【南アジア研究センター共催】日本南アジア学会月例懇話会

日時・場所

2023年2月4日(土)10:30-12:00
ZOOMミーティングによるオンライン開催

報告者

小山多三代(東京外国語大学)
「日本語学習に対する意味づけの変容:日本で長期就業するバングラデシュIT人材の語りから」

要 旨

本発表では、バングラデシュから来日したIT人材が、日本企業での長期的な就業を通し、日本語学習をどのように意味づけるようになったのかを考察する。近年、AI時代の到来やコロナ禍によって、IT需要は急速に拡大している。IT人材の獲得競争が世界的に激化する中、これまで多くのIT人材を輩出してきたインドにおいても、日本企業の採用活動が難航しているとの報告がある。このような中、インドに代わる新たな人材発掘先として注目を集めるのがバングラデシュである。本研究では、日本で長期的に就業しているバングラデシュIT人材へのインタビュー調査をもとに、彼らの日本語学習に対する意味づけがどのように変容を遂げたのかを分析し、考察を行った。その結果、彼らが「英語で遂行可能」と見なされる職務につきながらも、日本でのキャリア意識の形成を通して、日本語学習を自身に必要なものとして積極的に意味づけるようになったことが明らかになった。

参加方法

参加をご希望の方は、ZOOMのリンクをお送りしますので、2月2日(木)までに下記のGoogleフォームよりお申し込みください。
ZOOMのリンクは開催日前日にご登録いただいたメールアドレスにお送りする予定です。
https://forms.gle/1EgUfzEyGoTgkss76

主催・共催

日本南アジア学会月例懇話会(主催)・東京外国語大学南アジア研究センター(共催)

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