メールマガジン 第2号

※このメールマガジンは学内者を対象に配信しているものです。
┌─────────────────────────────────┐
 【多文化コミュニティ教育支援室メールマガジン】
                     第2号 2005年5月11日
└─────────────────────────────────┘

 多文化コミュニティ教育支援室メールマガジンの第2号を送信いたします。こ
のメールマガジンは月に一度のペースで配信し、支援室の活動内容等をお伝えす
るものです。今回は5月の活動予定と、4月の活動をご報告いたします。

 多文化コミュニティ教育支援室は、本学の学生が大学で学んでいる各国の言語
や文化に関する知識を活かしながら、日本で暮らしている外国人児童生徒に対す
る学習支援ボランティア活動を、大学としてサポートし、多言語多文化化しつつ
ある地域社会が求める人材の育成を、以下の活動を通して目指しています。

1. 学生ボランティア活動のフォローアップ
2. 教育研修プログラムの実施
3. 調査研究
4. 国際理解を深めるための各種講座

※※※※※※※※※※5月の活動予定※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

1.5月6日(金)~5月27日(金)
 教育研修プログラム「2005年度夏期多言語多文化共生学講座-外国人児童生徒
のボランティア入門-」の受講生の募集が始まりました。これは、外国人児童生
徒の学習支援ボランティア活動に携わる、あるいは将来携わりたいと考える本学
学生を対象に、質の高いボランティア活動を提供するのに必要な知識や技能を修
得するための教育研修を行なうプログラムです。プログラムは9月26日~30
日まで行われます。

2.5月9日(月)~7月14日(木)【春期講習期間】午後6時半~8時
 TUFS Japanese Course for the Community (TUFS-JCC)が始まります。これは、
府中市に在住・通勤・通学する外国人のための基礎日本語コースです。プログラ
ムは月曜日と木曜日の6時半から8時までの週2回行われ、前期20回、後期2
0回で前期・後期ともに受講し、8割出席した人には室長から終了証が授与され
ます。

3.5月下旬~6月
 国際理解教室を川崎市東柿生小学校で行います。留学生と日本人学生がペアと
なり、1ペアが1学年3クラスを担当します。1年生、2年生、3年生、5年生
を対象に行われる予定です。この国際理解教育は、川崎市総合教育センターの国
際理解教育研究会と協力し、実践を進めていくものです。

※※※※※※※※※※※ニュース目次※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

2005年4月の活動報告

1. 学生ボランティア活動のフォローアップ
 Ⅰ.新学期フェア:専攻語を活かしたボランティアをやってみませんか?
   支援室ボランティア新募集
 Ⅱ.府中市国際交流サロンでの学習支援活動

2. 国際理解を深めるための各種講座
 Ⅰ.ボランティアのための国際理解講座「小学生にどうやって教えるの?
   国際理解」
 Ⅱ.講演会「ここまで来ている日本の多言語多文化化-新大久保の今-」
 Ⅲ.スタディー・ツアー「多文化のまち 大久保・百人町を歩く」

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

※※※※ 学生ボランティア活動のフォローアップ ※※※※

Ⅰ.新学期フェア:専攻語を活かしたボランティアをやってみませんか?支援室
ボランティア募集
 日時:4月11日(月)~28日(木)午前9時~午後6時 場所:支援室
 支援室での資料の配布とボランティアの登録受付を行いました。現在までに60
名以上が登録しています。登録者には、様々なボランティアの募集に関する情報
に加えて日本に定住する外国人に関する記事の紹介など学生にとって有益な情報
が提供されています。
 期間中、毎週木曜日(4月14日、21日、28日)の昼休みには、学生ボランティ
ア団体、東京外大在日外国人交流ネットワーク、CCS(Club of Children and
Students Working Together)、エデュディアン・アン・フランセなどによるボ
ランティア募集合同説明会も行われました。様々な団体間の交流も広がっていま
す。

Ⅱ.府中国際交流サロンでの学習支援活動の継続
 日時:毎週金曜日 16:30~18:30(2時間)
 場所:府中国際交流サロン(府中市役所第2庁舎3階)
 2005年度2月より学生たちが、大学で専攻している外国語や日本語教育の知識
を活かして学習支援活動を行なっています。今年度も継続して15名の学生が各言
語別にチームを組み、中国語や韓国語を母語とする7名の子どもたちに対応して
いきます。

※※※※ 国際理解を深めるための各種講座 ※※※※

Ⅰ.ボランティアのための国際理解教室 「小学生にどうやって教えるの?国際
理解」
 日時:4月4日(月)午後1時~3時 場所:総合文化研究所(研究講義棟422)
 講師:湯本浩之氏(開発教育協会DEAR)
 小学校での国際理解教育に関心のある学生を対象にグループ・ワークを行いま
した。「何を理解することが国際理解教育なのか」という問いかけから始まり、
小学生向けの実践を参加者も行って終了しました。

Ⅱ.講演会「ここまで来ている日本の多言語多文化化-新大久保の今-」
 日時:4月14日(木)午後4時30分~6時00分 場所:本部管理棟2階中会議室
 講師:山本重幸氏(共住懇きょうじゅうこん)
 私たちの身近にある多言語多文化社会はどのようなところなのか。新宿区新大
久保を外国人と共に住むまちづくりを提案する共住懇の山本重幸氏が紹介して下
さいました。ニューカマーの街、新大久保で行政はどのような取り組みをしてい
るのか、教育関連の話題を中心にお話いただきました。

Ⅲ.スタディー・ツアー「多文化のまち 大久保・百人町を歩く」
 日時:4月23日(土)午後5時   場所:現地集合 JR新大久保駅周辺
 山本重幸氏のガイドで実際に大久保を紹介していただく「ここまで来ている日
本の多言語多文化化―新宿区大久保の今」の実践編が行われました。ツアーには
24名が参加し、2つのグループに分かれてコミュニティ内にある教会やお寺、
各国料理店やスーパー、地元小学校や公園を見学しました。ニューカマーの人た
ちをつなぎ合わせていく上でどのような役割を果たしているのかについてのお話
を伺ったあと、マレーシア料理レストランで夕食をいただきました。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 このメールマガジンに関する御意見、もしくは支援室の活動に関連して、学生
にとって有益だと思われる情報をご存知の方がいらっしゃいましたら、
t-shien@tufs.ac.jp(支援室代表)までメールをいただければ幸いです。

?
多文化コミュニティ教育支援室

多文化コミュニティ教育支援室は2012年の東京外国語大学の改組にあわせ、 より広いボランティア活動をサポートするためのボランティア活動スペースとなりました。
(本サイトはアーカイブとして公開を続けています)