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枇杷会

さて、6/11. 18と二週連続の土曜午後、調布市西部公民館で二回、アイスランド金融危機の映像を用いて話しをさせていただいた。「西部コミュニティカレッジ”人間と核と経済”連続講座(全5回) ~思考停止を超えて、直視する日本そして世界~ 」である。講座担当のIさんが3月の外大イベントにいらしてくださり、このテーマでというご指名だったのだが、果たして当方のような無名大学教員のハナシを聴いてくれる市民のみなさんがいらっしゃるのかどうか、当日まで不明であった。しかし「映画も見られます!」のふれこみがよかったのか、第1回、第2回とも、30-40名ほどの参加者があり(補助椅子も出た)、Iさんの前もってのお知らせ通り、「年齢層は高め」であった。第1回目は例の事情のため終了後すぐに失礼したが、第2回目は質疑応答の意味もかねて、小一時間の「茶話会」の時間が設けられている。おりしも、公民館の外にある立派な枇杷の木がたわわに実をつけており、フレッシュなもぎたての枇杷と紅茶をいただきながらの会合となったので、「枇杷の木のふもとの茶話会」、略称枇杷会と名付けておこう(?)。ちょっとピンぼけですが、写真を。

biwa.jpg
はうーん、枇杷かわいーいん!そして素晴らしくジューシーかつ美味でございました。
さて枇杷会では、はじめはぽつぽつとアイスランドに関する質問や日本の経済どうするという話も出たが、ほどなく「脱原発」論議となった。参加者には市民運動に携わる人なども多く、問題意識も高くて、特に女性の元気がよい。アイスランドの「キッチン革命」(The pot and pan revolution)を地で行くようなみなさんである。次第に盛り上がって形式ばらない「フリーディスカッション」となった頃には、およそ「素面の飲み会」状態であった。要は「頼りにならない政治はあてにせず、いかにして市民の機運を大きなうねりにするか」である。こうした市民講座などの場所に集うような人々はきっと全国にいるはずであり、当方としても大いに勇気づけられた。学期中の繁忙期であったが、がんばって準備して行ってよかった!ありがとうございます!!

おまけ:
20110410demo.jpg

実はIさん(中央です)や参加者の一部のみなさんとは、デモ友達なのさっ (2011年4月10日芝公園のデモですー。桜がキレイ。実はこのときに依頼されたのだ…)

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2011年6月21日 23:03に投稿されたエントリーのページです。

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