ロシア若手トーク:秋草俊一郎さん(日本大学大学院総合社会情報研究科・准教授;比較文学、翻訳研究)

1958年、中年男がローティーンの少女に惹かれるという
センセーショナルな内容の小説、『ロリータ』を刊行した
ロシア人ウラジーミル・ナボコフは、一躍時の人になりました。
この突然あらわれたベストセラー作家に、メディアはむらがりましたが、
その視線はかならずしも好意的なものだけとはかぎりませんでした。
50年代終わりから60年代、70年代をつうじて、
『ライフ』や『エスクァイア』、『ヴォーグ』といった雑誌を通じて
流通した作家の写真をスライドでごらんいただきながら、
作家が、いかに写真家やメディアと協同し、
「文豪」や「セレブリティ」といったセルフイメージを
つくっていったのかを検証したいと思います。

日時 2018年5月15日(火)16:00-17:30
会場 研究講義棟104教室
アクセス / キャンパスマップ
発表者 秋草俊一郎さん(日本大学大学院総合社会情報研究科・准教授;比較文学、翻訳研究)
題目 「作家の写真を読む― 『ロリータ』の著者ナボコフは、いかに世界的作家になったか」
主催 科研(基盤B)「ロシア・ウクライナ・ベラルーシの交錯
―東スラヴ文化圏の領域横断的研究」(代表・沼野恭子)
備考 本講演は予約不要です。ご関心のある方はどなたでもお越しください。
連絡先 連絡先:巽研究室 tatsumi[at]tufs.ac.jp
※[at]を@にかえて送信してください。

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