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2013年5月 月次レポート(水沼修 ポルトガル)

ITP-EUROPA月次レポート(5月)

水沼 修

 本年5月から来年3月までITP-EUROPAに参加させていただくことになりました.

 前回の派遣(2011年9月〜2012年8月)に引き続き,ポルトガル・リスボン大学文学部一般言語学・ロマンス語学科の博士課程に籍を置き,エスペランサ・カルデイラ(Esperança Cardeira)先生及びルイ・マルケス(Rui Marques)先生のご指導のもと,博士論文(テーマ:「ポルトガル語の複合時制の歴史的発展」)の執筆作業を行ってまいります.

 同課程には,2012年1月に正式に入学が許可されており,現在は,博士課程2年目にあたります.リスボン大学の博士課程では,課程2年終了時に,研究の進捗状況に関する報告書の提出,および,専門分野の先生方を招いての論文指導が行われることになっています.したがって,当面は,この中間報告が行われる本年12月に向けて, 準備を進めていくことになります.

 当地到着後,カルデイラ先生と面会し,研究の進捗状況や今後の研究計画,および,同中間報告の準備について話し合いました.なお,すでに,学期も終わりを迎えつつあり,講義やセミナーのほとんどが,あとはテストを残すのみとなっていたため,本学期中に各種授業に参加することは難しそうでした.次の学期では,自分の研究と関係のある授業やセミナーに参加したいと考えています.

 しばらくは,博士課程の中間発表に向けての準備を中心に作業を進めていく予定ですが,当地滞在中には,当地で開催される学会への参加や,国内外の学会誌・研究誌への論文投稿の準備も併せて行なっていきたいと思います.

 当地リスボンでは,6月になると,聖アントニオ祭をはじめとした,各種祭りが連日開催されます.日も長くなり,街は夜遅くまで賑わいをみせるでしょうが,誘惑に負けず,気を引き締めて研究を進めてまいりたいと思います.

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