【終了】2015年度 第四回FINDAS研究会(インド文学史研究会共催)「時代を映す南アジア文学――情動の水面をゆらす人々と伝説の魚」(10/10)

掲載日 | 2015年09月22日

poster 1510102015年度 第四回FINDAS研究会(インド文学史研究会共催)

 
「時代を映す南アジア文学――情動の水面をゆらす人々と伝説の魚
Rethinking South Asian Literature: People and Mythical Fish in the Ocean of Emotions」

日時: 2015年10月10日(土)13:00‐17:00
場所: 東京外国語大学 本郷サテライト 7階会議室
(〒113-0033 東京都文京区本郷2-14-10)

※本研究会は予約不要で、どなたでもご参加できます。

 

◆水野 善文(東京外国語大学)

「図像とテクスト伝承――「語り」の介在 マカラを例に Images and Text transmission: Due to storytelling ? In the case of ‘makara’」

現代インドにおいてほぼ常識と見なされうる事象に関して、歴史の変遷を探ろうとすると、彫刻や絵画では頻繁に表現されているのが確認できる一方 で、文献記述が稀少なことがある。これは、文化伝承に際して、図像をめぐる「語り」が大きく作用していたのではないかと推測される。今回の報告 では、それを実証するところまでは到底及ばないが、マカラを題材として、その可能性を探ってみたい。

◆萩田 博(東京外国語大学)

「分離独立文学と情動 Partition Literature and Emotions」

分離独立期を背景として執筆された文学作品のなかで歴史小説家と呼ばれる人々が執筆した作品はムスリムに対する心情的加担のために文学性が損な われているとされ、文学史上で高く評価されることは少ない。今回は彼らの作品や分離独立の動乱期を描いたルポルタージュなどを取り上げ、作者た ちが作品に込める心情や読者の反応について考察し、ムスリムとしての情動のあらわれをみることにしたい。

以上です。
みなさまのお越しをお待ちしております。

 

【終了】2015年度 第二回若手研究者セミナー「時代を映す南アジア文学―近代女性作家の作品から現代の読書傾向まで」(7/4)

掲載日 | 2015年06月10日

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2015年度 FINDAS第二回若手研究者セミナー
時代を映す南アジア文学――近代女性作家の作品から現代の読書傾向まで
Rethinking South Asian Literature: From Modern Women Writers to Contemporary Readers

日時:2015年7月4日(土)13:00‐17:00
場所:東京外国語大学 本郷サテライト 7階セミナールーム

※本研究会はどなたでもご参加可能です。

◆村上明香(University of Allahabad)

「初期ウルドゥー語小説と「理想」の女性像(The “Ideal” Women Mirrored in the Early Urdu Novels)」

19世紀半ばから20世紀初頭のインド亜大陸は、女子教育普及や女性の地位改善を目指す運動が盛んであった。こうした動きは当時の文学にも大きな影響を及ぼした。本報告ではウルドゥー語小説『花嫁の鏡(Miratul-‘Arus, 1869刊)』を中心に、当時の「理想」の女性像とは何か、それがいかに社会に受け入れられ影響を与えたかを検討する。さらに、『花嫁の鏡』に影響を受けて執筆を始めたとされるウルドゥー語初の女性小説家ラシードゥン・ニサー(Rashidun-nisa)の小説を取り上げ、男性の描く「理想」と女性の描く「理想」の相違点についても検討を加えたい。

◆松木園久子(大阪大学)

「デリーにおける最近の読書傾向について(On a trend of reading in today’s Delhi)」

文学作品の一般的な読者の行動を知ることは困難である。特に複数言語の使用者が多いインドでは、状況は複雑である。近年Chetan Bhagatを始めとする英語作家たちが驚異的な売り上げを記録していることは先例のない現象であるが、これはとりもなおさず作品を「購入する」人が増えた証である。誰が何を買い、読み、好むのか――本報告では、この素朴だが、とらえどころのない疑問から出発し、最近の読書傾向の一端を明らかにしたい。具体的には2014年および2015年にデリーで学生を中心に行ったアンケートの結果を考察する。調査項目は、使用言語や(受けた教育の)専門分野、読書(1年間の読書冊数や好きな作家)と購買(1年間の購買冊数やジャンル)などについてであり、項目間の相互関係も考慮する。また、作家たち自身が語る体験や回想録を資料として、さらに読者の側からの読書を考察する。

以上です。
みなさまのお越しをお待ちしております。

【終了】2015年度 第三回FINDAS研究会のお知らせ(6/14)

掲載日 | 2015年05月25日

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2015年度FINDAS第3回研究会(現代中国地域研究東洋文庫拠点現代中国研究資料室ジェンダー資料研究班との共催)
「少子化と家族の変容―中国とインドの比較(Changing Family and Reproduction in China and India)」

日時:2015年6月14日(日)13:00‐17:00
場所:東京外国語大学 本郷サテライト 3階セミナールーム
(〒113-0033 東京都文京区本郷2-14-10)

押川 文子(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)
「少子化と家族の変化――インドの場合(Indian Family in the Age of Fewer Children)」

中国に比較してはるかに緩やかな人口転換を経験したインドでも少子化は確実に進み、合計特殊出生率は全インド平均で1981年の4.9から2011年の3.2まで低下してきた。しかし、この過程には大きな地域間、都市農村間、階層やコミュニティ間等の格差があり、性比の不均衡もむしろ悪化してきた。報告では、中国との比較の視点から ①少子化の現状と傾向を概観したうえで、②多産が「問題化」されてきた開発や政治的文脈と政策の流れを整理し、③家族やジェンダーの規範とともに「家族の戦略」の視点からいくつかの研究を紹介しつつインドの「少子化」の性格を考えてみたい。

小浜 正子(日本大学)
「『一人っ子政策』以前と以後の中国家族(Chinese Family before and after the ‘One?Child Policy’)」

中国では、周知のように1979年から「一人っ子政策」が展開されてきたが、それより前の1950年代後半から計画出産が始まっており、もっとも急速な出生率の低下がみられたのは1970年代であった。近年では、一人っ子を含むカップルには二人目の出産が許可されるなど、「一人っ子政策」は終焉をむかえつつある。このような政策の下での長期にわたる少子化の進展の中で、中国の家族のあり方は、都市と農村でどのように変化してきたのか。報告者の調査グループのフィールドワークの結果をまじえつつ紹介する。

コメンテーター・粟屋 利江(東京外国語大学)
コメンテーター・沈 潔(日本女子大学)

2015年5月26日の研究会開催中止のお知らせ

掲載日 | 2015年05月21日

開催を予定しておりました5月26日(火)の研究会につきましては、諸般の事情により開催を中止させて頂く事となりました。
急なご連絡となり、誠に申し訳ございません。

なお、6月14日(日)に、「少子化と家族の変容――中国とインドの比較」をテーマに研究会を予定いたしております。
詳細につきましては、別途ご案内申し上げます。
みなさまのご参加をお待ち申し上げます。

FINDAS事務局

【終了】2015年度 第一回FINDAS若手研究者セミナーのお知らせ (5/24)

掲載日 | 2015年05月01日

poster-20150508東京外国語大学拠点FINDAS(第2期)では、2015年度第一回FINDAS若手研究者セミナーを5月24日(日)に開催いたします。

万障お繰り合わせのうえ、ご参加いただきますようお願い申し上げます。
※本研究会はどなたでもご参加可能です。事前のご連絡は不要です。

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2015年度 第一回FINDAS若手研究者セミナー

日時:2015年5月24日(日)13:00-17:00
場所:東京外国語大学 本郷サテライト  3Fセミナールーム

◆倉田夏樹(東京外国語大学大学院博士前期課程)

「近年のヒンディー語映画に見るナショナリズムの形態(Rethinking Nationalism in Contemporary Hindi Films)」

国民国家概念の妥当性に疑問符が付され、様々なオルタナティヴが模索されている。本報告では映画論の視座より国民国家概念を再考して、そのオルタナティヴのひとつを提起したい。考察の対象は現代インドの特にヒンディー語圏が中心となる。映画というメディアが可能にする「想像の共同体」を論じた上で、ラーケーシュ・メヘラー監督の作品群にその具体的事例を求めていく。

◆須永恵美子(日本学術振興会特別研究員PD)

「マウラーナー・マウドゥーディーと東パキスタン独立(Maulana Maududi and his View of Independence of East Pakistan)」(仮)

パキスタンの思想家マウラーナー・マウドゥーディーは、自身が結党したジャマーアテ・イスラーミーを率いる宗教政治指導者として南アジアのムスリムに広く影響力 を及ぼしてきた。本報告では、彼が東パキスタンおよびバングラデシュ独立に関してどのような発言をしたのか、1956年の東パキスタン訪問の記録、1972年2月にバングラデシュ独立に抗議したZ.A.ブットー宛ての手紙、同年にパンジャーブ州議会で開催されたイスラーム首脳会議での対応などから探る。
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以上です。
みなさまのお越しをお待ちしております。

FINDAS事務局