2003年度 集中講義 (大阪市立大学)


文化理論演習U(第1部)


日時

2003年9月22日(月)、24日(水)、25日(木)、26日(金)

場所

大阪市立大学 文学部棟1階 比較言語文化情報処理実験室(128)


授業計画 (2003/09/10掲載)


(以下は履修概要掲載の内容です)

講義内容

映画「シャイニング」(キューブリック、80年)のテクスト分析。
キューブリックの「シャイニング」を素材とするこの授業は、とりわけ次の二つを目標とする。

  1. ショットごとの分析を通じて、映画分析のための基本概念をとりあえず修得し、技術的視点から映画を捉える感覚を身につける。ショット分析は、グループに分かれて実際に分業で行う。

  2. ショット分析をもとにして、「シャイニング」における(〈映画〉というメディアにおける)〈視点〉の問題、〈物語〉の構成のされ方を考察する。

「シャイニング」のアメリカ・ヴァージョン(143分)、キューブリックの他の作品との関連、あるいはスティーブン・キングの原作、キング監修の再映画化(監督:ミック・ギャリス)などにもある程度言及する予定。参加者はそれらの作品についても、知っていることが望ましい。(ともかく、受講前に少なくとも一度は映画を見て、キングの原作を読んでおいてください。)

テクスト

「シャイニング」(監督:スタンリー・キューブリック、1980)、119分コンチネンタル・ヴァージョン(DVD: DL-17369)

参考書

@ジェイムズ・モナコ『映画の教科書』フィルムアート社、AJ.オーモン他『映画理論講義』勁草書房、Bスティーブン・D・キャッツ『映画監督術』フィルムアート社