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2010年3月 アーカイブ

2010年3月 6日

3月に入ったが

怒涛の2月にダウンして、復帰するやいなや入試などなどの仕事があり、文字通り「あっ」という間に2月が終わってしまった(オリンピックも少し観た。てへ)。拙著にコメントをくださる方々もあり、日々「幸福の手紙」をもらうような気分なので、これからは御本をいただいたときには、もっとちゃんとお返事しようと気持ちを新たにしている。
 その間、〆切の近い原稿、〆切をとうに過ぎている翻訳に交互に(苦しい;)とりかかっていたのだが、そこに記録誌の原稿チェックが入ってきて、仕事の性質が完全にバッティングしている。昨年2月のなつかしの金子勝さん講演から、先日のカイエセミナーまで、三つほどの企画の記録で、けっこう面白いものができる(自画自賛ってヤツ)のだが、時間が足りない。これも3月の10日過ぎに〆切である。さあ今夜もがんばろう!

追・そういえば先日、NHKの海外ドキュメンタリーで、「アメリカでもっとも危険な男」をやっていた。ランド研究所にいたD.エルスバーグに関するもので、当方、何ならアメリカまで観に行こうかと思ったぐらい(そんな暇がどこに?)観たかったものだ。予想にたがわず、とても面白かった。研究ネタとしては、先を越されたーというところだが、誰かが明らかにしてくれるのもよい。次の研究はその先へ行けるからだ。岩波の『世界』では回想録の連載もやっている。豊かな情報をもとに、考えたいことがいろいろある。

2010年3月14日

「普天間問題に関する声明」続編として

2010年1月なかごろに出された表記の件の声明を、拙ブログでも一度紹介させていただいたが、その続編としてのシンポジウムが3月20日(土)に行われるとのことである。ようやくご案内が来たので、下に転送させていただこう(なぜかご案内も地味で、これで人が集まるのかどうか心配になる…。われながらおせっかい;)

*****
<シンポジウム「『普天間』――いま日本の選択を考える」>
        ――日米安保と環境の視点から――

               主催  法政大学沖縄文化研究所
                   普天間緊急声明呼びかけ人

現在、鳩山政権にとって最大の“難題”といわれているのが、沖縄の普天間
基地問題です。この問題は、沖縄県民だけの問題ではありません。仮に日米安
保を容認し、その「抑止力」を必要とすると考えたとしても、負担は日本国民に
平等でなければなりません。普天間問題が日米安保体制そのものを脅かすほどの
重要性・緊急性を持っているのか、大いに疑ってみる必要がありますし、さらに
は、この問題は、そろそろ冷戦時代の安保条約や「抑止力」論という発想から脱
却しなければならないことを要請しているともいえます。

2010年1月に公表された340名の本土の学者・知識人の緊急声明は、普
天間基地の県内移設(新設)に反対する意思を表明し、米国政府には日本国民が
十分時間をかけて議論できるよう、圧力をかけないことを要請し、また日本国民
には、冷戦思考からの脱却と敵のいない東アジア地域を作り上げていく努力と議
論を始めることを呼びかけました。

本シンポジウムは、この声明の趣旨を受けつつ、より広く、また深く、普天間を
はじめとする沖縄基地問題を考え、議論していく、第一歩として企画されたもの
です。2つの観点からこの問題を考えます。

第1は、基地をもたらしている日米安保体制と米軍再編はどのようなものであるか、
そのオルタナティブは何か、を追求することです。第2は、基地によってもたらさ
れた(あるいはもたらすだろう)環境破壊、地域破壊を明らかにし、沖縄の未来を
構想することです。


挨拶 増田寿男(法政大学総長)
発言 加賀乙彦(作家)宇沢弘文(東京大学名誉教授)ほか
講演 桜井国俊(沖縄大学長)、佐藤学(沖縄国際大学教授)
パネルディスカッション 
司会・遠藤誠治(成蹊大学教授)
桜井国俊・佐藤学・宮本憲一・古関彰一・明田川融(予定)
 
【日時】2010年3月20日(土) 午後2時~5時
【会場】法政大学市ヶ谷キャンパス外濠校舎6階 薩?(さった)ホール
 (JR総武線市ヶ谷駅・飯田橋駅、都営新宿線市ヶ谷駅、東京メトロ有楽町線
  市ヶ谷駅または飯田橋駅、東京メトロ東西線飯田橋駅、東京メトロ南北線
  市ヶ谷駅または飯田橋駅、いずれも徒歩10分)【資料代】500円
【お問い合わせ】futenma.sympo.q@gmail.com 
【予約】futenma.sympo@gmail.com(予約は不要ですが、人数把握のためあらか
じめ連絡いただければ幸いです。お名前、連絡先、所属を明記してください)

2010年3月20日

シンポジウム「普天間」行ってきました

前回、ご紹介させていただいたシンポジウム「普天間 -いま日本の選択を考える:日米安保と環境の視点から」を聴きに、法政大学に行ってまいりました。加賀乙彦さん、宇沢弘文さんのご発言に続いて、沖縄大学長の桜井国俊さん(下記写真)、沖縄国際大学教授の佐藤学さんがご講演、後半は川瀬光義さん、古関彰一さん、明田川融さんも交えたシンポジウムで、司会の遠藤誠治さんのお話も含め、めちゃめちゃ情報に富んで密度の高ーい御発言がなされ、さらに情報満載の資料を500円でもらって、超お得感!(?)のあるシンポジウムでした。優れた仕事をする人々の一端に触れて、元気が出ました。来場者300人とのことでしたが、もっとたくさんの人に聴いてほしかった!

DSCF0609.JPG

休憩時間には関連書籍の販売もなされたので、シンポジウム中に紹介された屋良朝博『砂上の同盟』などを競って買い求めた(結局全部、売り切れたらしい)。

これは実は連続企画になっているそうで、次回は4月17日(土)午後2時から@早稲田大学、国際会議場(第一会議室)で、とのことである。持続的に応援していきたい。

2010年3月27日

2009年度はあと数日

いましがた、拙HPにアップしたところだが、昨日は外大の卒業式だった。ありがたいことに拙著の出版祝いと昇進祝い(来る4月から)も祝っていただいた。ふと思い立って、いただいたお花とプレゼントを激写!

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よくわからないかもしれないが、ソムリエ・ナイフとストッパーと何かのリング(なんだろう)のワイン小物セット。そういえば、熊大時代にもらったお祝いは巨大ワイングラスだったっけ…。学生さんからのナカヤマ評って一体…。

卒業式が終わると年度の行事もほぼ終わりである。今年はまだ納品や会計処理が終わらず苦戦だがー。もうひとつ終わらないのがアリギの翻訳プロジェクト:もう少しなのだが、時間がかかる;あと一息、あと一息と自分に言い聞かせながら、走っているマラソンの心境である。アリギの一周忌の6月までに出版できればいいのだが、もう無理?

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