本を書くことは、一冊の本の成り立ちにとって実はたった一部分であるというのは、初めて共訳で翻訳書を出していただいたときからつねづね思うが、それでも著者として新刊がでるのはかなり嬉しい。すでにツイッターやら新聞広告で見たという方々から先にお知らせをいただいていて恐縮だが、『経済学の堕落を撃つ:「自由」vs「正義」の経済思想史』、講談社現代新書である。ああ、またコワいタイトルの本を書いてしまった...(タイトルは、著者の一存ではきめられないのでありましたー)。
ネット上で「講談社現代新書」のサイトがあり、そこにエッセイも寄せたので、そのうち読んでいただけるはずである。今は「はじめに」だけを読むことができるようになっている。よかったらオンライン「立ち読み」してくださいませー。そして、やがて書店にてお手に取ってくださいませー。税別で1000円。お買い得!(?こういう宣伝でいいのか?)かなり熟成、というか時間のかかった仕事でございました...。
まーそれはともかく、昨日から一泊でゼミ有志とともに千葉の香取あたりに合宿に行ってきた。ああ、すばらしいデジタルデトックス、午後はスタッフの方々とさつまいも畑の農作業、青空、わたる風。11月下旬とは思えないすばらしい小春日和にめぐまれた。ホスト先のご存じIさん(ええ、恋する豚研究所の)は、食事をしながら話でもできればというおつもりだったようだが、ゼミ生諸氏はがっつり「報告と討議」を準備してのぞみ、終了したのはなんと22時。とてもとても充実した議論ができました。参加者のみなさま、お疲れさまでしたー。