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研究会シーズン?

土曜日の夕方という言葉が喚起するイメージは、家族との穏やかな夕暮れ、あるいは街に出て親しい誰かと出会い、美味しいものでもつつきながらゆっくり話しをする時間、はたまた心躍るデート?、だろうか。昨日6日はそんな土曜18:00のシンポジウムに、なんと1400人が詰めかけたという。立憲デモクラシーのシンポジウム、「立憲主義の危機」である。
当方も開始15分前には到着したと思うのだが、入り口付近にはすでに長蛇の列、会場入りするとすでに満席で立ち見となった。700人の教室がびっしりと埋まり、追加で中継を見せた300人教室も満席、さらに音声のみの教室を設けて対応した。憲法が「立法」府つまり議会で作られる他のすべての法律よりも上位にあり、その主体は国民であって、憲法は権力の暴走をとめるために存在するという構造が歴史的、論理的にわかりやすく説明されて、たいへん勉強になった。会場には年齢層高めの方々も多かったが、学生とおぼしき(会場となっていたT大の学生だけではないだろう)人びと、おそらく高校生ではと思われる聴衆も比較的多かった。若者が動き始めたら、この国の状況は大きく変わり始めるだろう。
終了時間はやはりだいぶん延長して帰り道、某本郷3丁目の交差点で、別の研究会をやっていたという10名近くの研究仲間たちに出会った。軽く近況などを報告し合って別れたが、久しぶりのことで懐かしかった。こちらも若手中心である。みんな元気で大いにがんばってほしいと願ったひとときであった。

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2015年6月 7日 10:13に投稿されたエントリーのページです。

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