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プログラム概要

若手研究者インターナショナル・トレーニング・プログラム

非英語圏ヨーロッパ諸地域に関する人文学研究者養成の国際連携体制構築
ITP-EUROPA


プログラムは、日本学術振興会の若手研究者養成事業として採択された5年間(2009年4月?2014年3月)にわたる事業です。本学の特徴を最大限に活かし、世界諸地域の中でも特に非英語圏ヨーロッパ諸地域に焦点を合わせ、文学、言語学、文献学を中心とした人文学を中心に、文化統合的視点を持った有能な若手研究者を育成することを目的としています。

 

本学の特色の一つは、多言語の高度な運用能力の養成にあります。この特色を生かし、本事業では、若手研究者が、非英語圏ヨーロッパ諸地域で展開されている人文学の多様な理論を、英語というフィルターを通さずに取り入れ、咀嚼することによってそれらを十二分に活かしつつ、応用研究も含んだ実証的研究を推進します。こうして育成される若手研究者は、従来の受信中心の発想から脱却し、次のような研究の双方向的展開を実践します。

      ヨーロッパの研究環境で日本的発想を意識化

      ヨーロッパの「文化」という研究対象・研究アプローチの特質を明確化

      パートナー機関との双方的交流

      世界に向けて成果を発信-国際ワークショップの開催、論文集の刊行

 

また、若手研究者に海外における研鑽の機会を提供することにより、派遣の実績を積み重ね、その結果として、本学が長年にわたり教育研究交流を推し進めてきた非英語圏ヨーロッパ諸地域の交流協定機関との共同博士論文審査・共同学位授与制度を確立することが本事業の最大の特徴です。

なお、本プログラムの運営のために、国際学術戦略本部(OFIAS)内にITP-EUROPA委員会を設立しています。また、個々の若手研究者の派遣事業を支援するためにITP-EUROPA事業委員会を設けています。


組織体制

ITP- EUROPA委員会 

氏名

備考

成田 節(委員長)

大学院総合国際学研究院教授

宮崎 恒二

理事(教育研究総括・計画・国際戦略担当)、OFIAS本部長

藤森 弘子

留学生日本語教育センター教授、OFIASコアメンバー

和田 忠彦

副学長、大学院総合国際学研究院教授、OFIASコアメンバー

黒澤 直俊

大学院総合国際学研究院教授

千葉 敏之

大学院総合国際学研究院准教授

藤井 修治

研究協力課長、OFIASメンバー 

中尾 ゆかり

留学生課長、OFIASメンバー

深松 順一

会計課長、OFIASメンバー 

宮下 晶子

国際交流係長、OFIASメンバー 

ITP-EUROPA委員会は以下の業務を行います 

・プログラム運営計画の策定

・海外派遣若手研究者の募集及び選考

・プログラム委託費の管理

・プログラム成果の社会への公表

・プログラムの評価

・その他国際学術戦略本部長が指示する事項

 

ITP-EUROPA事業委員会

構成メンバー:

ITP-EUROPA委員会

・派遣の決まった若手研究者の指導教員

 

ITP-EUROPA事業委員会は以下の業務を行います: 

・海外派遣する若手研究者の海外パートナー機関との連絡調整

・海外派遣成果報告等の当該海外パートナー機関と本学との共同企画、その他の活動の立案及び運営


活動計画

2009年度

・若手研究者(大学院生)派遣(ドイツ、フランス、イタリア)

 

2010年度

・若手研究者(大学院生)派遣(フランス、イタリア)

・第1回国際セミナー開催(ボローニャ大学

 

2011年度

・若手研究者(大学院生)派遣(フランス、イタリア、ポルトガル、ロシア)

 

2012年度

・若手研究者(大学院生)派遣(ドイツ、フランス、イタリア、ロシア)
・第1回国際セミナー報告書出版

・第2回国際セミナー開催(ヒルデスハイム大学) 

 

2013 年度

・若手研究者(大学院生)派遣

・第2回国際セミナー報告書出版

 

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