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シュプレヒコール!な、ながい...

またまた目先の締切(こんどはジャパンタイムズのコラム)があってブログを書いてる場合でなかったが、今ようやく一通り書き終わった。ふう。後でまた手直しして今日明日中に送るのだが、気分転換にちょいと近況報告を。
去る15日(木)は首相が記者会見をするというので、W大での仕事の後、いてもたってもいられず官邸前へ。やはり緊急行動があるらしく(知らずに行った当方は情報弱者;)、スタッフさんたちが場所の変更(議員会館前から官邸前へ)を知らせていた。メディアも続々と来ており、すでにかなりのにぎわいである。本来は某旧友兼デモ友M氏と会合予定だったが、まずはこちらへと合流してもらい、ともに抗議行動に参加した。するとあらあら、先日取材をしてくださったHさん、しばしば金曜晩にお見かけするあの方この方、いつぞや講演に呼んでいただいて久しぶりにお目にかかる方など、多くのみなさまが参加されていて、主催者発表で参加者2000人とのことだったが、相当な熱気であった。
いつもの脱原発のコールと異なるため「シュプレヒコール」と書かれたビラが配られた。これを見て唱和すれば大丈夫である。が、「解釈改憲、絶対反対」とか「戦争するな」「平和を守れ」とノリのいいものはともかく、「安倍首相は憲法を守れー」とか「武器輸出の解禁、反対」、まあこの辺りまでは頑張ってついていくのだが、「安保法制懇の「報告」はいらない」(シュプレヒコールのなかにカッコ書きの言葉が入っているとは?!)、とどめは「解釈改憲の「基本的方向性」提示に抗議する」 -な、ながい。長すぎる。しかもこれもカッコがついている。これではうまく叫べないではないか!それでもおよそ1.5時間、声を枯らして叫び続けた。ゲホゲホ(見かねたM氏がマスクをくれた。ありがとう~。持つべきは友である)。次は6月17日(火)18:00~ @日比谷野音とのこと。(うーん、夕方まで授業の曜日...)
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で昨日はようやく映画「アクトオブキリング」(ジョシュア・オッペンハイマー監督)を観てきた(原稿やってないやん、と突っ込まないでん)。どー考えても楽しいお話しではないのだが「初夏のデート?」みたいなカップル複数を含め、ほぼ満席。すごいな。出来栄えはなーるほど、目利きの友人K氏&Y氏ご夫妻のおススメだけのことはありました。大量虐殺の当事者に、それを題材とした映画をつくらせ、それを撮影するというドキュメンタリーを逸脱したドキュメンタリーで、ツートップの対照的なあり方を中心に追っていく。特に、途中から撮影を離れた片方が現代のアメリカのやり方を批判しながら自己正当化するところなど、いろいろ考えさせられる。この映画製作自体が政治的コミットメントであることを強く生かした作品であり、かれの側もそこを意識して対応したのである。監督は1974年生まれ、若いっ!(といってももう40歳か...)。ともあれ観るべき秀作である(血などはほとんど飛び散らないです:この手のものがコワイあなたへ)。

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2014年5月18日 18:10に投稿されたエントリーのページです。

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