文化理論 (第1部): 「文化」と「文化研究」
■ 基本的に「表現文化コース」の学生に対しての授業――
・ このコースが掲げる「表現文化」とは何か
・ どういう理論的・方法論的基盤にたって、何を研究するのか
こういったことを考えてゆくために、以下の点を考察 [テクスト読解、講義]
■ 「文化」とは何か、その展開 (「文化理論」の対象)
■ 「文化研究」とは何か――理論・立場・実践(「カルチュラル・スタディーズ/Kulturwissenschaft」
の対象)
■ 「文化」概念・「文化研究」の転換は何を意味しているのか
このことは、単なる「知識」として獲得されるだけでなく、自分自身の「文化」や「文化研究」(さらにはそれを包摂する制度・イデオロギー的コンテクストそのもの)に対する立場へと反映されるはずである。
■ 自分自身の「文化研究」の対象・立場・方法についての考察 [発表]
授業で取り上げた文化研究のさまざまな立場・視点と関連付けながら、自分自身の研究・関心について述べる。自分自身の研究はどのようなスタンスをとるのか、どのような意味での「文化研究」なのか。(つまり、最後の発表を、質疑応答での成果を踏まえて文章化したもの)
「授業の目的」と関連して(とくに、「発表」との関連で)自分の関心・研究テーマを中心に自己紹介