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2011年10月 月次レポート(水沼修 ポルトガル)

ITP-EUROPA月次レポート(10月)

水沼 修

 9月24日にリスボンに到着しました.
 今後一年間,ポルトガルのリスボン大学で「ポルトガル語の複合時制の歴史的発展」について調査・研究を行っていく予定です.

 到着後すぐに,こちらでご指導いただくエスペランサ・カルデイラ先生と面談し,研究の進め方等について相談を行いました.先生との話し合いで,データ収集を継続するとともに,既に集められているデータについての分析を始めることになりました.今月は,主にこちらの作業と,先行研究に関する資料の収集に時間を費やしました.
 また,同先生の指示に基づき,現在は,修士課程のゼミにも出席しています.共同学位制度を利用するにあたり,必要となる単位を取得するため,前期は.「コーパス言語学」と「統語論」のゼミに出ることになりました.後期も同様に複数のゼミに出席する予定です.
 なお,まだ入学手続きが継続中ですが,臨時の学生証を発行していただき,図書館等学内施設を利用することができています.

 今月は,26日から28日にかけて,リスボン新大学で行われたポルトガル言語学会(Associação Portuguesa de Linguística:http://www.apl.org.pt/)第27回大会が行われました.プログラムの構成上,全ての発表を聴くことはできなかったので,自分は,主に歴史言語学に関する発表を拝聴しました.自分の研究テーマと直接関係するものはありませんでしたが,方法論や調査資料等について参考になる点が多々ありました.今後も,当地で行われる大会を中心に,できるだけ多くの学会に足を運びたいと考えています.

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         リスボン大学文学部図書館                         国立古文書館

 

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