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「フェンス」の向こうを考える

報告がやや遅れたが、去る8日(月)、ゼミ出身のAちゃんが某学習会の講師となるというので、祝い(?)を兼ねて参加してきた。拙ブログでも紹介させていただいたことがあるのだが、外大HPに全文が載っている彼女の卒論を読んでくださったO氏が某商業誌に全文を掲載してくれたというハナシの続きである。
月曜晩なので仕事の後遅れて参加する人もあったが(当方も早々に仕事を片付けてダッシュで都心へ向かった)、おそらく総勢20名ぐらいのわりと大きな研究会で、時間も2時間半と贅沢にとってあったので、Aちゃんの控えめな長さの報告の後、つっこんだ議論が展開された。
メンバーの半数以上はもう何十年も沖縄の問題に関わっているかとみられる錚々たるみなさまであり、みなさまからするとびっくりするほど若いAちゃんの問題意識との摺合せにはやや手間がかかり、あるいは齟齬もあったのかもしれない。しかし的確に問題の核心を突くいくつもの質問やコメントが提示され、数々の論点が明確になった。他方で、昨今辺野古の座り込みにコミットしている若い人びとも複数名参加しており、彼らの初々しいコメントや質問にも好感がもてた。「フェンス」の向こうを考え、いつかフェンスがなくなることを願うAちゃんの論考に多くの人びとが関心と連帯の意を寄せてくださっているのをみて、こちらも大いに元気づけられた。学習会の後の会合も、(当方はその翌日午前中から授業があったため参加できなかったが)楽しく盛り上がったとのこと。とにかくAちゃん、お疲れ様でした!立派でしたよ!
後日、メールを頂戴してわかったのだが、参加していた某J氏が運営するサイトに様子を載せてくださった。ありがとうございます!
http://www7b.biglobe.ne.jp/~whoyou/emigrant15.html#20150609miyahiraai
この日の記録だけでなく、たいへん読み応えのあるサイトである。

追:今日はこれからわが所属学会の幹事会で京都に日帰り出張。行ってきますー。

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2015年6月14日 06:59に投稿されたエントリーのページです。

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