先週の水曜日(4月24日)に仙台高裁で「ふくしま集団疎開裁判」。つまり郡山の子どもたちの年間1ミリシーベルト以下での環境での教育を求めた仮処分申し立てに対して、「却下」の決定が下された。この申し立て、支援者たちが金曜官邸前デモの後に何度もかなり強くアピールを行っていたので、デモ友のみなさんはご存じかと思われるが、日本のマスメディアはほとんど報じなかった。したがって「却下」についてもまた然りである。
某メーリスに、弁護士の井戸謙一さんが怒りを込めて知らせたものが流れてきたので、以下のいくつかの情報を転載させていただく。
・決定の全文について以下で読める他、これまでの報道情報もある。
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1578
・ところでアメリカのメディアではこれをとりあげており、チェルノブイリと比較した記事に対しては「チェルノブイリより福島の方がひどい状況だと、そろそろ認めたほうがいいのではないか」という読者コメントなどが付されているのだがー。(本日(4/28)現在でも読める状態ですが、お早めにご確認ください)
ワシントンポスト
http://wapo.st/ZQOkgj
ABCニュース
http://abcn.ws/14h2FKo
NYタイムズ
http://nyti.ms/ZQOxA7
一方、日本のマスメディアでも取り上げざるをえなかったのは、先日のフクイチのトラブルがまた(二度目である)ネズミによるものだったという「事件」である。フクイチの状況がかなりひどく「事故収束宣言」などからほど遠いことはおよそ周知の事実となっているが、いつぞやの大飯原発付近のクラゲといい、今回のフクイチのネズミといい、人間以外の生き物たちが身体をはって、実力行使で原発に抵抗しているかのごとくである。かれらもまた被曝すると思うと気がめいるが、この際人間以外の生き物とも連帯(?)していくしかない。福島の子どものみなさん、大人たちもがんばるけれど動物たちもついているからね!