船酔いする映画ですが
麗しの五月が始まり、夏のようなゴールデンウィーク真っ最中である。こちら、〆切モノや各種の準備を淡々と行っていたが、ふと思い立ってポレポレ東中野で今日からアンコール上映の「圧殺の海」を観てきた。
気が付けば映画の日で、しまった、それならもっと違った(どんな?)テイストのものを観ればよかったかとも思ったが、しかし沖縄をめぐるあまりに理不尽な状況を身体感覚とともに理解するには必見の作品であった。2013年末のN知事の変説から始まり、この間の辺野古の闘いを間近で映し取っている。カイホの暴力行為の様子もしっかり撮影されている。もちろん、闘いの最中や隠しカメラで撮影された映像は何度も大揺れに揺れるので、「酔いやすい人は後方座席で観るように」という注意を守っても、やはり船酔い気味にはなる。実際、耐えかねて途中で席を立つ人も少し存在した。しかしそれでも、繰り返しのアンコール上映が行われ、全国での上映がさらに決まりつつあるというのだから、本土の状況も少し変わってきたのかもしれない。
誰かが書いていたが、後世になって振り返ると「あの辺野古の闘いが日本の転機だったね」と言われることになるのかもしれない。いや、そうありたい。
追記:前回投稿させていただいた件、「モニタリングポストの不備によるものだった」という連絡が来た。そうだったのか、と受け止めながらもどこかで、ほんとうに技術的不備だったのだろうかと疑心暗鬼にー。あまりに情報を隠されると過剰に懐疑的になる。