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2012年9月 アーカイブ

2012年9月10日

市民!

昨日9月9日(日)は重陽の節句、菊の節句であったが、まーそれはともかく(オチなし)、沖縄ではオスプレイ配備に反対して開催された県民大会に10万1千人が集まったそうだ。東京でもこれに呼応した催しがさまざまにあったようだが、わがデモ友のIさんからご連絡をいただき、調布で行われた『ラブ沖縄』の映画上映&講演会に参加してきた。午後2度の上映のあいだにN谷ボスが「"復帰"40年、いま"沖縄と本土"」について講演するという、他人とは思えない企画(?)である。後半部分に参加したので、さきに講演でその後映画を観る形になったが、前半部分の上映会は満席で椅子を追加したり立ち見も出たりと大変だったらしい。
映画はこちら↓ タイトルは可愛らしいが、中身は辺野古と高江の市民の戦いに肉薄して撮った、かなりのハードものである。観ている身体にうったえるという感じであろうか。
http://america-banzai.blogspot.jp/p/index.html

企画内容もとてもよかったが、久しぶりに会うわがデモ友のみなさんが総出で受け付けや司会、会場係を生き生きとつとめていて、最後に司会のIさんがおっしゃっていたが「今こそ市民が試されていると思う」というこころざしをそのままに体現していたのが素敵だった。こころざしをもった人々が集まって企画を立て、考える場を持つこと。団体名も(いや、いちおう今回は「調布ドキュメンタリー映画くらぶ」という名にはなっているが)制度も組織も別に不可欠ではないのである。
うかがえば何と、金曜晩の首相官邸デモも常連とのこと。「これまで会いませんでしたねえ」、「まあ、あの人数だしね」。いや、そうではないかと思ってはいたのだが、家庭のある方々を晩にお誘いしてはと何となく確認せずにいたのだった。次回はどこかで落ち合おうと約束して別れた。

そういえば先週の金曜日の官邸前は、久しぶりに外大若手のRちゃんに偶然会った。彼女もやはり来られる限り毎週という常連組のようである。みんなひとりひとり、思いを込めて行動しているのだ。ちなみに、3週間前から用いていたお茶缶、先々週は別の場所をたたき、先週は本体とフタの一部に穴をあけて紐を通した変な楽器にして叩いていたが、それもベコベコになったので、今度こそ終わりにしようと思う。ここまで使い込めば、成仏してくれるだろう。ちーん
 

2012年9月22日

必見!のドキュメンタリー映画ひとつ

このところ、原稿のため立てこもって、いや引きこもって、いやとにかく家にこもっており、拙ブログをすっかりご無沙汰してしまった。そうこうするうちに暑さ寒さも彼岸まで、ついに季節の変わり目が来たようである。さて、今朝の東京新聞で情報を得て、下高井戸でドキュメンタリー『傍:3.11からの旅』(伊勢真一監督、2012年)を観てきた。上映後に監督と絵本作家のいせひでこさんとのトーク付き(我ながら昔からオマケ付きに弱い)。映画の主人公は宮城県亘理町で震災直後に「臨時災害ラジオFMあおぞら」を立ち上げたシンガーソングライターの苫米地サトロさんとその一家であるが、飯館村のエピソードが挟み込まれている。監督は毎月11日の「月命日」ごとに亘理町と飯館村に通い続け、「墓参りをするように撮影する記録があってもいいじゃないか」と撮影を続けたのである。

そのていねいな仕事が映画のなかで独特の時の流れをつくっている。見事な作品である。出てくるひとがひとりひとり印象に残るが、苫米地さんの奥さんは圧巻である。必見!28日(金)まで下高井戸シネマにて11:00-13:00(一回のみ上映。ちなみに予告編でやはり3.11を意識して作ったのであろう作品の予告が流れるが、この人がかつて「原発安全」の広告に出ていたことをわたしは忘れない)。その後横浜の「シネマ・ジャック&ベティ」で上映する他、10月中には岐阜の可児、埼玉、福岡などで一回上映があるようだ。

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金曜晩の首相官邸前抗議はその後も続いている。昨晩などはお天気もすぐれずどうだろうと思ったが、参加者の温度は下がっていない。一応脱原発に限った抗議行動ではあるが、事ここに至ると、参加者が次々に行う一分スピーチにも「オスプレイ」や「対米従属」といった用語が混じるようになってきた。スピーチを聞く限り、みな領土をめぐる喧騒からは冷静に距離をとっている。夕方から晩にかけての風を感じながら屋外でふつうのひとびとが声を挙げるのを聞いていると、開放感があって心がほぐれる(ときに政党の代表者のこなれたスピーチが混じると、少しトーンダウンする)。なお昨晩は抗議行動の後20時から同じ場所で「ふくしま集団疎開裁判」の催しもあった。福島のこどもたちを一刻もはやく被爆から救わなければならないという緊急のアピール。足を止める人がわらわらと増えるのを警官たちが取り囲もうとしたが、主催者が必死に散らしたため、警官たちはその脇に一列に整列した。帰り際に見たらどこまで続くかわからないほどの長さであった。なぜこんなに集められたのだろう?夜遅くまでまことにお疲れ様っす。

2012年9月30日

20120930晩

テレビではもっぱら台風情報、IWJで普天間基地ゲート前の中継。

http://www.ustwrap.info/multi/iwj-okinawa1::iwj-okinawa2::iwj-okinawa3

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