« NHK政治マガジンの良記事について~荻上チキ「これは政治スキャンダル」 | メイン | 言語音考 »

条件反射制御法〜Conditional Reflex Control Technique

条件反射制御法〜Conditional Reflex Control Technique

という言葉(日本語の方)が、
荻上チキSession 22の昨日(2019.9.23)の放送で出てきていて、
https://www.tbsradio.jp/412233

それは、ストーキングとか、依存症の治療として、
使われるテクニックだということだったんだけど、

それを聞いて、以前の同性愛治療っていうのも、
その手のものだったんじゃないかなと
直感的に推測しました。

そこで日本語で、「条件反射制御法 同性愛」で検索してみても
大したものは上がって来なかったのですが、

英語で、「conditional reflex control technique homosexuality」で
検索したら、出てきましたよ。

Kurt Freund: The Beginning of the End of 'Gay Conversion Therapy' in the 1950s
https://brewminate.com/kurt-freund-the-beginning-of-the-end-of-gay-conversion-therapy-in-the-1950s/

チェコの精神科医Kurt Freund(クルト・フロイント)が
1962年にチェコ語で、1963にドイツ語で出版した本で、
「同性愛的性的指向(当時はまだその用語じゃなかったでしょうが)は、
 変えることができない。」
ということを指摘して、それによって、一部の法改正にも繋がった
という話です。

素人目に考えても、もし、同性愛的性的指向を
条件反射制御法(同性に対する性的欲情に、なにか
マイナスの刺激を与えることによって減じていこうと
する方法)というのが、ある程度成功することがあったとしても、
それは、同性に対する欲情を感じたときに、
なんらかの心理的な痛みを感じるように条件付けられて
避けるようになるということがあるだけであって、

異性への興味が芽生えるようには、どう考えても
ならないでしょう。というように思います。

その他、上記の検索語で、色々上がってきたのですが、
どれも興味深かったです。

でも、英語のものばかりですので、
英語が読めるかたは、検索してみてください。

About

2019年9月24日 12:27に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「NHK政治マガジンの良記事について~荻上チキ「これは政治スキャンダル」」です。

次の投稿は「言語音考」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。