映画を見る歴史の天使 あるいはベンヤミンのメディアと神学
- 刊行
- 著者等
- 山口裕之(著)
- 出版社
- 岩波書店
内容の紹介
ベンヤミンのメディアの思考を再構成して提示するとともに、彼が思い描いていた「救済」を神学的なコンテクストとメタファーとしてのコンテクストから明らかにする。それによって、これまで別の領域属するものとして論じられていたベンヤミンの「メディア」と「神学」というテーマを架橋することを目指す。
著者のコメント
山口裕之(大学院総合国際学研究院/教授)
前著『ベンヤミンのアレゴリー的思考』の延長線上にある仕事となります。そのとき以来とりくんできたベンヤミンの「神学」について書くという課題をとりあえず果たすことができたかもしれません。