여름⌒'밤 머리⌒위로 흐르는 아름다운 은하수를 바라보며 할아버지 할머니에게 견우 직녀의 전설⌒∨이야기를 듣던 시절이 어른들에게는 있었다. 이제는 도시의 화려한 가로등'불과 네온사인⌒사이로 하늘의 강이 사라져 버렸지만, 도시를 벗어나 조금만 교외로 나가면 아직도 은하수의 멋진 △낭만이 살아 있다는⌒것을 알게 된다.
한∨여름의 소나기가 지나간 뒤 맑게 갠 초저녁의 하늘 높이 청순하게 빛나는 직녀별을 바라보면서 잠시 동심의 세계로 돌아가 보지 않겠는가?
자, 그러면 직녀별로 잘 알려진 여름의 아름다운 별자리 거문고자리에 대해 알아보기로 하자.
은'가루를 뿌려 놓은⌒듯한 작은 별들이 흐름⌒위로 밝게 빛나는 등성의 별이 특히 눈에 뜨인다. 이것이 우리들에게 매우 잘 알려진 직녀별이다. 직녀별의 아래로 3등성과 4등성의 별들이 작은 삼각형과 평행사변형의 모습으로 △연결되어 있는⌒것이 보인다. 이들이 놓여진 모습만을 보면 어린아이들이 타고 노는 목마를 생각나게도 한다.
서양의 옛⌒사람들은 이 모습을 신의 음악을 연주하는 신화⌒속의 거문고(하프)로 생각하였다. 그리고 오랜 옛날 우리의 선조들은 여름⌒하늘에서 청순하게 빛나는 직녀별을 바라보며 아름다운 직녀와 견우의 사랑⌒∨이야기를 만들어냈다. 이것은 거문고자리가 동서양을 막론하고 여름⌒'밤의 가장 아름다운 별'자리로 여겨졌기⌒때문일⌒'것이다.
出典:이태형 『재미있는 별자리 여행』(김영사, 1989) pp.134~135
-로/-으로 …から(経由)。 → 分析
語 義
은하수〈銀河水〉 天の川。
바라보다 眺める。
견우〈牽牛〉
직녀〈織女〉
전설〈傳説〉 伝説。
I-던 …していた…。(「爪きり」の分析を参照)
시절〈時節〉 時代,時期。
화려하다〈華麗――〉 華やかだ,華麗だ。
가로등〈街路燈〉 外灯。
III 버리다 …してしまう。
벗어나다 抜け出る。
교외〈郊外〉
멋지다 すてきだ。
△낭만〈浪漫〉 ロマン。
下称終止形+는 …するという…(連体引用形)。 → 分析
I-게 되다 …するようになる,…することになる。
한∨여름 真夏
소나기 夕立。
개다 晴れる。
초저녁〈初――〉 夕暮れ時,宵の口。
청순하다〈清純――〉 清純だ。
동심〈童心〉
I-지 않겠는가 …しないか(話し手の意志を尋ねる;等称形)。 → 分析
알려지다 知られる。알다のIII-지다受動形
별'자리 星座。(별 星 + 자리 場所)
거문고자리 こと座。거문고 は朝鮮の琴。
알아보다 調べる。
III 놓다 …しておく。
連体形⌒듯하다 …するようだ。
눈에 뜨이다 目につく。
삼각형〈三角形〉
평행사변형〈平行四邊形〉 平行四辺形。
목마〈木馬〉
생각나다 思い出す。
옛《冠》 昔の。
신〈神〉
연주〈演奏〉
신화〈神話〉
동서양〈東西洋〉 東洋と西洋。
-를/-을 막론하고〈――莫論――〉 …を問わず。
여기다 考える,見なす。
分 析
- -로/-으로 …から
-로/-으로 は格語尾の中でも意味が多様で用法の難しい語尾の1つである。手段・方法・資格などいろいろと意味はあるが,ここでは場所名詞についた -로/-으로 について見てみることにする。
場所名詞につく -로/-으로 の場合,後ろに移動動詞が来ると,移動の方向を表す。このような場合,-로/-으로 は -에 に置き換えることができる。さしずめ,-로/-으로 が「…へ」,-에 が「…に」といったところであろうか。
- 우리 집은 시내로/에 이사했습니다. 私たちの家は市内へ/に引っ越しました。
- 2층으로/에 올라가세요. 2階へ/にお上がりください。
上の場合,-로/-으로 形の場所名詞は移動の到達点を表しているが,名詞が到達点を表しているのでない場合は,「…を通過して」という意味,移動の経由点を表すことになる。日本語では多くの場合「…から」などと訳されるようだ。
- 창문으로 햇빛이 들어온다. 窓から日が差し込む。
この意味の場合,「-로/-으로 해서(…を通って,…を経由して)」の形で用いられることもある。
- 이 기차는 대구로 해서 부산까지 갑니다. この汽車は大邱を通って釜山まで行きます。
本文の「머리⌒위로 흐르는」はこの経由点の意味であるが,日本語に訳すならば「…を」としたほうが自然だろう。しかし,日本語で「頭上を流れる」といったとき,「頭上を」は「流れる」場所,つまり移動の場所であるが,朝鮮語の「머리⌒위로 흐르다」は単なる移動の場所ではなく,「頭上」が一経由場所であるというニュアンス,「どこかしらから流れてきて,頭上を通って,どこかしらへ流れていく」というニュアンスがある。
- 下称終止形+는 …するという…
下称終止形に -는 をつければ「…するという…」という連体引用形になり,下称終止形に -고 をつければ「…すると」という接続(連用)引用形になる。
- 간다는 行くという,갔다는 行ったという,가느냐는 行くかという,가라는 行けという,가자는 行こうという
- 간다고 行くと,갔다고 行ったと,가느냐고 行くかと,가라고 行けと,가자고 行こうと
上のように,終止形であれば叙述形のみならず疑問形・命令形・勧誘形などにもつくことができる。
- 술을 먹자는 제안 酒を飲もうという提案
- 빨리 하라고 재촉했다. 早くしろと催促した。
指定詞-이다・아니다 の場合は -이라는・아니라는,-이라고・아니라고 のように 다 が 라 に変わる。
- 그가 사'건의 장본인이라는 소문이다. 彼が事件の張本人だといううわさだ。
- 수정씨는 학생이 아니라고 했다. スジョンさんは学生ではないと言った。
下称終止形+는・고 はいわば間接話法であるが,直接話法の場合は -라는・하는 や -라고・하고 が用いられる。直接話法のときは下称形のみならず,上称形などさまざまな待遇法の形につくことができる。
- ‘시작이 반이다’라는 속담을 아세요? 「始まりは半分だ」ということわざをご存知ですか。
- 그는 “빨리 떠나야지.” 하고 짐을 챙겼다. 彼は「早く発たなきゃ」といって荷物をまとめた。
- I-지 않겠는가 …しないか
I-겠- は意志・推量を表す接尾辞だが,その意味のあり方は英語の will や古典日本語の「…(せ)む」と似ているところがある。
I-겠- の意味は主語の人称,文の叙述/疑問と密接に関わる。主語が1人称の叙述文の場合,「私は…するぞ」という話し手の意志を表す。もちろん,主語がない文でも動作を行なう人が話し手であるならば,この意味になる。日本語に訳すときには,I-겠- を無理に訳す必要はない。
- 제가 물어 보겠습니다. 私が聞いてみます。
- 다음에는 반드시 이기겠습니다. 今度はきっと勝ちます。
主語が2人称の疑問文では,「あなたは…するつもりか」という聞き手の意志を尋ねる意味になる。これも日本語ではいちいち訳す必要はないだろう。
- 언제 가시겠습니까? いつ行かれますか。
- 들어오는 길에 빵 하나 사다 주겠어? 帰り道にパンを1つ買ってきてくれない?
主語が3人称の文では叙述文・疑問文を問わず「たぶん…するだろう」と話し手が判断する意味になる。「推量」といわれるが「将然判断(まさにそうなるだろうという判断)」である。
- 구름이 끼니 비가 금방 오겠다. 雲が出てきたから,じきに雨がふりそうだ。
- 쥐가 고양이를 물겠어? ねずみが猫をかむだろうか。
主語が1人称の疑問文や2人称の叙述文はあまり用いられないが,推量の意味になる。ただし,前者は「私が…するか」という反語でよく用いられ,後者は「あなたは…しなさい」という遠まわしの命令・勧誘で用いられることがある。後者の意味は英語の you shall を彷彿とさせる。
- 내가 왜 그런 짓을 하겠습니까. 私がなぜそんなことをしましょうか。
- 다음에는 아홉⌒시 뉴스를 시청하시겠습니다. 次は9時のニュースをご覧いただきます。(テレビの番組案内で)
本文では2人称(読み手)に対する疑問文なので,読み手の意向を尋ねる意味である。
日本語訳 夏の夜,頭上に流れる美しい天の川を眺めて,おじいさんおばあさんに彦星織姫の伝説の話を聞いた時代が,大人たちにはあった。今は都市の華やかな街灯の火とネオンサインの間に空の川が消えてしまったが,都市を抜け出して少しだけ郊外に出れば,今でも天の川のすてきなロマンが生きているということが分かる。
真夏の夕立がやんだ後,澄みわたった夕暮れ時の空高く,清純に光る織女星を眺めながら,しばし童心の世界に帰ろうではないか。
さあ,では織女星としてよく知られた夏の美しい星座・こと座について調べることにしよう。
銀の粉をまいたような小さな星々の流れの上に,明るく光る1等星の星がとりわけ目につく。これが我々に非常によく知られた織女星である。織女星の下に3等星と4等星の星たちが小さな三角形と平行四辺形の形につらなっているのが見える。これらの置かれた形だけを見れば,幼い子供たちが乗って遊ぶ木馬を連想させもする。
西洋の昔の人たちは,この形を神の音楽を演奏する神話の中の琴(ハープ)と考えた。そして,はるか昔,我々の先祖たちは夏の夜に清らかに輝く織女星を眺めて,美しい織女と牽牛の恋話を作り出した。これはこと座が洋の東西を問わず,夏の夜の最も美しい星座と見なされたためであろう。