周接辞 ke-...-an が付く語は、抽象的な意味を表す名詞や「~がかった、~のような」という意味の形容詞の他に、動詞にもなります。ke-...-an動詞は、自発・偶発用法の ter-動詞のように、自分の意図とは無関係に起こる出来事を表します。また、その出来事によって嫌な思いをしたり、被害を受けたりすることを意味することが多いです。
kelihatan「~に見える、見られる」(lihat/melihat「~を見る」)
kedengaran「~に聞こえる、聞かれる」(dengar/mendengar「~を聞く」)
kekurangan「~が不足する」(kurang「不足した、より少ない」)
kehilangan「~を失う」(hilang「なくなる、消える」)
ketinggalan「~に置き去りにされる、取り残される」(tinggal「残る、留まる」)
kelaparan「腹を空かせる、飢える」(lapar「腹が減った」)
Hasnah
kelihatan
tidak
sihat.
「ハスナは調子が悪そうに見える。」
Aurat
merujuk
kepada
bahagian
tubuh
yang
tidak
boleh
kelihatan
dan
wajib
ditutup
menurut
hukum
Islam.
「アウラットとは、イスラーム教の戒律により、見られてはならず、覆い隠さなければならない身体の部分を指す。」
Dia
sedih
kerana
kehilangan
ibu
yang
sangat
disayanginya.
「彼(女)は非常に慕っていた母親を失い、悲しんでいる。」
Jabatan
Linguistik
di
universiti
terkenal
itu
dianggap
bukan
sahaja
kekurangan
tenaga
pengajar
tetapi
juga
ketinggalan zaman.
「その有名大学の言語学科は教員数が不足しているだけでなく、時代遅れでもあるとみなされている。」
Anjing
itu
kelaparan
kerana
tidak
makan
apa-apa
berhari-hari.
「その犬は何日も何も食べておらず、飢えている。」
ke-...-an動詞には普通、抽象的な意味を表す名詞としての用法もあります。ke-...-an の付いた語が動詞か名詞かは、その語の文中での位置などにより区別ができます。
kelihatan「①~に見える、見られる②見え、見たところ」
kedengaran「①~に聞こえる、聞かれる②聞こえ、聞いたところ」
kekurangan「①~が不足する②不足」
kehilangan「①~を失う②消失」
ketinggalan「①~に置き去りにされる、取り残される②残り」
kelaparan「①腹を空かせる、飢える②空腹」