« かの映像のオリジナルがそこにー | メイン | めでたかった連休とその後 »

チョーかわいい個展のことと、それから

過日、隣(愛しのわが元同僚F先生)ゼミ出身のMちゃんから、とても可愛い個展のお知らせをいただき、オープニングの晩にさっそく観に行ってきた。谷中あたりの「ひるねこブックス」(夜に行くとアンタイムリーだったが)というちょっと面白い本屋さんで絶賛開催中である。Mちゃんはバリバリのキャリアをもつ女性だが、一転してイラストレーター兼もの書きになった。その絵も言葉も、それゆえの深みと温かさに満ちている。原画もグッズも、お店の雰囲気にしっくりなじんでいた。
個展のための特別クッキーをここにご紹介いたしましょう~。


うひゃー、かわゆいー。食べるのが惜しい!(とか言って明日ぐらいに食べるのか、自分...)11日まで開催しているので、ほっこりしたい方はぜひお運びを!

さて、先日は調布のデモ友の幾人かが世話人をする「のどらか」に呼んでいただき、パナマ文書の話しをさせていただいた。数名の参加者かと思って伺ったら、びっくりするほど(といっても20人ぐらいですが)参加者があり、しかも大変熱心に聞いてくださった。サービス満点で配布資料をつくったので、世話人のみなさまには負担をかけてしまったが、さらに加えてちょうど9月29日のT新聞夕刊にパナマ文書の記事があったので、申し訳ないと思いながらもコピーして持って行ったら、なんとすでに資料としてコピーされていた(さすがだっ!)。主宰のデモ友たちはもちろん、久しぶりに他のデモ友の皆さまにも会えて(いらしてくださってありがとうございます!!)、また気骨のある参加者のみなさんと活発な議論を行うことできて、大いに元気をいただいた。
拙ブログでも5月ごろ紹介させていただいたとおり、これはタックスヘイヴンなどにおけるペーパーカンパニーの実態、それが租税システムを含む各国の経済活動にもたらす甚大な影響、国際的な調査報道のネットワークとメディアの位置や機能の仕方の変化など、さまざまな意味できわめて重大な事件である。前者に関しては、ピケティら世界の経済学者たちが(アーンドちょっと遅れて日本の経済学者たちも)「実態を解明して適切な処置を」と声明を出し、G7でも取り上げられた。ただし日本ではあまり十分に注目されているようでもなく、展開も乏しいように思われる。そんなわけで、この件をことあるごとに取り上げなければと思う。
ところでそこでIさんが告知していたように、調布駅前のタコ公園(ネーミングがたまらん)の樹木がむざむざと伐採されようとしていることへの市民運動が昨今起こっており、当方も及ばずながら応援しているところである。実は、わが本務校G大付近の桜並木や朝日町通りの花水木(こちらはいずれも府中だが)も、ここ2ヶ月ばかりずいぶんとダイナミックに伐採されているが、どうしたことだろうか。「東京オリンピックの関連で」(えっ?)とか「電源がどうのこうの」とか簡略な説明が付されているが、関連がわかりにくい。府中市民でない当方には当然のことながら事前に連絡はない(あたりまえ)が、たとえば府中市の市議会や都議会で予算が計上されて(あるいは調布のケースも同じかもしれないが)企画がとおれば、樹木の伐採というものが自由に行われていいのだろうか?
「殺人」ならぬ「殺木」で、何十年もかけて大きくなった樹木はめった切りされれば元には戻らず、別の木をそこまで育てようと思えば何十年もかかるのである。木ならどこかにたくさんあるという話しではないだろう。幹の一部分だけが残った「死骸」をみながら通勤するのは目にも辛いものがあり、生き物としての本能的な怒りが込み上げてくる。それに「生物多様性」的にもどうなんだ?という思いがよぎる。(今度そのすじの専門家にきいてみやう!と思う。)というか今後、情報請求をしてみなければいけない。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
https://www.tufs.ac.jp/blog/mt6/mt-tb.cgi/13478

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About

2016年10月 2日 22:53に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「かの映像のオリジナルがそこにー」です。

次の投稿は「めでたかった連休とその後」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。