国際理解教育報告

国際理解教育活動を実施

学生たちが4月からメンバーを集め、勉強会を開き、実践に関する検討会を開いて準備活動を行ってきた国際理解教育の実践がついに行われました。川崎では東柿生小学校で、府中では府中第七中学校で実施された国際理解教室に参加した児童、生徒には歓迎され、特に小学校低学年は大興奮でした。小学校高学年や中学生も普段学校にやってくることのない大学生や留学生の自分たちとは異なった視点に感嘆を覚えたようでした。参加校からは続々とお礼の手紙を受け取っています。

◆川崎市東柿生小学校国際理解教育
日時:6月14日(火):1年生、フランス・トルコ 22日(水):3年生、中国 24日(金):5年生、インドネシア 27日(火):2年生、韓国
東柿生小学校の国際理解教育では、各学年3クラスずつの合計で12回の実践が行われました。実践においては各学年留学生と日本人学生で一つのグループを作り、何度かの話し合いの中から実践を作り上げました。実際に授業をする前には運営委員とも教案の内容に関する検討会も行い、より精練された実践が行われました。児童からの反応もよく、今後行われる第2回目、3回目の実践とどのようにつなげていくかが既にメンバーの中では話し合われています。

◆府中市立第七中学校国際理解教育
日時:6月21日(火)
 府中第七中学校では中学校1年生を対象に実践が行われました。ブラジル、韓国、中国、アフガニスタン、タイ、フランスについて事前に中学1年生がそれぞれ学びたい国ごとに分かれてチームを作り、下調べした事柄に対して、留学生と日本人学生のチームが報告を行いました。

◆国際理解教育事前準備・反省会・打ち上げ
 国際理解教育の実践にあたっては、府中チームが毎週月曜日に、東柿生チームが毎週木曜日にミーティングを行いました。ミーティングにおいては過去の実践を検討する勉強会や実践計画案を発表して教職員からコメントを受ける実践検討会も行われました。実践が行われた後では、それぞれの実践に関する反省会が行われました。反省会には支援室の運営委員も参加し、学生の中から出てきた反省点・疑問点をどのように今後どのように対処していくかコメントをいただきました。国際理解教育に参加している学生と運営委員及びアドバイザーの先生方との打ち上げが行われました。和やかな雰囲気の中で様々な意見交換が行われ、充実した打ち上げになりました。学生たちも、違った視点からのコメントを得たことで、今後の活動に反映させていくことが出来ると思われます。

多文化コミュニティ教育支援室は2012年の東京外国語大学の改組にあわせ、 より広いボランティア活動をサポートするためのボランティア活動スペースとなりました。
(本サイトはアーカイブとして公開を続けています)