メールマガジン 第8号

※このメールマガジンは学内者を対象に配信しているものです。
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 【多文化コミュニティ教育支援室メールマガジン】
                      第8号 2006年1月10日
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明けましておめでとうございます。昨年はさまざまなご助力を皆様にいただきまして
まことにありがとうございました。今年におきましても、一層のご指導ご鞭撻いただ
けますようよろしくお願いいたします。

多文化コミュニティ支援ボランティアのみなさま:
 多文化コミュニティ教育支援室メールマガジンの第8号を送信いたします。こ
のメールマガジンは月に一度のペースで配信し、支援室の活動内容等をお伝えす
るものです。今回は今後の活動予定と、これまでの活動をご報告いたします。

 多文化コミュニティ教育支援室は、本学の学生が大学で学んでいる各国の言語
や文化に関する知識を活かしながら、日本で暮らしている外国人児童生徒に対す
る学習支援ボランティア活動を大学としてサポートし、多言語多文化化しつつあ
る地域社会が求める人材の育成を、次の4つの活動を通して目指しています。(1)
学生ボランティア活動のサポート、(2)教育研修プログラムの実施、(3)調査研究、
(4)国際理解を深めるための各種講座。

※※※※ これからの活動予定 ※※※※
【1月活動予定・日付順】

■多言語・多文化社会講座
日時:1月13日(金)
 冬休みに出された課題①多文化の定義は何か。②多文化共生とは何か、一つの場
(家庭、学校等)を選んで自分の定義をする。③自分の定義する多文化共生を日本
において実現するために具体的に何をするか。という3つのテーマに関してグループ
ディスカッションを行う予定です。

■府中市国際交流サロン
日時:1月13日(金)
 昨年より活動を行っている府中国際交流サロンでの学習支援活動を
再開します。

■川崎市立京町小学校学習支援 
日時:1月17日(火)
 昨年より行っている京町小学校での学習支援活動が17日から再開されます。

■東柿生小学校国際理解教育実践
日時:1月23日(月)
 東柿生小学校の1年生に対する実践の3回目を行います。内容に関しては、これまで
の実践を踏まえて、どのように最後の実践を行うかを現在学生たちが検討している段
階です。1月上旬に小学校の担当教諭と学生が実践に関する内容の検討会を行います。

■川崎市立京町小学校学童保育「わくわく」での実践
日時:1月25日(水)
 東京外大在日外国人交流ネットワーク(Amigos)のメンバーが連続3回で行う各国
紹介の第2回目です。前回のマレーシアに引き続いて今回は中国(予定)を紹介する
予定です。実践には、実際にメンバーが学習支援を行っている子どもたちも
招待しています。

■高野邦夫先生講演会
日時:1月26日(木)5限 会場:105
 日本の学校においてフィリピンの子どもたちが抱えている問題とフィリピン現地
の学校の様子についてお話していただく予定です。フィリピン現地の学校に関して
は現地で撮影されたビデオなども紹介していただきます。

■多言語・多文化社会講座
日時:1月27日(金)
 13日に行われるグループディスカッションの内容を基に、グループ発表を行う予定
です。

■川崎市立菅中学校国際理解教育実践
日時:1月30日(月)
 川崎市の菅中学校で第二回目の国際理解教育の実践が行われます。第一回目とは
違う留学生が参加し、再び留学生のライフヒストリー(自分史)に関する実践を
行います。

■東柿生小学校国際理解教育実践
日時:1月31日(火)
 東柿生小学校の2年生に対する実践の3回目です。1年生の班と同様に、これまで
の実践を踏まえて、どのような実践を行うか学生が検討中です。 

※※※※※ニュース目次※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
◆国際理解教育ワークショップ
◆韓国文化理解講座 韓国人のライフサイクル
◆TUFS-JCC 最終日
◆多言語・多文化社会講座
◆国際理解教育
 ▼東柿生小学校
 ▼府中第七中学校 
 ▼川崎国際理解研究会議
◆学習支援活動
 ▼府中国際交流サロン
◆うりぬりの活動
◆アミーゴスの活動
◆ホームページリニューアルのお知らせ
  
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◆国際理解教育ワークショップ
タイトル:国際理解教育のさまざまなカタチと可能性―小中学校での実践を通して―
日時:12月19日(月) 15:00~18:00 場所:事務棟2階大会議室
 これまで小学校や中学校において行われてきた国際理解教育活動の報告会が行われ
ました。府中市立府中第七中学校、川崎市立菅中学校、川崎市立東柿生小学校で行わ
れた実践に関する発表です。第一部の学生発表のパネリストとして佐藤公孝先生
(東柿生小学校)矢崎真弓先生(菅中学校)、村本洋一校長(府中第七中学校)
をお迎えしました。第二部パネリストには佐藤裕之先生(川崎市総合教育センター)
佐藤郡衛先生(東京学芸大)善元幸夫先生(新宿区立大久保小学校)
辻本昭彦先生(武蔵野市立第一中学校)金熙淑さん(KFV川崎外国人市民ボランティア)
をお迎えしました。
 ワークショップの運営に関しては、学生が中心となって行われました。実行委員長
の門脇弘典さん(Fr2年)を中心にボランティアスタッフと発表者がミーティングを行
い運営方針を決定しました。
 当日には30名ほどのオーディエンスがあり、オープンディスカッションの時間にも
客席から様々な議題が提起され、充実した議論になりました。当日集めたアンケート
は 集計結果が支援室に保管されています。
 その後行われた懇親会には35名もの参加がありました。

◆韓国文化理解講座 韓国人のライフサイクル
日時:12月1日(木)8日(木)15日(木)18時10分より 場所:106教室 
第1回「韓国の結婚式と子育て」(本支援室運営委員の森朴憲治さん)
第2回小学生から中学生の学校生活(日本課程 金智恩さん)
第3回高校時代から軍隊まで(日本課程 朴天榮さん)
 本学の学生団体うりぬりの主催で行われました。5限後という時間設定にもかかわ
らず、各回ともに地域の方々も含めて40名ほどの参加者ありました。
それぞれの議題に関して講師から1時間半ほど話したあとで30分ほどの質疑応答の時
間が取られました。教室はほぼ満員となり、終始和やかな楽しそうな雰囲気で講座は
行われました。

◆TUFS-JCC 最終日
日時:12月15日(木) 
 TUFS-JCCが最終日を迎えました。TUFS-JCCは府中市に在住・通勤・通学する外国人
のための基礎日本語コースです。プログラムは前期から始まりました。月曜日と
木曜日の6時半から8時までの週2回前期・後期あわせて合計40回の講義が
おこなれました。8割以上出席した6名に対して学長から修了証が贈られました。

◆多言語・多文化社会講座
日時:12月9日(金)
 辻本昭彦先生(武蔵野市立第一中学校教務主任)による講義が行われました。トラ
ンプを使用した「バーンガ」という異文化理解に関するゲームを行いました。
日時:12月16日(金)
 本学の米谷匡史先生の講義ではアイヌの人々に関する講義が行われました。
「マイノリティ文化とマジョリティ文化の境界はどこにひかれているのか?」
という問いを投げかけて授業は終了しました。

◆国際理解教育
▼東柿生小学校
日時:12月5日(月)
 本支援室国際理解担当青山先生と専従スタッフの松井さんが東柿生小学校に
赴き、今後の方針やこれまでの実践活動における課題について話し合いました。
その結果に関しては15日(木)の東柿生学生ミーティングにおいても共有されまし
た。

▼府中第七中学校 第3回目の実践 
日時:12月13日(火)
 府中第七中学校における3回目の実践が行われました。今回は中学生による中間発
表がメインテーマでした。生徒一人ひとりが個人のテーマにそって調べ学習を行ってお
り、2月に発表する予定になっています。そのための中間発表に参加し、大学生は
その発表に関するコメントを行いました。

▼川崎国際理解研究会議
日時:12月27日(火)、1月5日(木)
 川崎市立東柿生小学校、菅中学校での実践に関連して行われている研究会議に
支援室からも学生、スタッフが参加しています。

◆学習支援の報告
▼府中国際交流サロン
日時:12月9日(金)
府中国際交流サロンに通うメンバーによる会議が開かれました。
これまでの実践のあり方を問い、これからの実践にむけてどのような方針で
対応していくのかについて話し合いがもたれました。

◆うりぬりの活動
日時:12月3日(土) 場所:品川区立杜松小学校「すまいるスクール」
 うりぬりは韓国(語)を媒体として地域住民と交流する事を目的として結成されま
した。そのうりぬりが杜松小学校で韓国語、韓国文化講座を行いました。小学生が
4人にその保護者も参加して行われた講座では自己紹介を通じ簡単な挨拶を覚える
活動や韓国紹介として韓国の位置、自然環境、言葉の紹介が行われました。

日時:12月17日(土) 場所:品川区立杜松小学校「すまいるスクール」
 17日には韓国クイズ大会が行われました。6問ほどのクイズがあり、服や踊り、
国旗や建物、国の花、お金についてのクイズが出題されました。

日時:1月7日(土)品川区立杜松小学校「すまいるスクール」
 韓国の子どものお正月をテーマに実践が行われました。歌や食べ物など日本のお正
月とはまた一味違った文化を紹介しました。

◆川崎市立京町小学校学童保育「わくわく」での実践
日時:12月16日(水)
 東京外大在日外国人交流ネットワーク(Amigos)のメンバーが連続3回で行う各国
紹介の第1回目が行われました。第1回目の実践ではマレーシアの紹介を行いました。
小学生にマレーシアで多民族が平和に暮らしているという事を紹介するべく
様々なクイズや寸劇を取り入れました。今後、アジアの国々を中心に2回目、3回目
と紹介していく予定です。

◆多文化コミュニティ教育支援室ホームページリニューアルのお知らせ
 現在、多文化コミュニティ教育支援室のホームページがニューアルされました。
是非ご覧下さい。
http://www.tufs.ac.jp/common/mlmc/t-shien/ja/

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 このメールマガジンに関する御意見、もしくは支援室の活動に関連して、学生
にとって有益な情報がございましたら、t-shien@tufs.ac.jp(支援室代表)まで
メールにてご連絡いただければ幸いです。

多文化コミュニティ教育支援室は2012年の東京外国語大学の改組にあわせ、 より広いボランティア活動をサポートするためのボランティア活動スペースとなりました。
(本サイトはアーカイブとして公開を続けています)