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そして厳しい残暑ニモマケズ

ようやく夏休みらしい日々となり、恒例の金曜晩の官邸前にも再び、しばしば参加できるようになった。一時期の勢いはないが、常連のメンバーがあつまって地道に声を挙げるスタイルとなってきている。いや、何十年にもわたって毎週月曜日に抗議行動を行ってきた祝島のおばちゃんたちのことを思えば、金曜晩のアクションはまだまだひよっこのようなモノである。8月もなかばを過ぎ、日中の残暑はともかく夕方はだいぶ涼しくなって、外にたたずむのが心地よい。

そんな日々にも、ぽつりぽつりと拙著にコメントや感想を頂戴する。短いものでもかなりうれしく、まして丁寧なお手紙などいただくとほんとうーに感激いたします。ありがとうございます!!今日は図書館の資料確認のためロックアウト明けの大学に出たついでに郵便物を確認すると...。えっ...、長州、いや長...周、新聞?それこそ上関を含め、中国地方を中心としたエリアの新聞だそうだ。「紹介記事在中」と添え書きがある。で、明けてみると、うわっ、なんともおおきな記事!そして評者の方はとても丁寧に読んでくださっている。どうもありがとうございますー。はいっ、目下、次の仕事に向けてこつこつやっております。がんばります!
しかしさらにインパクトがあったのは、その隣の記事「よい映画をみる会:1955年政策『生きものの記録』(監督黒澤明)」であった。この映画、当方は観たいとおもいつつまだ未見なのだが、放射能をめぐる荒唐無稽なストーリーといい、「狂っているのはあの患者なのか。こんな時世に正気でいられるわれわれがおかしいのか」というメッセージといい、すぐれて現代的である。夏休み中にどこかで探して、ぜひ観たいものだ。
そうそう映画と言えば、当方も勧められて観たばかりの「世界が食べられなくなる日」(ジャン=ポール・ジョー監督、現在は@アップリンクで上映中)もなかなかの秀作である。フランスの原発事情や遺伝子組み換え作物に関する対立の状況についてかなりの情報が得られるし、3.11後の問題にも真正面からとりくんでいて好感が持てる。

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2013年8月16日 21:01に投稿されたエントリーのページです。

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