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[共催]”Dream Tour to Japan 2021″を実施しました。

2022.02.03

2021年9月27日から12月20日に渡り、東京外国語大学、国際基督教大学、青山学院大学、アメリカのパートナー大学であるカリフォルニア州立大学ノースリッジ校、カリフォルニア大学リバーサイド校の学生が参加し、Dream Tour to Japan 2021を行いました。このプロジェクトでは、学生たちが「自分がやりたい日本旅行」をテーマに、日本での架空のツアーを企画しました。学生たちは日米混合の2チームに別れ、チームごとにツアーのコンセプトを決め、そのコンセプトに基づき、ツアーの場所や、食事、移動方法や日程などを決め、ツアーを作成しました。

学生たちはプロジェクトの期間中、チームごとにオンライン・オフラインで協働しながら、最終発表に向けて準備をしました。それに加え、3回の全体ミーティングを行い、プログラムコーディネーターの教員と各チームが集まり、進捗報告やお互いのチームで意見交換をしました。最終発表は日程の都合で参加できないメンバーもいたことから、チームごとにツアーのプレゼンテーションを事前に録画してもらい、発表当日はその録画を参加者全員で見て、聴衆からの質問にチームが答える形式で行いました。

一つのチームは「テクノロジー」をメインコンセプトとし、東京と神奈川の最新のテクノロジーが使われている場所、現代建築、食べ物を巡る3日間のツアーを企画しました。

もう一つのチームは「日本の伝統を体験する」をテーマに、石川県の金沢を選び、まだ知られていない日本の伝統とその魅力を体験できる3日間のツアーを考えました。

プレゼンテーションにはどちらのチームも細かく具体的な情報を入れており、そのまま実際の旅行のガイドブックとして使えるようなツアー企画を発表しました。また、学生たちは聴衆からの質問にも明快に回答し、学生たちの事前準備の深さが伺えました。

プロジェクトに参加した学生からは「この企画を通して、日本の様々な魅力を知ったり、考え直したりすることができました。日本の観光に興味があったので、訪れる人のニーズを考え、それに適したツアーを企画するのは面白い」、「テーマがなければ知ることのなかった日本の魅力を知ることができ、楽しかった」などの感想がありました。

このプロジェクトでは様々な文化背景を持つチームメンバーで協働することが求められました。そこには様々な難しさがあることは事前に予測していました。実際に学生たちからは、プロジェクトの楽しさだけでなく難しさも感じたとのコメントがありました。そのような困難さを経験しながらも、各チームが最終プレゼンテーションを完成させたことで、このプロジェクトは、TP-COILプログラムが目標としている「多文化主義的感性」と「コンフリクト耐性」を涵養する機会となり、有意義だったと考えられます。

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