研究仲間で漁業経済学のH先生からふとご連絡があり、「昨年のあの成果はどうなりましたか」とのお尋ね。そういえば、当方も加えていただいている共同研究グループが気仙沼市の意識調査アンケート調査を請け負って出した結果について、気仙沼で報告を行ったのは、ちょうど去年の今頃だったかもしれない。H先生は報告会にはいらっしゃることができなかったが、共同研究全般には大いにご協力いただいたのだった。気仙沼市のHPを探すもみつからず、代表者のD先生に伺ったところ、なんとも見つけにくいところにひっそりと掲載している(笑)。
気仙沼市転入者の意識調査アンケート結果
https://www.kesennuma.miyagi.jp/sec/s022/010/010/010/011/20191002154055.html
アンケート調査については当方はまったく素人だが、グループのお一人と、その知り合いの専門家のお話しをうかがったり、実際のアンケート調査に加わったりしてみて、アンケート調査というのがいかに難しく、また大変なものかということがよくわかった。もちろん何かのシンポジウムなどの企画の後に「本日の企画はいかがでしたか」みたいな気楽なお尋ねの紙を配って、感想や批判に一喜一憂した経験は少なからずあるが、人びとの意見をちゃんと聞き出し、それを分析してそこから何かを「読み取る」のは容易ではない。久しぶりに、その体験のことを懐かしく思い出した。
そういえば、このグループメンバーとはその後9月に、地域通貨&仮想通貨の国際学会のセッションを一緒に組んで参加し、外国からのゲストたちと飛騨高山の滞在を楽しんだのだった。昨今の豪雨で、かの地も大変な被害を受けているという報道が続く。今は赴くこともかなわないが、何か応援できることがあれば、少しでも応援していきたい。