支援室スタッフが事前に訪問して話し合います。

■府中市立小柳小学校
日時:2月21日(火)
 3年生の3クラスに対して実践を行います。留学生が小学校生活をどのように
過ごしていたか、挨拶の仕方、児童からの質疑応答に応じる予定です。

■東柿生小学校国際理解教育実践
日時:2月21日(火)
 東柿生の6年生の実践が2月21日(火)に行われます。6年生に関しては
今回がはじめての実践になりますが、ブラジルと中国について紹介する
予定です。

■狛江市立狛江第一小学校
日時:2月24日(金)
 6年生3クラスに対して実践を行います。留学生の紹介と交流を通して、衣食住
を学んでいく予定です。

■府中市国際交流サロン
日時:毎週金曜日
 府中国際交流サロンでの学習支援活動を継続します。また、4月以降メンバー
が入れ替わるため、国際交流サロンに参加してくれるメンバーを新たに募集中
です。興味がある方はt-shien@tufs.ac.jp(支援室代表)までメールにて
ご連絡いただければ幸いです。

■川崎市立京町小学校学習支援 
日時:毎週火曜日
 京町小学校での学習支援活動を2月も継続して行います。

■川崎市立京町小学校学童保育「わくわく」での実践
日時:2月下旬
 東京外大在日外国人交流ネットワーク(Amigos)のメンバーが連続3回で行う各国
紹介の第3回目です。前回の韓国の紹介に引き続いて中国の紹介する予定です。
 
※※※※※ニュース目次※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
◆東柿生小学校国際理解教育実践
 ▼2年生対象
 ▼1年生対象
◆川崎市立菅中学校国際理解教育実践
 ▼矢崎先生訪問 菅中学生ミーティング
 ▼国際理解教育実践
 ▼国際理解教育研究会議
◆川崎市立京町小学校学童保育「わくわく」での実践
◆高野邦夫先生講演会
◆多言語・多文化社会講座
◆府中市国際交流サロン
◆川崎市立京町小学校学習支援 
◆1月31日GISPRシンポジウム 
◆リオデジャネイロ州立大学の教材プロジェクトへの協力
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◆東柿生小学校国際理解教育実践
▼2年生対象
日時:1月23日(月)
 韓国のお正月について紹介しました。日本の正月について小学生が紹介し、
それにたいして留学生が韓国のお正月はどうであるかを紹介した後、韓国でお正月
にするチェギチャギという遊びを実践しました。 「チェギ」とよばれるはごいた
のはねに似たはねを小学生自ら自作し、それをサッカーのリフティングの要領で
あしで地面におとさぬようける遊びをしました。

▼1年生対象
日時:1月31日(火)
 フランスとトルコの留学生が自分の慣れ親しんだ食べ物についてブースを作って紹介しました。フランスのブースではフランスのチーズと日本の味噌を箱に入れてにおいをかがせる実践を行い、香水についても紹介しました。トルコのブースでは児童が事前に想像で絵に描いた留学生のお弁当の内容と留学生が実際に持って来た自分のお弁当を比較しながら何が食べられるのか、食べられないのかと紹介しました。最後に、皆で歌を歌って一年間の実践の締めくくりを行いました。

◆川崎市立菅中学校国際理解教育実践
▼1月19日(木)川崎市立菅中学校矢崎先生訪問 菅中学生ミーティング
 矢崎先生と実践の際、各班で行う実践の内容を確認しました。 スーダンではスーダンに留学した日本人学生の話をどのように展開するかを スーダンの魅力、問題点も踏まえながら話す事を確認しました。マレーシアについては前回の実践を踏まえて個人が仲良く暮らすにはどのようにしたら良いのかということを話し合うという事ついて確認しました。中国とタイに関しては学校生活についてテーマをいくつか決めて留学生が話をすることを確認しました。

▼国際理解教育実践
日時:1月30日(月)
 今回の実践では、前回に引き続き中国、タイ、マレーシア、スーダンについて紹介しました。中国、タイについては多様性と共通性を気づくことを目標とし、留学生の中学校の生活の様子を伝え、菅中学校での生徒の生活との違いを比較しました。マレーシアに関しては多民族が仲良く暮らすには何が必要か、スーダンに関してはスーダンに対する偏見を是正する事を目標に実践を行いました。

▼国際理解教育研究会議
日時:1月30日(月)
 菅中学校での実践が終わった後、実践の検証がおこなわれました。研究会議のメンバー、支援室の専従スタッフ、そして実践を行った学生3名が参加して行われました。

◆川崎市立京町小学校学童保育「わくわく」での実践
日時:1月25日(水)
 東京外大在日外国人交流ネットワーク(Amigos)のメンバーが連続3回で行う各国
紹介の第2回目です。前回のマレーシアに引き続いて韓国の紹介を行いました。
「うりぬり」のメンバーにも力を借り、名前を韓国語で書いてみよう!という事で
自分の名前を韓国語で書いてみる実践を行いました。さらには、「ココココ」という
顔の部位を韓国語で当てるゲームをして盛り上がりました。次回は中国について
取り上げます。

◆高野邦夫先生講演会
日時:1月26日(木)5限 会場:106
 日本の学校においてフィリピンの子どもたちが抱えている問題とフィリピン現地
の学校の様子についてお話していただきました。当日には22人のオーディエンスが
参加しました。授業ではフィリピン現地の学校に関しては現地で撮影されたビデオ
を紹介していただいたあと、ゲストスピーカーとして濱津マルガリータさんが在日
フィリピン人児童学習支援について、エマリンさんがフィリピンと日本の教育環境
に関する考察を述べてくださいました。

◆府中市国際交流サロン
日時:1月13日(金)
 昨年より活動を行っている府中国際交流サロンでの学習支援活動を再開しました。

◆川崎市立京町小学校学習支援 
日時:1月24日(火)
 17日は担当している児童2人がそろってインフルエンザにかかってしまったので
24日から支援を行いました。小学校一年生の児童を担当している学生は
「日本語は結構できるようになってきたのですが、授業に興味が持てない時があるの
で授業に興味をもてるような支援をしていきます。」と抱負を述べてくれました。

◆多言語・多文化社会講座
日時:1月13日(金)
 冬休みに出された課題①多文化の定義は何か。②多文化共生とは何か、一つの場
(家庭、学校等)を選んで自分の定義をする。③自分の定義する多文化共生を日本
において実現するために具体的に何をするか。という3つのテーマに関して9つの
グループに分かれ、班ごとにディスカッションを行いました。

◆多言語・多文化社会講座
日時:1月27日(金)
 13日に行われるグループディスカッションの内容を基に、グループ発表がありまし
た。多文化共生の定義の後に、前回の実践で話し合った②「多文化共生とは何か、
一つの場(家庭、学校等)を選んで自分の定義をする。」といったことに関して
具体的な発表がありました。

◆第16回GISPRシンポジウム『21世紀日本社会は外国人をどう迎え入れるのか―
―人口減少社会の持続可能な移民政策』特別取材
日時:1月31日(火)10:00~17:15
会場:国連大学ウ・タント国際会議場
主催:財団法人 地球産業文化研究所
 支援室では、このシンポジウムに2名の学生特別取材員を派遣しました。手塚
和明氏(千葉大学大学院教授)の基調講演「多文化共生社会を考える」や、パネ
ル討論「日本の産業構造、人口構造の行方と外国人」などについて報告してもら
います。この報告は支援室の平成17年度活動報告書に掲載予定です。

◆リオデジャネイロ州立大学の教材プロジェクトへの協力
 リオデジャネイロ州立大学から北原聡美準教授と小俣景鼓講師が来訪しました。
同大学は、ポルトガル語を話者とする児童を対象に、音楽や演劇を取り入れた日
本語教材を、本学と共同開発する予定で、当支援室から伊東祐郎先生と武田千香
が協力しています。12日~13日には群馬県太田市の、17日~18日には静岡県浜松
市の外国人児童生徒の教育現場を共に視察し、浜松市では北脇市長とも面会し、
国内の外国人児童生徒の教育問題における取り組みについて話し合いました。
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 このメールマガジンに関する御意見、もしくは支援室の活動に関連して、学生
にとって有益な情報がございましたら、t-shien@tufs.ac.jp(支援室代表)まで
メールにてご連絡いただければ幸いです。

多文化コミュニティ教育支援室は2012年の東京外国語大学の改組にあわせ、 より広いボランティア活動をサポートするためのボランティア活動スペースとなりました。
(本サイトはアーカイブとして公開を続けています)