残暑ときどき小ゼミ
いわゆるお盆前後はしばらく大学がロックアウトで、大学も実質的に「夏休み」となったが、開けて今週ぐらいからは、ぼちぼちゼミ生諸氏からの連絡や相談が来たりする。昨日は卒論ゼミ生のお二人と連れ立って東京都現代美術館の「クロニクル1995-」を観てきた。ちょうど同美術館の開設が1995年で20周年の記念特別企画とのことで、例の(?)目利きの友人K氏から早い時期にお勧めをいただいていたのだが、卒論テーマがオウム関連のY氏に見るよう勧めてみたところ、これに関心をもったA氏とともに「みんなで行こう!」となったのだった。丁寧な解説が秀逸な展覧会。当方にとっては「そういえばあのとき」と思い出すことしきり、若い二人にとっては「ロスジェネ」の原点への回帰のようであり、いずれにせよ三人で「1995年、やっぱ暗いわー」とつくづく確認した。
午後には別のゼミ生某氏(留学帰り)がどうしても昨日、基本書報告をしたいとのことで、大学まで戻る手間を惜しんで新宿某所のカフェにて突然、番外編的小ゼミ開催。色鮮やかなケーキのリストをみながら「やーん、どれにするー」とか言っていた女性4名が突然レジュメとペンを手に議論を始めたのは、おそらく異様な光景であったに違いない。(カフェのスタッフさんたち、長居してすんません)しかし少人数ゆえのおもしろさもあり、没頭して議論した。カフェを出た頃には日が傾いており、かんかん照りの残暑を避けた格好になった。明日は大学にて小ゼミありますー。