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2009年9月 月次レポート(高原由紀子 フランス)

月次報告書(9月)
                                                                                                    高原由紀子

 早いもので、ITP派遣プログラムが始まってからすでに3ヶ月がたちました。
  9月から10月は、新学年のため、大学の登録や滞在許可証の更新など、事務手続きがやや忙しい時期です。今月は、未完成の章を完成し、全体の見直し作業に入ることができました。今月に完成させた章は、論文の中で一番大切な章なので、思ったよりも時間が掛かりました。見直し作業には、まだ時間が掛かると思われます。博士論文の完成までには、この見直し作業と結論が残っています。博士論文全体を指導教員のレッシュ先生にお見せして、肯定的な評価を頂いたら、フランス語の校正作業に入ることになります。
 10月は、エクサン・プロヴァンスで、様々な文化行事がある月です。私の専門の文学関係の行事には、メジャーヌ図書館での外国人作家の講演会があります。この講演会には、毎年著名な作家が招待されており、3年前には大江健三郎、一昨年はナイジェリアのウォレ・ソインカ、去年はサルマン・ラシュディが3日間にわたって講演をしました。今年招待される作家はまだ分かりませんが、論文の合間を見て、ぜひ講演を聞きに行きたいと思っています。エクサン・プロヴァンス滞在中に、できるだけこのような文学関係の行事に参加したいと考えています。

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図書館利用などのために行くマルセイユの中央駅からの眺め

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