2012年5月5日(土)ピカピカの快晴のこどもの日、原発ゼロを迎える記念日のデモ@芝公園に参加してきた。暑いほどの日差しの下で呼びかけ人や賛同者のみなさんのお話しをきく。泊原発の反対運動をやっている人や、韓国の社会運動の父と呼ばれる人なども来ていて、大いに盛り上がった。15時前には閉会し、芝公園付近のデモ行進に入って -途中にデモ妨害の人や街宣車がいて雰囲気が悪くなるところもあったがー、何とか無事終了。しかしデモのアピールには考えさせられるところもあった。原発ゼロが達成された後、デモは何を叫ぶのか?
もちろん「再稼働反対」の声は大いにあげなければならないだろう。しかし「原発やめよう」だけでは(いや、「子どもを守ろう」とか「タケノコ食べたい」(笑)とかも叫ぶんだが)不十分に違いない。おそらく、脱原発デモ自体が曲がり角にきているのだ。数的にみても、いてもたってもいられず6万人の人がデモに押し寄せた昨年9月の集会から考えると、たとえ全国各地でさまざまなデモが催されるようになったとしても、今回の5500人(主催者発表)はずいぶん少ない。運動を持続することのむずかしさがこのあたりにあるのかもしれない。しかしこのたびだけは、かつてのように次第に下火にしてしまってはならない!打開策を考えなければ!
まーそれでも例のデモ友は結集し、回数を経るにつれて熟練デモ隊になってきた(あるいはだんだん派手になっているだけ?)
デモ行進が終わってみんなで浜松町あたりのカフェバー(というのかどうか)に入ると、お客の大半はデモ帰りの集団で -デモ友のみなさんのご友人にも偶然会ったりして―、何だか和やかな気分になる。こうして穏やかにかつしつこく考え続けていくことが、とりあえずの方向性だろうか。