世界システム論が「きている」
ふおおお、ようやく書評を一つ書き終わり、某書評新聞編集S氏にお送りした。いえーい、これで晴れやかな週末だっ!(これから研究会行くけど)。対象本はコレ。
はい、汪暉さんの新著ですねー。今年の2月だっただろうか「中国研究でない人に」と誘われて踏み込んだこの領域、新自由主義批判という文脈からも重要だが、野心的なタイトル「世界史の中の世界」(うーん、大構想!)が示す通り、世界システム論を十分に意識した仕事である。とか考えつつ過ごしていた折に、大先輩のU氏からご新著をご恵送いただいて「あっ!」と驚いた。コレです。
ローザ・ルクセンブルグを起点とし、H.アレントにも目配りしつつ、これまた(?)世界システム論の4人組(アミン、フランク、ウォ-ラーステイン、アリギ)を論じるものである。なるほどー、そう来たかっ!しかし大変ありがたいお仕事ですねー。(あとがきの謝辞をみたら、あら凄腕編集のM様...)
こうして、世界システム論がじわじわと「きている」感じがする。ふーん、そうかあー。それにしても最近の本の装丁って、こういうシンプルなのがトレンドなんだろか?しぶい...