TUFS Cinema ウズベキスタン民族誌映画上映会『交霊とイスラーム:バフシの伝えるユーラシアの遺習』

開催情報

日時  2022年12月25日(日)13:00開映(12:40開場)

会場  東京外国語大学 アゴラ・グローバル プロメテウス・ホール

プログラム

  • 映画『交霊とイスラーム:バフシの伝えるユーラシアの遺習』本編上映
  • 講演・トークセッション
     和崎 聖日 (監督・制作;中部大学)
     アドハム・アシーロフ( 監督・制作;ウズベキスタン科学アカデミー歴史研究所)
     坂井 弘紀 (和光大学)
  • 司会 木村 暁( 制作;東京外国語大学)

その他  入場無料、事前登録制(先着250名)、一般公開

主催:TUFS Cinema、東京外国語大学中央アジア専攻、科研費「現代中央アジアのタサウウフをめぐる人類学的研究:スーフィー詩への注目から」(JP18K12604;研究代表者:和崎聖日)、科研費「イスラームおよびキリスト教の聖者・聖遺物の人類学的研究」(JP19H00564;研究代表者:赤堀雅幸)
後援:上智大学イスラーム地域研究所
協力:東京外国語大学多言語多文化共生センター

事前登録フォーム

新型コロナウイルス感染症対策のため、事前登録制での開催となります。

登録フォーム https://forms.gle/m4aCgbKnFthmxwGg6

※ フォーム登録後に登録メールアドレスに受付完了メールが届きます。当日、入口にて受付完了メールをご提示いただきますので、ご準備くださいますようお願い申し上げます(スマホ画面で問題ありません)。

※ 事前登録がなくてもご来場いただくことは可能ですが、会場入口で参加登録をしていただきますので、事前にご登録いただくとスムーズにご入場いただけます。定員を超える場合は、事前登録を済ませた方を優先させていただきます。

※ 新型コロナウイルス感染症対策のため、ご来場にあたっては、次の点をご留意ください。あらかじめご了承ください。

  • 必ずマスクを着用してご来場ください。
  • 来場時に、検温および連絡先の届け出にご協力いただきます。

作品紹介

上映作品:『交霊とイスラーム:バフシの伝えるユーラシアの遺習』

作品概要: 舞台は21世紀ウズベキスタンの2つの旧遊牧民系村落。体調不良を訴える患者のために、女性バフシたちが先祖伝来の治療儀礼にあたる。使われるのは、太鼓、鞭、供儀、竈、食布、水、小麦、数珠、スカーフ、・・・。この儀礼はいかに催され、いかなる意味をもつのか。彼女らは何を語るのか。ソ連時代はいかに回想されるのか。 本作は、シャマニズム的交霊とイスラームの融合の位相に光を当て、土地の習俗に根ざしてきた福利のありようを当事者たちの独特の世界観とともに炙り出す。日本とウズベキスタンの気鋭の人類学者が送り出す、渾身の映像人類学作品。東京ドキュメンタリー映画祭2022入選作(2022年12月13日・22日 新宿K’s cinemaで上映)。

監督: 和崎聖日、アドハム・アシーロフ
撮影: シャフルフ=ミルザー・イナムジャノフ、アドハム・アシーロフ、和崎聖日
脚本・翻訳: 和崎聖日、木村暁
音声: 矢野原佑史
編集: 和崎聖日
音楽: カフラマーン・ラシードフ、ズルフマール・バフシ・シールナザロワ、ディルムラード・イスラーモフ
制作: 和崎聖日、木村暁、アドハム・アシーロフ

2022年 / 日本・ウズベキスタン / ウズベク語 / 37分

トークセッション登壇者のご紹介

和崎 聖日 WAZAKI Seika

専門は人類学・中央アジア地域研究。昨年度、民族誌映画Guli Armug‘on: Women’s Local Islamic Ritual in Uzbekistan(2018年)を練り直した日本語字幕版『神授の花:フェルガナの女性とイスラーム』が東京ドキュメンタリー映画祭2021で入選し、東京と大阪で劇場公開される。本作『交霊とイスラーム』では、映像人類学分野で協働してきたアシーロフ氏と共に監督を務める。

アドハム・アシーロフ Adham ASHIROV

ウズベキスタン科学アカデミー歴史研究所民族誌学・人類学センター長。専門は民俗学・民族学。長年にわたってシャマニズム研究に従事。映画Guli Armug‘onで 和崎氏と企画・脚本・翻訳を分担。同作は英国、ウクライナ、セルビア、マケドニア、メキシコ、日本の民族誌映画祭で入選。ウズベク語の著書に『ウズベク民族の古代信仰と儀礼』(2007年)、『ウズベク文化における水』(2020年)などがある。

坂井 弘紀 SAKAI Hiroki

和光大学表現学部教授。専門は中央ユーラシア文化史、テュルク口承文芸研究。論文に「英雄叙事詩とシャマニズム:中央ユーラシア・テュルクの伝承から」(『和光大学表現学部紀要』15号、2015年)、「英雄叙事詩とシャマニズム2:中央ユーラシアの叙事詩語りとシャマン」(『和光大学表現学部紀要』19号、2019年)などがある。

木村 暁 KIMURA Satoru

東京外国語大学大学院総合国際学研究院講師。専門は中央アジア史。近年、和崎氏らの民族誌映画制作に参画。『神授の花』に続き、本作『交霊とイスラーム』でも脚本・翻訳を分担。和崎氏との共訳にハサンハン・ヤフヤー・アブドゥルマジード著「ウズベク語におけるクルアーンの解釈と翻訳について」(『日本中央アジア学会報』15号、2019年)がある。

会場のご案内

◆〒183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1

◆JR中央線「武蔵境」駅のりかえ  西武多摩川線「多磨」 駅下車  徒歩5分
(JR新宿駅から約40分)

◆京王電鉄「飛田給」駅北口より多磨駅行き京王バスにて約10分 「東京外国語大学前」下車

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お問い合わせ

東京外国語大学 広報・社会連携課( 土日祝をのぞく 9:00-17:00)
〒183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1
Tel: 042-330-5441

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