2014年2月11日 第3回FINDAS若手研究者セミナー「南アジアにおける女性参加の可能性」<終了しました>

掲載日 | 2014年01月22日

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東京外国語大学拠点FINDASでは、下記の要領で研究会「南アジアにおける女性参加の可能性」を開催いたします。

※本研究会はどなたでもご参加可能です。事前のご連絡は不要です。

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2013年度 第3回FINDAS若手研究者セミナー

「南アジアにおける女性参加の可能性――主体化・ガバナンス・エンパワーメント」

日時:2014年2月11日(土)13:00-16:00
場所:東京外国語大学 本郷サテライト 4Fセミナールーム
(http://p.tl/p5yo)

発表者1
中村雪子(お茶の水女子大学)
タイトル「インドにおける開発プログラムとしての女性酪農協同組合の再検討:ガバナンスとエンパワメントの視点から」

要旨
本報告では、報告者が調査を続けてきたラージャスターン州において実施された2005年と2010年の酪農協同組合組織選挙のプロセスとその結果を取り上げる。近年、組合法改正や社会の変化によって、農村女性が生産者としてだけではなく、酪農協同組合のガバナンスの表舞台に登場し始めている。報告者は、女性が選挙において選出されていく過程をめぐって組合組織内外の多様なアクターによってなされる実践を、選出された女性の語りからそのコンテクストに着目して検討する。そのうえで、ラージャスターン州において、酪農協同組合組織と女性のエージェンシーをめぐって、開発プログラムとしての女性酪農協同組合が想定していた「農村女性のエンパワメント」の様態とは異なる新たな展開が生じている可能性を提示する。

発表者2
Momotaj Begum (Hiroshima University)
Title: “Creative Subject and Collective Agency among the Female Tablighi Activists in Bangladesh”

Abstract:
Women’s growing participation in Islamic movements and their mobility for such movements have increased the possibility for creating new space and leadership among Muslim women. By taking into account the Female Tablighi Jamaat, known as Masturat-e Jamaat, a faith-renewal Islamic movement originated in India, this paper intends to examine the detail mechanism of Tablighi women’s subject formation process. The paper critically analyzes and illustrates the principles, structure, and ideology of Female Tablighi Jamaat in relation to the genealogy of its gendered discourse and narratives framed by the male Islamic scholars in the formative period of the movement. Then, the paper examines the agency among female Tablighi activist beyond the dominant theoretical works on gender where the subject is understood in passive term as an effect of discursive structure or action.

[言語:日本語および英語(通訳なし)]

2014年1月25日 第5回FINDAS研究会 「映画から解く社会運動―その可能性」<終了しました>

掲載日 | 2014年01月05日

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東京外国語大学拠点FINDASでは、下記の要領で研究会(「映画から解く社会運動―その可能性」)を開催いたします。

※どなたでもご参加可能です。事前のご連絡は不要です。

2013年度 第5回FINDAS研究会
「映画から解く社会運動―その可能性」

日時:2014年1月25日(土)13:00-16:00
場所:東京外国語大学 本郷サテライト 3Fセミナールーム
Google Maps

発表者
ラーム・ドヴィヴェーディ(東京外国語大学)
Prf. Ram Dwivedi (Tokyo University of Foreign Studies)

タイトル
『サッティヤグラハ:社会運動と映画』
SATYAGRAHA: Social Movement & Cinema

<Abstract>
本報告は2013年8月に封切られた映画『サッティヤグラハ』を題材に、社会運動と映画における表現の可能性を探るものである。同映画は、2011年から12年にかけて広がったアンナ・ハザーレーを中心とするAnti-Corruption運動を題材としたものであり、M.K.ガーンディーの思想を支柱とした運動の顛末を描き出そうと試みている。映画は社会運動をいかに評価し、どのような未来を描こうとするのか、そのメッセージによって人びとはどのようなインパクトを受けるのか。映画表現は単に歴史を提示する道具となってしまうのだろうか。社会運動と映画表現の接合とその可能性を多角的に論じていきたい。

ディスカッサント:深尾 淳一

言語:英語

2013年12月17日 第4回FINDAS研究会 Dr. Ghanshyam Shah Economic Growth and Social Inclusion: A study of Gujarat<終了しました>

掲載日 | 2013年11月21日

Ghanshyam Shah poster

東京外国語大学拠点FINDASでは、ICSSRより社会運動研究家としても著名なDr. Ghanshyam Shah先生をお呼びして講演会を催します。

本研究会はどなたでもご参加可能です。事前のご連絡は不要です。

 

 

 

 

 
2013年度 第4回FINDAS研究会

「Dr. Ghanshyam Shah先生をお迎えして」

日時:2013年12月17日(火)18:30-20:30
場所:東京大学本郷キャンパス 東洋文化研究所(3F 大会議室)
(http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/access/)
※言語:英語

Title
Economic Growth and Social Inclusion: A study of Gujarat

Abstract
Since the early 1990s India has opted for the path of neo-liberal economy to attain sustainable human development to reduce inequalities in terms of income and assets between citizens, as well as social groups. To what extent this has been achieved in the last decade with faster economic growth? What is the direction of growth is it inclusive or likely to be inclusive in the course of time? These questions will be examined focusing on Gujarat, one of the fastest growth states, and has received several awards for ‘good governance’. Moreover, Gujarat model of development has been projected for India’s development. Is economic growth and its direction is a recent phenomena under the BJP regime, Prime Ministerial candidate of the party for the future India? To what extent Gujarat model is for sustainable and inclusive? In the background of economic growth (Gross Domestic Product) in the state, nature of human development will be examined using indicators like condition of labour –wages and working condition, environment, health, education and welfare programmes – and inclusive for deprived communities such as tribals, dalits (former Untouchables) and Muslims. My overall argument will be that present economic growth in Gujarat is rooted in the historical development of society, and the model of growth is lopsided, lacks inclusive approach and unsustainable.

2013年度 第3回FINDAS研究会(研究グループ2) 「歴史から紐解く現代インド:象徴とテクスト」<終了しました>

掲載日 | 2013年10月10日

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東京外国語大学拠点FINDASでは、下記の要領で研究会(「歴史から紐解く現代インド」)を開催いたします。本研究会は基盤研究(A)「多言語重層構造をなすインド文学史の先端的分析法と新記述」(代表:水野善文)との共催となります。

※どなたでもご参加可能です。事前のご連絡は不要です。

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2013年度 第3回FINDAS研究会(研究グループ2)
全体テーマ

「歴史から紐解く現代インド:象徴とテクスト」

日時:2013年11月4日(月・祝)13:00~17:00
場所:外大本郷サテライト 4階セミナールーム(http://p.tl/p5yo

発表者1:水野 善文(東京外国語大学 総合国際学研究院)
「極楽・龍宮・錬金術」
『阿弥陀経』などの仏典に見られる極楽浄土の情景は、同じ仏教聖典に含まれる 他の諸文献や、二大叙事詩・プラーナ、各種の説話文学に、地下世界あるいは海底世界の一つとして描かれる龍宮と、全く軌を一にしている。13世紀の説話に は、その地下世界から玉手箱のように、卑金属を貴金属に変えるラサと人間を不死にするラサーヤナが同時に手渡される場面がある。これは、錬金術と長生術の 融合を象徴している。現代のナート派にも連なる錬金術の歴史を紐解きながら、諸々を考察してみたい。

発表者2:太田 信宏(東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所)
「植民地期南インドにおける歴史記述をめぐる諸問題」
植民地化以後の時期を中心に南インドにおいて行われた南インドに関する歴史記述の内容と形式について、予備的な考察を行う。主にマイソール藩王国における/ に関する歴史記述を具体的な事例として取り上げ、現地語カンナダ語による記述と英語によるそれとの比較も行いながら、歴史記述成立の背景と条件について考 えてみる。

発表者3:高島 淳(東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所)
「ラームモーハン・ロイとタントリズム」
「近 代インドの父」とも呼ばれるラームモーハン・ロイ(ラムモホン・ライ)がタントラを典拠として取り上げていることは知られているが、その実際についての研 究は少ない。本考察ではタントラの引用のあり方を検討するとともに、法律家としてのデレットの先行研究(A Juridical Fabrication of Early British India)ではあまり触れられなかった『マハーニルヴァーナ・タントラ』とロイの関係の宗教的側面などについて検討したい。

2013年7月21日 2013年度第2回FINDAS研究会「アンベードカル — そのテクストと実践」<終了しました>

掲載日 | 2013年07月05日

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東京外国語大学拠点FINDASでは、下記の要領でビームラーオ・アンベードカルの思想と実践に関する研究会を開催いたします。

※どなたでもご参加可能です。事前のご連絡は不要です。

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全体テーマ
「アンベードカル — そのテクストと実践」

日時:2013年7月21日(日)13:00-17:00
場所:東京外国語大学本郷サテライト 4階セミナールーム(http://p.tl/p5yo)

発表者1:桂紹隆(龍谷大学アジア仏教文化研究センター長)
タイトル:仏教研究者の見たアンベードカルの仏教(navayāna)

《要旨》
現代インドのダリット仏教の創始者ともいうべきB.R.アンベードカル(1891.4.14-1956.12.6)の仏教理解は、彼が「仏教伝道のためのバイブル」となるように著した、主著『ブッダとそのダンマ』に提示されているが、そのエッセンスは彼が1956年10月14日ナーグプルで仏教への改宗を宣言した後、ダリットたちが仏教に改宗するにあたって、「三帰依文」「五戒」とともに唱えるべき「二十二の誓い」の中に込められている。「二十二の誓い」の英文テキストは少なくとも二種流布しているようであり、確定した本文は存在しないように見える。山崎元一氏の『インド社会と新仏教』のなかに翻訳紹介されているが(pp.136-7)、翻訳から推察する限り、参照された原文テキストは現在流布している二種の英文テキストと必ずしも一致しない。本報告では、アンベードカルの「二十二の誓い」の英文テキストの異同を紹介し、私訳を提示して、仏教研究者の視点からテキストを解読する。
さらに、アンベードカルは「仏教は科学と矛盾しない」という視点から仏教教理を再解釈しているが、そのうち「四諦」「八聖道」「業報・輪廻」「無我」などに関する彼の解釈を検討する。

発表者1:根本達(筑波大学)
タイトル:二つの「反差別」と「脱差別」について ―現代インドの仏教組織SBSと仏教僧佐々井による「社会参加仏教」の比較分析―

《要旨》
本発表では、現代インドのナーグプル市近郊の農村で2000年代後半から社会活動を行う仏教組織SBSと、1960年代後半から同市を中心に仏教復興に取り組む仏教僧佐々井の「社会参加仏教」を分析の対象とする。特に仏教への改宗運動の指導者アンベードカルの思想からの影響を検討しながら、「内部者と外部者」および「他界性の放棄と保持」をキーワードとして、SBSの活動家と佐々井それぞれが依拠する知のあり方を人類学的視点から比較分析する。この分析を通じて「社会の内から/へ」向かうSBSの活動家と「社会の外から/へ」向かう佐々井の間に存在する「反差別」と「脱差別」のあり方についてのずれを考察する。