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a, o , u , e, y, i
ウクライナ語には6つの母音がある。なお、母音の長短によって意味の区別をすることはない。
b, p, m, v, f , d/d', t/t', z/z', s/s', c/c' , dz/dz', ,
,
, d,
, l/l', r/r', n/n', j, g, k, x, h
上の/'/は、/j/や母音の/i/のように舌の中央部を硬口蓋に近づけて発音することを表す。 このような音をウクライナ語では軟音、それ以外の音を硬音といって峻別する。 名詞類の変化型の区別などに役立つからである。
アクセントはストレスアクセントであり、語義の区別に関与する。単語ごとに決まった位置にある。イントネーションはコミュニケーション上で極めて重要な役割を果している。
修飾語―被修飾語がふつうで被修飾語―修飾語はまれな語順である。
数量を表す語‐名詞がふつうの語順で、名詞―個数詞の語順は概数を表す。
文の基本的な構造は[主部]+[述部]といえる。 ただし、形態上、語と文との区別のない名辞文やまた、非(無)人称文、普遍人称文、不定人称文など主部が現れない文型もある。
文の種類 | 主部 | 否定辞 | 述部 | 日本語訳 |
人称文 | ![]() |
(![]() |
![]() ![]() |
(男性の場合)私は日本人です (ではあ(女性の場合)りません)。 |
名辞文 | ![]() |
朝だ。 | ||
非人称文 | なし | (![]() |
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寒い(寒くない)。 |
普遍人称文 | なし | ![]() |
生きている限り学ぶもの(諺) | |
不定人称文 | なし | ![]() |
話が続けられる。 |