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2012年2月 アーカイブ

2012年2月11日

デモに行く朝はキヨシロー

はい、今日は代々木公園でデモの日ですねー。幸いお天気もいいので、ちっと寒いけれど、そこそこの人出にはなるだろうか。風に吹かれて歩くのは気持ちよさそうだ。

さて昨日はこの間手がけてきた2冊の本ができあがって、とてもとても嬉しい日であった。
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『核のある世界:未来を切り開くために』は昨年7月におこなったシンポジウム「核と未来」とその後の広河さんへのインタヴュー「アフターフクシマ」、さらに2008年7月に行った「核と現代」の基調講演部分も集めた記録誌である。読み直すとなつかしく、作り手がいうのもナンだが、なかなか読みごたえがある(はは)。また『窓の向こうの「力」 -「生」の声を聞く』は中山ゼミ有志の沖縄合宿をきっかけとする論考集で、これまたなかなかしっかりしたものができあがった。とにかく、めでたいっ


ちょうど晩には、『核のある世界』の強力な編集協力者の二人の留学壮行会を予定していたところだったので、タイミングよくダブルお祝いとなった!山猫印刷のMさま、チョー感謝ですーーー。

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写真をとるタイミングがちょっと遅かったですね...(ボスが不在...)

2012年2月29日

およそ1万2千人(遅ればせの報告)

気がつけば2週間以上経ってしまったが、2月11日のさよなら原発集会&デモにはおよそ1万2千人の人びとが集まったそうだ。主催者の大江さんや落合さんのスピーチもよかったが、社会派アイドル藤波心ちゃん(中学3年生)のスピーチの切れ味が抜群であった。「最後にふるさとを歌います!」と言いアカペラで歌っても「寒い」シメにならないのは相当の力量である。寒いどころか多くの観客の感動をさそっていた(少し泣いた)。で、先日デモ友のIさんがその時の写真を送ってくださったのである。ありがとうございますー!さっそくスキャンしてアップしちゃいます。

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可愛いといわれて気を良くしていた当方手作りの「さよなら原発」フェルト旗は、「よ」の字が与太っている...。デモ中にメディアのカメラが来るとこれを大いに振ってみたのだが、取り上げられないワケだ...。まっそれはいいとして、一緒に写っている卒業生Dちゃんは音楽修行でまもなく渡米とのこと。がんばれー!!達者でなー!

2012年2月 9日

読者は誰か?

とある原稿依頼があって、昨今またゲーム理論関係の文献を読み直したり足したりしている。早いもので拙著を出してからそろそろ2年(在庫はまだ在る。うーん)、その後の研究の進展を見ようとして、あらっ 当時すでに出ていた文献の見落としを発見したりする、とほほな日々でもある。
さて、そんな文献の一つに、『もっとも美しい数学 ゲーム理論』(トム・ジーグフリード)があった。原文は A Beautiful Math でいかにも数学者ナッシュの有名な伝記、A Beautiful Mind(『ビューティフル・マインド』というタイトルで邦訳あり、映画化もされましたねー。ナッシュ役のラッセル・クロウよかったですねー)を意識したタイトルだが、邦題ではその影は見えなくなっており、いや内容もなかなか面白いものの一般向けにはちょっとテーマがコアすぎるだろう!と思ったのだが、なぜかすでに2008年に邦訳されてなんと文春文庫にまでなっている! 
これを探すべく本屋に立ち寄って「文春文庫」の棚をうろついていると、なんとゲーム理論家たちの集ったランド研究所に関する必読文献、A.アベラの『ランド 世界を支配した研究所』も文春文庫になっているではないか! まじ? 数年前、院ゼミで原文か邦訳(単行本)を購入してもらって数千円もしたのに、今や886円。当時の院生諸氏よ、済まない... (でも文庫になったのは2011年の6月だから仕方ないか)。いや、そういう問題じゃなくて、安く手に入るようになったことはよいのだが、ゲーム理論に関する二次文献がなぜこんなに邦訳されているのだろう?いったい誰が読むんだろう... 文庫になったってことは、それなりに読者がみこめるんだろうか...

しかしもっとたまげたのは、ナッシュの数学的論文やノーベル経済学賞受賞スピーチなんかをあつめた専門書 The Essential John Nashという本の邦訳が出ていることであった。『ナッシュは何を見たか』というキャッチ―な邦題がついているが、中身の半分以上はがっつり数学である。いや、たしかにいい本ではあるのだが、しかしホントにこれ誰が読むんだろう...  ぢゃ拙著も買ってよーん、なんてね(そっと言う)。

2012年2月19日

卒業生とジャクソン・ポロック

昨日は、某原稿の手直しはちょっとあるものの週末らしく(学年末の仕事は月曜日まで忘れることにして)家の片づけ仕事などにいそしんでいると、卒業生某Nくんから電話。久しぶりに同期のMちゃんと会っているという。せっかくなので、午後に観に行こうと思っていた『生誕100年J.ポロック展』に一緒に行くことにした。

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独自のスタイルを確立して名声を得ながら飽き足らず追求を重ね、44歳で事故死した画家の人生に、「みんないろいろ大変なんですよね」という二人。ああ、二人も社会人としてさまざまな経験があり、考えたり悩んだりしながら生きているのだなと思う。いやまー、たしかにポロックも大変だったとは思うんですが。

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うひゃー、これぞアクションペインティング。てか、これはある意味楽しそうだが...(展覧会カタログより。)5月6日まで東京国立近代美術館にて。

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