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2010年7月 月次レポート(モハンマド・ファトヒー ドイツ)

モハンマド・ファトヒー
エアランゲン大学

               2010年度ITP-EUROPA 月次レポート(7月)

 7月に入ってから、気温が徐々に高くなり、35度を超える日が多かった。昼間は冷房のきいた喫茶店やデパートで過ごしていた。7月末に気温が再び下がり、過ごしやすくなってきた。手術後、痛みが続いたが、担当医が処方してくれた薬を飲み、特に生活や研究に悪い影響はなかった。
 6月にシーアホルツ教授のゼミナールで行ったドイツ語のAttributsatz(名詞にかかり名詞を修飾する付加語文)に関する発表をまとめ直し、5月に博士論文用にまとめておいたドイツ語と日本語における複文に関する一章を修正しながら、また、以前作成してあった、内容修飾を受ける日本語の名詞リストを見直し、手元のデータも参照して、日本語の複文における名詞修飾節の位置づけについて更に考察した。ドイツ語の方では、名詞修飾節と内容修飾を受ける名詞との間の意味関係に注目し、その類型化に取り掛かった。
 夏学期の授業が終わったため、最後のオフィスアワーの時間にシーアホルツ教授と面会し、私の研究のことについてアドヴァイスを頂いた。シーアホルツ教授はスペインの大学との共同で行われている名詞の結合価辞典を作成するプロジェクトを紹介してくださった。私が研究している内容修飾を受ける名詞の結合価に関してより深く調査し、プロジェクトに貢献して欲しいとシーアホルツ教授が言って下さった。

 

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