2015年度 第三回FINDAS研究会「少子化と家族の変容――中国とインドの比較」の報告

掲載日 | 2015年06月15日

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6月14日に開催いたしました、第三回FINDAS研究会の報告です。

「少子化と家族の変化――インドの場合」と題する押川報告では、1981年以降進行しつつあるインドの少子化現象を取り上げ、その背景と特徴を概観した。さらに、家族計画に関する政策の流れと同時代の開発言説について重なり合う論点を指摘を指摘した後、インドの家族観やジェンダー規範の変化とその背景にある社会経済的要因を論じた。
 続く小浜報告は「『一人っ子政策』以前と以後の中国家族」の題目のもと、中国の家族の変遷について、歴史的に概観したうえで、中国の「一人っ子政策」は、1950年代後半から断続的に推進されていたことを強調した。その後、報告者のフィールド調査の概要と少子化の現状を紹介し、家族の変化にかかわる家族規模、生育観、育児や老人ケアのネットワークを検討した。両氏の報告を受けて、沈氏と粟屋氏から家族機能の外部化、年金制度、識字教育の観点からコメントが提起され、報告者および参加者と活発な議論が行われた。

参加者:22名